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結婚式二次会のゲスト招待で、誰を呼ぶか、どこまで呼ぶか、誰が呼ぶか、ゲストのリストアップの範囲や、新郎新婦と幹事どちらからゲストを誘ったらいいのかなど、非常に迷いやすいケースがたくさんあります。また、披露宴から招待している人・二次会のみ招待したい場合など、判断が難しい招待の基準をまとめました。
目次
結婚式二次会のゲスト・招待人数の平均と呼ぶ人の範囲
一般的な二次会のゲスト招待人数は50人~60人が平均と言われています。ですが二次会のゲスト数は、新郎新婦の考え方やテーマによって招待範囲と人数にきわめてばらつきがあるのが現状で、20人程度の二次会もあれば、200人以上の二次会もあります。新郎新婦がどのような二次会にしたいのか、ゲストの招待の基準について、お互いの意見のすり合わせが非常に大切です。それによって「呼びたい範囲・呼びたいゲスト」を決めましょう。
以下は、ゲスト数別の招待範囲の目安です。
20~40人
本当に親しい友人や同僚のみを招待できる範囲。ゲスト1人1人としっかり会話ができて、きめ細やかなおもてなしできる範囲です。
50~60人
一般的な二次会の招待人数。披露宴に招待できなかった友人や知人など比較的呼びたい人を呼びやすい人数。ゲストもそこまで多くないため、アットホームに盛り上がれる範囲です。
70~80人
仲の良いグループ内・仕事の同僚で呼びたい人はほぼお声がけできるゲスト数。全員が盛り上がれるゲームや参加型イベントなど、ゲストを飽きさせないようプログラムにメリハリが必要な範囲です。
90人~100人以上
人生の節目節目で仲の良かった人・グループ・縁ある人をほぼすべてお声がけできる人数。スムーズな受付・司会進行や、テーマを明確にした演出内容などパーティ内容を幹事とともにしっかり計画する必要がある範囲です。
結婚式二次会のゲスト・招待の基準
結婚式二次会は挙式・披露宴とフォーマルな儀式・パーティ後のアフターパーティとしての位置付けで、無礼講でカジュアルな雰囲気であることが一般的です。そのため、ゲスト同士が打ち解けやすい、あまり気を使わない間柄であるほうが望ましいとされています。
二次会に主に招待したい人
二次会パーティはカジュアルでアットホームなイメージを持つ人が多いと思うのですが、年齢や考え方が近い人が多いほど、また共通の話題をもっている人が多いほど、大人数でも会話が弾んでゲスト同士が打ち解けやすくなります。
【二次会に招待するゲスト例】
・学生時代の友人
・社会人になってからの友人
・仕事でつながりのある仲の良い人・同僚
・趣味の仲間
・お世話になった人、恩人
一般的には招待しない人
ゲスト同士の間でも気を使わせてしまう関係性のゲスト、カジュアルな場で十分なおもてなしができないため招待することが失礼にあたる立場のゲストは、一般的には招待しないケースが多いです。
【二次会に招待しないゲスト例】
・家族・親族
・上司・目上の人
・年配の人
披露宴の参加有無による二次会ゲストの招待範囲
ひと昔前は披露宴から参加した人がそのまま二次会にも参加するケースが多かったのですが、現在は披露宴の規模もカップルそれぞれになってきているため、二次会から参加というゲストも増えています。
披露宴から招待した人
ほとんどのカップルが披露宴に出席したゲストにも二次会招待のお声がけをしています。ただ、披露宴・二次会と続けての出席は金銭・時間両面でゲストに負担がかかるもの。二次会会費や待ち時間・移動距離などの面で、披露宴参加ゲストに配慮した計画と誘い方を工夫しましょう。
仲は良いが挙式・披露宴に招待できなかった人
会場の席数のや予算の都合で招待できなかった仲の良い人や、挙式・披露宴は親族と身内のみで招待範囲を広げず友人や親しい人を二次会メインで招待するようなケースが増えています。二次会のみの招待は気が引けるという声もありますが、席数の関係や親族中心の披露宴など明確な理由がある場合はゲストに伝え、気兼ねなく二次会を楽しんでもらうよう誘い方に配慮しましょう。
結婚式二次会のゲスト・範囲はどこまで呼ぶか
グループ重視の呼び方
二次会にゲストを招待する際は、「仲の良いグループはまとめて招待する」という呼び方があります。友達は一対一の付き合いというよりはグループ何人かで仲が良い関係を築いていることが多いためです。また、グループでの参加であれば、パーティ中ゲストが話す人がいない、ポツンと独りぼっちになるなどの心配がありません。サークル・同級生・趣味の集まりなど、できるだけグループでの参加を呼び掛けるのが盛り上がる二次会のコツです。
会場のキャパシティ重視の呼び方
仲の良いグループ全部を全て招待すると、会場に収まりきらなくなってしまう可能性があります。また、ゲスト人数が多いパーティは集団をまとめるのが非常に難しく、幹事に相当負担をかけます。そのため、呼びたいグループ・メンバーが多い場合は、会場のキャパシティに合わせてグループごとに人数を決め、バランスよく招待する呼び方があります。
テーマ重視の呼び方
新郎新婦が二次会パーティのテーマや趣旨を決め、それに合わせたゲストを招待する決め方もあります。「人間関係のしがらみなく本当に呼びたい人だけ呼びたい」や「今までおせわになった人全員呼びたい」など、招待範囲のテーマは新郎新婦によって自由です。その分、ゲストがパーティを楽しめるように配慮する必要が出てきます。
結婚式二次会の出欠をゲスト本人の判断にまかせるケース
ゲストとして二次会にぜひ招待したいが、招待することで負担をかけてしまったり、悩ませてしまうケースがあります。そういった場合は
・個別に連絡を取る。
・出欠の最終判断までの返信期間を他のゲストより長めにとる。
・出欠がギリギリの判断でも臨機応変に対応できるようにしておく。
・もし出席してくれる場合を想定し、不安要素をできるだけ取り除く配慮をする。
といった配慮が必要になります。
出席が心配だが声をかけないことも失礼にあたり迷うケースもあるでしょう。
以上の点に配慮していることをゲストに明確に伝えた上で、最終判断をゆだねましょう。
二次会のみ参加の遠方に住んでいるゲスト
挙式・披露宴から招待しない場合、遠方に住んでいるゲストを二次会のみに招待するのは交通費や宿泊代・お車代のことを考えると難しい面があります。ただ中にはゲスト都合で二次会からしか出席できないケースや、席都合で友人は二次会からしか招待できないなど、いろいろなケースがあります。お車代や会費などできうる限りの配慮を提示して、ゲスト側の判断にまかせましょう。
小さい子供がいるゲスト
小さいお子様がいる人を招待するかどうかを考える際、子供連れでの参加がOKかどうかを事前に検討する必要があります。二次会は夜開催が多く、お酒も入るため、子供にいい環境とは言えません。会場も子供がOKかどうか確認する必要があります。子供を預けて出席できるようなら問題ありませんが、お声がけする前に、お子さまと一緒に参加できる方法も選べるように確認を取ってから招待するとゲスト側も判断しやすいはずです。
マタニティ期間・妊娠中のゲスト
マタニティ期間がどれぐらいかや気温で大きく体調が変わりますし、メンタル面でも非常にデリケートな期間です。また、初めての妊娠の場合には体調の変化の予想が立てづらく、最後まで出欠が分からないという面もあります。招待する場合はできるだけゲストの体調の変化に寄り添い、出欠はギリギリまで判断をゲスト側にまかせましょう。
グループではなく単独参加のゲスト
二次会では話し相手がいる仲の良いグループ同士の参加が可能なように配慮して手配しますが、グループではなく個人で仲が良い場合や誘ったグループがほぼ欠席だった場合など、単独参加のゲストが出てくる可能性があります。そういった場合は、その状況を早めに相手に伝え、出欠の診断をゆだねましょう。また、誰か別の話が合いそうな友人を事前に紹介する、気にかけてほしいと面倒見のいいゲストにお願いするなど、対策を立てている配慮があるとを伝えましょう。
結婚式二次会のゲスト招待は誰が呼ぶか
招待ゲストリストのピックアップ
新郎新婦
新郎新婦が二次会に招待したいゲストを事前にピックアップします。
招待メール送信前の事前の声がけ
新郎新婦
招待メールを配信する前に、二次会に招待したいことを事前にゲストにアナウンスして、仮の確認を取ります。これで一応出席の意思がある人を再度ピックアップします。
招待状・招待メール・LINEの発信
幹事・または新郎新婦
招待状またはメール・LINEを正式に発送するのは幹事・または新郎新婦が行います。どちらが行ってもかまいませんが、ゲスト管理と混乱を防ぐために、窓口は明確に1つにしましをう。
幹事が発送
メリットは出欠がリアルタイムでわかるので、料理・飲み物の増減や景品など費用予算が正確に立てやすいです。ただし、新郎新婦が個人情報を勝手に流出したと思われる恐れがあるので、メールなど利用する際には配信前に新郎新婦に全ゲストに断りを入れてもらう必要があります。
新郎新婦が発送
ゲストをすべて把握している新郎新婦が招待メールを発送したほうが手間がかからないように見えますが、ゲストの出欠や急な欠席の場合など、対応が遅れてしまうことが考えられます。いかにスムーズに幹事にゲストの出欠を伝えられるか、工夫が必要です。
結婚式二次会ゲストをどこまで呼ぶか範囲と呼び方まとめ
結婚式二次会でゲストをどこまで呼ぶか、だれを呼ぶかの範囲を決める招待の基準を考える際は、二人がどのような二次会にしたいか、ゲストが気兼ねなくくつろげるメンバー構成を考えて招待する配慮が大切です。招待人数や会場のキャパシティで招待できる範囲は決まってきますが、仲の良いグループでの招待を基準に考えると招待範囲を決めやすくなります。招待の基準をしっかり決めることができ、ゲストへの配慮がつたわれば、きっと楽しい二次会になることに間違いありません。