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結婚が決まると、次におこなうことが周囲への報告です。結婚は家と家の繋がりになることから両親に始まり家族、祖父母、親戚にも結婚の報告が必要になってきます。ですが、結婚式前に親戚にも挨拶回りが必要なのでしょうか?また、おこなう場合、職場や友人たちへの報告のように自分たちで進めてよいのでしょうか。親戚、祖父母への結婚の挨拶をスムーズにおこなうために気をつけておくことや、マナーなどご紹介します。
目次
親戚の挨拶回りが必要な場合
挨拶回りが必要なとき
挨拶回りに行く際は自分たちだけで計画せず、親に相談して、親戚付き合いの深さを確認してから決めることが大切です。住んでいる地域や場所によって挨拶回りのマナーは異なるので、自分たちで判断するのは難しいかもしれません。家同士の付き合いが深いところでは、親戚への挨拶回りは当然とされているところもあります。親戚への結婚の報告は基本的に結婚する本人ではなく、親からおこなうことが一般的。ですが例外として、親や自分が個人的に親しくしていたり、家と家が近く普段から顔を合わせている親戚には、直接自分たちで挨拶に行っても問題ありません。事前に親へ伝えておき家族で認識を合わせてから挨拶に向かいましょう。お盆やお正月に合わせて結婚の挨拶するということもできますが、親戚の集まりへ出向くのは結婚後からでよい場合もあります。こちらの場合も親との意見を合わせておこないます。
挨拶回りに行かない場合
直接挨拶に行かないことを決めるのは自分たちの判断ではなく、親との相談の上で決めることがよいでしょう。挨拶される側の親戚に親からの報告で十分と言われるときもあります。親戚側からそのような申し出がある場合は、結婚式に改めてご挨拶させていただく旨を親に伝えてもらいます。実家と離れた親戚が多い場合は挨拶に行くことが難しいので控えてもよいでしょう。その際は結婚の報告をはがきなどで入れておくと、直接挨拶しなかった親戚に対して丁寧な印象になります。その際もはがきだけで大丈夫か親に確認をします。
親戚の挨拶回りの流れ
挨拶に行く範囲
祖父母、叔父、叔母、いとこの範囲にします。祖父母の場合は祖父母の体調や状況に応じて決めます。叔父、叔母、いとこは親と相談して家との関係性によって、挨拶に行く行かないは考えましょう。遠方の場合は宿泊先や食事など相手の親戚に気を遣わせてしまうので、いずれの場合も自分たちの自宅や実家から近い場合に挨拶へ向います。
挨拶に伺うタイミング
両親への結婚の挨拶が終わった後の、結婚式の半年前~3カ月前に済ませます。日程や時間帯の確認は自分たちでおこなわずに親から連絡を入れてもらいのがスムーズです。こちらから提案する場合は食事の時間帯を避けた、休日のお昼過ぎから夕方頃がよいでしょう。
親戚の挨拶回りに行くときのマナー
挨拶回りに行くときのマナーで、まず気をつけたいのは服装。先方の印象に強く残るので、細かいところまで気を配りましょう。ラフな服装は避け、男性はネクタイまでは必要ありませんが必ずジャケットを羽織り、革靴を着用することが理想です。女性は派手な色や黒のコーディネートは避け、清潔感が感じられるワンピースなどを着ていきましょう。二人で色柄に統一感がある着こなしも好印象を与えます。手土産も挨拶回りに大切です。手土産の内容は食品や消耗品にし、金額は2000~3000円程度にします。訪問先の近所での調達は避け、のしをつけるつけないは親に相談をしておきましょう。
結婚の挨拶で親戚に挨拶回りに行く場合の流れまとめ
結婚が決まって両親の挨拶が済むと祖父母や親せきへ挨拶回りをするかどうか考えますが、親戚は家同士の結びつきや付き合いの深さで、対応の仕方が変わるもの。自分たちの結婚だから自分から挨拶をしておきたいと思うものかもしれませんが、まずは親から結婚の報告をしてもらい、挨拶に行く行かないは親に相談して決めましょう。挨拶へ行く場合は、服装や手土産などマナーに気をつけて失礼のないようにしておきます。直接会いに行って報告することは挨拶される側も礼儀正しい印象を持つので、今後の親戚付き合いもよいスタートにできます。二人だけでなく家同士の付き合いになるので丁寧な報告を心がけたいものですね。