和装の結婚式(和装婚)に映える素敵な会場装花の見つけ方

和のテーブル装花© iStock.com/Sinenkiy

結婚式の雰囲気や印象を大きく決める会場装花はプレ花嫁にとって気になるところですよね。和装の結婚式と言っても、会場装花に決まりや制限があるわけではないので迷う方も多いと思います。どうやって決めていくとよいのでしょうか?和装婚らしい会場装花の選び方のポイントや和装の会場に合うお花の種類、素敵な装花のコーディネートをご紹介します。

和装の結婚式らしい会場装花のポイント

和装に合う会場装花© iStock.com/ansonmiao

色合いや組み合わせを意識する

会場装花を和装婚らしい雰囲気にするには、色の組み合わせが大切です。代表的な組み合わせは「赤×白」で、伝統的なおめでたい印象にできます。赤白にグリーンを入れるとさらにクラシカルな和の演出に。上品な大人のイメージにしたい方には紫がおすすめです。紫はお花に色の幅があるので、濃い色から淡い色でグラデーションを作るとおしゃれな感じがでます。にぎやかな感じでまとめたい場合は、鮮やかなはっきりとした色をミックスした色合いにするとよいでしょう。

花嫁の衣装と合わせる

色打掛は華やかな衣装になるので会場の装花と合わせると和装の結婚式らしさがでます。衣装の色と反対色になるような装花を選ぶと、コントラストがはっきりして和の華やかさがでます。衣装の文様がお花であればそこから装花を選ぶことも素敵に見えます。気をつけることは、衣装と装花に同じ色を使うとかえってどちらも目立たなくなるので、お花の色はグラデーションになるようにして調和を取るようにしましょう。

テーブルクロスや花器を和風にする

和装の結婚式で装花を引き立てるには、和風の花器でお花を活けると雰囲気がまとまります。例えば、花器に青丈や黒の漆器を使うだけで自然と和のテイストに。テーブルクロスは赤や渋みのあるエンジ色、シャンパンゴールドなどにすると華やかさがだせ、装花を引き立たせてくれます。和モダンであればクリアなガラスの花器を使うと和風の装花に洗練された印象がでておしゃれさな演出をできます。

和装の結婚式に似合う花の種類は?

ダリア

白、赤が和装婚では代表的カラー。優雅な大輪のお花で存在感があり、会場装花が一気に華やかになる花です。メインシーズンは7~10月。咲き方にいろいろな種類があるので、それによって会場装花の雰囲気が変わります。

ピンポンマム

菊の一種で丸みのあるかわいらしい形が特徴です。色のバリエーションも赤、白、ピンク、紫、黄色、黄緑とたくさんあります。メインシーズンは秋~春先まで。通年でていますが、夏場はお花が小さいものや本来の色ではないような場合も。ほかの和テイストなお花のアレンジにも馴染むので活躍度が高い花です。

芍薬(しゃくやく)

色や種類がたくさんある芍薬はピンクや白が人気。初夏の5~6月ががメインシーズンになります。花びらがたくさんあり大人っぽい豪華さがあります。洋装の結婚式でも人気なので、和モダンな雰囲気がだせます。

ユリ

上品な美しさのある大輪の花で、結婚式では白が人気のカラー。品種によって開花時期が異なりますが、メインシーズンは4~8月で夏にピークを迎える花です。

あじさい

梅雨の時期がメインシーズンのあじさいは、5~7月の間が多く流通します。ふわっとしていてボリュームがあるので単体で使っても素敵です。青や紫、ピンクなどのカラーが中心なのでグラデーションの装花もきれいにまとまります。

春の花である桜は3~4月の限られたシーズンになります。季節感と和の雰囲気がたっぷりでるので、和装婚らしい演出にはぴったりです。枝ごと使い高さをだして、装花がお花見気分のようにできます。

和装の結婚式におすすめな装花コーディネート

赤×グリーン×白の組み合わせで和の雰囲気をだして

お花を定番カラーの赤、グリーンにして和装の結婚式らしい凛とした印象に。竹使いも和の雰囲気がでます。

さりげなくちりばめた紫が大人の和装の結婚式の演出に

グリーンと白がベースの装花に紫のお花を少し足すだけで大人っぽく上品に仕上がります。

会場の雰囲気に合わせた装花で和モダンに

会場のウッディな雰囲気に合わせて赤とピンクのお花のグラデーションで和モダンに。深みのある色のお花にすることで甘すぎないスタイリッシュな雰囲気がだせます。

カラフルな装花をテーブルコーデで引き締めて和風らしさを

黒のテーブルやゴールドのテーブルランナー使いでビタミンカラーの装花でも格式ある雰囲気になります。

色を使わずシンプルにまとめて洗練された和装の結婚式に

大きなグリーンの枝ものとゲストテーブルは白のお花でまとめてシンプルにまとめることで洗練された印象に。和装の豪華な色打掛も引き立ちます。

自分に合った和装の結婚式の装花を見つけてみよう

和装結婚式のテーブル装花© iStock.com/kokouu

和装の結婚式は格式ある伝統的な雰囲気の中でおこなわれます。装花も和風でまとめることで会場との一体感がでて和装の結婚式らしい演出に。装花のポイントは色合いや衣装、装花に使う花器やテーブルクロスを和風でまとめることです。赤や白、紫、鮮やかな色を使うスタイルが和装の結婚式では定番になります。衣装に合わせるときは同じ色ではなく、反対色やグラデーションにするとよいでしょう。花の種類はダリア、ピンポンマム、芍薬、ユリ、あじさい、桜などがあります。通年でているお花もありますが、メインシーズンがあるので結婚式の季節に合わせた装花選びを意識しましょう。自分のイメージに合うお花を見つけて、素敵な会場装花にしてください。