©jazz3311 – shutterstock.com
お二人の結婚が決まったら一番はじめにやることは両家の親への結婚の挨拶をすることです。とても緊張するシーンとなりますが、これから結婚を迎える前のとても大切な場面です。はじめてのシチュエーションで何が正解かわからず不安に思ってる方が多いでしょう。そこで、どんな流れでどんな準備をするのか、好印象を持ってもらい気持ちよく承諾を頂けるためのマナーなどをご紹介します。
目次
結婚の挨拶の時期と順番、場所
結婚の挨拶の時期
プロポーズをしてお互いが結婚の意思を固めたら、両家の親に報告します。両家の親に報告してから挨拶するまでの期間はなるべく短い方がよいでしょう。通常は報告してから1~3カ月以内に挨拶に向かうことが多いです。報告から挨拶まで長い時間を空けてしまうと、両家の親を心配させてしまう可能性があります。実家が遠方にある人は、お盆やお正月の帰省に合わせて挨拶に行く方も多いようです。両家の親の報告の前に、お二人で挨拶の時期を決めておくと流れがスムーズになります。
結婚の挨拶の順番
挨拶にいく順番は、女性の実家へ男性が出向くのが先という考え方が一般的です。しきたりや風習を重んじるご両家の親であれば、この順番は守った方がよいでしょう。女性の実家が遠く簡単に行けない場合は、お互いの両家の親に了承を得てから順番を逆にしてもよいでしょう。礼儀をわきまえることにとらわれすぎず、お互いと家族の意思を尊重してことをすすめてください。
結婚の挨拶の場所
結婚の挨拶の場所は、お互いの実家に出向きます。訪問時間はお昼をさけた午後2時くらい、滞在時間は2~3時間が最適です。理由があって自宅ではない場所で挨拶をする時は、駅から遠くないアクセスが簡単なホテルのラウンジやティールームなど、会話の妨げにならないゆったりとした空間を選びましょう。この場合もお昼の時間をさけるのがベターですが、和やかな雰囲気で食事でも行きましょう、となった場合、近くのランチできるお店の候補をみつけておくと安心です。
服装や身だしなみのマナー
身だしなみで、印象は大きく左右されます。人となりが判断される大切なポイントですから、こちらも事前準備はしっかりと。男性であれば、スーツがおすすめです。スーツとシャツにはしっかりとアイロンをかけ、しわのないように。しわがあると、だらしない印象を与えかねません。女性であれば、ワンピースや膝丈のスカートなど、流行やシーンに左右されない清潔感を与える印象となるものをチョイスしましょう。意外と忘れがちなのが足元。男性・女性ともに、靴は汚れがないよう磨いておきましょう。女性は、ピンヒールは避けたヒールタイプのものを選ぶと良いでしょう。また、基本的なことですが、靴下やストッキングは毛玉や穴が空いていないか、確認をしておきましょう。
プラスして、女性はメイクや髪型、アクセサリー、ネイルなどにも気をつけなくてはいけません。派手な印象になるものは避け、なるべくナチュラルな目立たないものにしておきましょう。
両家の親へ手土産の準備
何を用意すれば良いのか、喜んでもらいたいという気持ちも大きいだけに悩んでしまいます。基本的には、「後に残るもの」よりは、「消費できるもの」が無難です。洋菓子や和菓子、お酒がお好きなご両家の親にはお酒などもおすすめです。また、切り分けるものよりも、個装されているタイプが良いでしょう。手土産の相場は3000~5000円程度とされているので、この値段内で探しましょう。ご両家の親の好みをリサーチしておき、ご自宅の近くで購入するのではなく、リサーチした好みに合せて、前日までに用意をしておくのがベストです。自身の出身地の名産品などを用意すると、地元の話に花が咲くこともあり、会話が弾む可能性があります。
両家の親との会話
挨拶当日は、緊張してなかなか普段通りに出来ないもの。相手のご両家の親の出身地や好物、趣味などを聞いておくと、話題が途切れることなくスムーズに会話が進むでしょう。会話の中で自分の両家の親に関する質問をされることも想定して、自分の両家の親について話せるように準備しておきましょう。また、男性の場合、現在の仕事内容(聞かれても良いように収入なども)結婚後の生活設計を尋ねられることもあります。特に収入面などは、ナーバスな部分でもありますが、その部分をしっかりと将来設計も含めて自信を持って話すことが出来ると、安心して頂けるポイントとなります。
もし相手の親から反対されたら…
万が一、相手の親から反対されてしまったら、その日は一旦引き下がり二人でその後の対策をたてましょう。せっかく挨拶に行ったのに悲しい思いや怒りがあるかもしれません。しかし、ご両家の親は大切なお子様を本当に託していい相手なのか心配しているのです。反対するにはそれなりの理由があるはず。冷静になって反対される原因を探り、どう対処すれば安心してもらえるかを考えましょう。結婚は家族の問題でもあります。焦らず、全員が幸せになれるような解決策をみつけていきましょう
親への結婚挨拶の前に準備する事と守りたいマナーまとめ
当日は、お二人はもちろんご両家の親も緊張しているものです。その空気感に影響されて、緊張しすぎて大事なことを伝えすに終わってしまったという方も多くいらっしゃいます。そうならないために、準備は確実に、流れをしっかり頭に入れて当日を迎えましょう。いくら緊張していても誠実な態度で向かい合えばきっとわかってもらえるはずです。リラックスしてご挨拶できるよう頑張ってください。