結婚準備で喧嘩!原因と対策・予防方法

喧嘩しているカップル© iStock.com/Xrobak

結婚が決まり、次は結婚式に向けて具体的に披露宴の内容を決めているところでしょうか。結婚式の日取りや新婚旅行、新居への引っ越しなど結婚準備と言われる間にやるべきことはたくさん。そんな中、お互いの意見が食い違ったりギクシャクしていませんか?そんなお二人に、結婚準備におけるカップルの喧嘩の原因別に、予防と対策を紹介します。喧嘩をしない大切な3つのことも併せて参考にして、楽しく結婚準備を乗り越えましょう。

ほとんどのカップルは喧嘩をしている?

結婚準備と呼ばれる期間、多くのカップルは喧嘩を経験しているといってよいでしょう。これまで別々の環境で育ち、性別も違う二人が一つのことを決定するということは、簡単なことではありませんよね。普段は喧嘩をすることがなかったカップルも、知らなかった互いの一面が見えることで、喧嘩に繋がることも。結婚準備における期間は、夫婦や家族となることへの大切な準備期間とも言えます。

話し合うことを恐れない

結婚準備において、それぞれの価値観や考えの相違は少なからず出てくるもの。相手の性格やタイプを知っていると、「この話をしたら険悪な雰囲気になるかもしれない」など、自分の本当の思いを伝えきれないでいることも、喧嘩の原因の一つだと思います。反対に、思ったことをストレートに伝えすぎることも、喧嘩の原因に。喧嘩が続くと、話し合うことも避けてしまいがちですが、お互いを思い合った話し合いを心がけて、進めていきましょうね。

結婚準備における喧嘩の原因

指輪を眺める女性© iStock.com/AndreyPopov

結婚準備における喧嘩の代表的な原因を見ていきましょう。カップルがいるだけ、喧嘩の原因もあります。しかし、喧嘩が起こる原因は案外、そんなに多くなく難しいことではありません。誰もが実は同じような喧嘩を経験しているのだと思います。

仕事で忙しくて、どちらか一方だけが大変

今は共働きのカップルが増え、多くの女性が仕事を抱えている状況です。もしくは、仕事が忙しいという理由で、女性側だけにほとんどの負担をかけてしまうということも。結婚式への考え方や、捉え方によっても準備に手をかける思いが違ってしまうことも原因でしょう。

結婚準備に親が介入する

まず初めに起こりやすいのが結婚式の日取り、お日柄についてです。お日柄を気にする親はまだ多くいます。最近では、安いプランがあることや、予約が取りやすいなどの理由で、お日柄を気にすることなく結婚式を挙げるカップルが増えています。二人でせっかく決めたことに、親があとから介入してくる。これも喧嘩の原因で多く聞かれる理由です。

披露宴に招待するゲストの人数や顔ぶれで食い違う

両家がそれぞれ呼びたいゲストや、親戚の数が違ってくることで起きる喧嘩。ゲストの人数や、顔ぶれは両家併せてバランスを取るのが一般的とされています。ケースによっては、それだけに当てはまらない場合もありますが、どちらか片方だけに偏ってしまうなど調整を行う上で喧嘩が起こります。

お金について何も考えていないor細かすぎる

考え方の違いだけではなく、地域性や育ってきた環境なども加わり、喧嘩の原因になるのがお金でしょう。地域制が大きく影響する結納の考え方や、地域によるご祝儀の格差なども挙げられます。結婚式にかかる費用についても、自分たちだけで賄うのか、親からの援助をお願いするのかも、揉め事の一つではないでしょうか。

こだわりたい部分が全く違う

披露宴について細かい項目を決めていく上で、起こりやすい喧嘩の原因。披露宴で行う演出はどんな所にこだわるのか、ドレスやタキシード、和服か、チャペルで行うのか、神前式を選ぶのか。それ以外にも決め事の多い結婚式は、喧嘩が起きるきっかけがたくさんあります。

結婚準備の喧嘩 《原因別》予防と対策!

上の項目では、結婚準備における代表的な喧嘩の原因を知りましたよね。では、喧嘩に至らないようにする為、前もって心がけておきたい予防策や、喧嘩の原因別の対策を紹介します。

式場決定や披露宴にかかわる喧嘩

結婚式場を決定する場合や、披露宴での決め事に伴い出てくる喧嘩。和婚か洋婚?式場の雰囲気や立地など、お互いが思い描いていたイメージの相違などで引き起ってしまいます。また、披露宴はそもそも挙げたくない、盛大に挙げたい、またはシンプルに挙げたい。そういったことも大きく関わり、式場決定までに起こりうる喧嘩の内容はさまざまです。披露宴における原因としては、上記でも挙げたように衣装や演出なども含まれます。

《予防》
結婚準備のなかで、一番決め事が多いのが挙式・披露宴です。ウエディングフェアに積極的に参加したり、事前に二人のイメージややりたいことを話し合っておくことが重要です。

《対策》
事前にお互いの思いやイメージ、やりたいことを話し合っていたとしても、ぶつかってしまった場合。本当にそれが必要なことなのか、プランナーなどプロの方に相談するのも良いでしょう。既に結婚式を挙げた先輩カップルに、意見を求めるのもおすすめします。二人だけで解決してしまわずに、実際の意見を聞くことで自分たちのやりたいことを見直せますよね。

お金にかかわる喧嘩

挙式・披露宴にかかる費用や、自分たちが用意できる予算などお金のことにかかわる喧嘩。お金に関わることはとてもシビアで、結婚準備におけるなかで重要なことですよね。お互いが持っている貯金や、二人がそれぞれ考えるお金についての価値観をさらけ出す必要があります。今後の結婚生活にも大きく関わるお互いの金銭感覚は、喧嘩が起こる原因の一つです。

《予防》
まずは、自分たちの予算をしっかりと把握し、共通認識を高めることです。金銭感覚は、育ってきた環境で異なるので、価値観をすり合わせましょう。

《対策》
お金に関わることは、結婚式を挙げる場合、両家の思いも深く関わってきます。自分たちだけの貯金や、用意できる費用で賄える場合でも互いの両親に相談することが重要です。自分たちだけで解決するのが難しくなるのがお金の問題です。どんなことがネックになっているのかをもう一度考え話し合い、予算やかかる費用の見直しをしましょう。

親や親戚がからんだ喧嘩

育ってきた環境や、考え方の違う両家の意見をうまく取り入れようとした時に起きる喧嘩。両家の親や親族などの、意見のバランスを考えることも大切ですよね。風習や地域性も入ってくるため戸惑うこともあるでしょう。どちらか一方の考えや、風習だけを取り入れるわけにもいかず、喧嘩になることがあります。

《予防》
お互いの親とのコミュニケーションをしっかりと取ることが大切です。不満や心配事を両家が抱えないことは、結婚式をスムーズに迎えるために重要です。自分たちだけの意見を押し通すのではなく、お互いの親も交えて話すことをおすすめします。

《対策》
事前に意見を取り入れていても、意見の食い違いが起きてしまうことがありますよね。地域性や風習など古くから持つ考え方の相違や世代の差も原因になるでしょう。そういった場合、自分たちが橋渡しとなって両家の意見の相違を埋めていきましょう。焦らずゆっくりと時間をかけて慎重に進めていけば、きっと解決できます。。

それでも……喧嘩をしてしまった!仲直りの方法

それでもどうしても喧嘩になってしまった……。そんな時は、カッとなってしまった後に、時間を置くことで見えてくるものがあります。大きく3つのことを心に置いて、考えてみてはどうでしょうか。

1.いったん、時間を置いて考えてみる
2.自分が相手の立場だったら?と考えてみる
3.素直に謝る
どんなきっかけの喧嘩であっても、上記3つは大切なことですよね。

結婚準備において喧嘩をしない大切な3つのこと

花束を渡す© iStock.com/KatarzynaBialasiewicz

ここまで喧嘩の原因や、喧嘩が起きてしまう前の予防や起きてしまったあとの対策をみてきました。喧嘩が起きる前に、心に止めておきたい大切な3つのことを紹介します。

話し合いより相談を心がける

「話し合おうよ」と持ちかけるよりも、「相談があるのだけれど」と声をかけられるとどうでしょうか。何か一つのことを決めなければいけない、といった固定観念で相手に話しを持ちかけると、喧嘩が起こる小さなきっかけとなります。お互いの考えに違いがあることを十分に理解した上で話しをすれば、まったく違いますよ。

お金の話ばかりになるなど、偏った話題にしない

偏った話題だけに話を絞ると、どうしても喧嘩に発展しやすくなります。長い時間を要するほど、話し合いの要点が絞り込めないといったことにも陥りますよね。特に、現実的なお金のことは喧嘩に繋がりやすい要因でしょう。その日だけで決めようとせずに、大事なことほど違う日に改めて話すなど、切り替えも重要です。

結婚に関わること以外のことを、二人でする

結婚式の準備は、三か月前ともなるといよいよ本格的に始まります。仕事をしているカップルなら、休みはほぼ結婚式の打ち合わせや、準備に追われ全て予定が埋まってしまいます。これまで通りのデートができる余裕を持つことは、お互いにとってリフレッシュになります。スケジュールが詰まってくればくるほど、意識的に空いた時間を作りましょう。

必要な時間だったと思える喧嘩を

結婚式を挙げるまでの結婚準備は、長い期間を要します。喧嘩の原因は、カップルの数だけあるでしょう。忙しくて喧嘩が耐えなく、結婚をすることさえも迷ってしまう時もあるかもしれません。そんなときは、「喧嘩の原因は譲れないことなのか」「価値観が本当に違うのか」など、いつでも相手の立場になって冷静に考えてみるということが大切なのかもしれません。喧嘩をしたことも良い思い出だったね、と言えるように思いやりをもって大切な結婚式を迎えましょうね。

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