同棲しても結婚しないカップルの特徴について解説！

© iStock.com/ctakasuu

「同棲の先には結婚が待っている」と考える方も多いと思いますが、必ずしもそうとは限りません。

むしろ、同棲をしたのにいつまで経っても結婚の兆しが見えない、そればかりか別れてしまった、なんてケースも数多く存在します。結婚に対して煮え切らない反応をするのは男性側であることが多いのですが、彼らはなぜ、一歩踏み切ることができずにいるのでしょうか。

同棲しても結婚をしないカップルの特徴と、男性側が感じている結婚しない・したくない理由、そしてあやふやな現状を解消する手がかりをご紹介していきます。

同棲しても結婚できない？

あなたは「同棲」と聞いて何を連想しますか？多くの女性は同棲の先に結婚を見据える傾向がありますが、男性側が必ずしも同じ意識を持っているとは限らないようです。

せっかく同棲を始めたのに、「結婚に近づくどころかむしろ遠ざかっている気がする」「はじめの頃は楽しかったはずなのに、今ではダラダラとただ過ぎ去る毎日にうんざり…」なんて状態になってしまっているカップルも少なくはありません。

結婚を目指して同棲したのに、いつまでも煮え切らず宙ぶらりんな関係を続けるのは、とても苦しいことではないでしょうか。この泥沼のような状態から抜け出すためには、男性側の心理を知り、現状の分析をすることが必要不可欠です。

まずは結婚をしない・したがらない男性の意識を探り、もう一度お二人の関係についてじっくり考えてみましょう！

同棲しても結婚できないカップルの特徴

同棲したのに結婚をしないカップルの特徴として顕著なのは、女性に対して男性側が圧倒的に消極的だということです。

仕事が落ち着いてから、もっと収入が増えてから、なんて言葉でのらりくらりとかわされてしまったことはありませんか？その言葉が必ずしも嘘だとは言い切れませんが、もしかしたら真意はもっと別のところにあるのかもしれません。また、その理由によっては、二人の関係について改めて考え直す必要があります。

難しいことではありますが、男性の言葉に耳を傾け、言葉の表面だけでなくその奥に秘められた本音を探れるよう、慎重に話し合いを重ねてみましょう。理由によっては、案外すんなりと結婚に向かうことができるかもしれませんよ。

同棲から結婚が期待できる場合

同棲をしていて結婚の気配が感じられないとしても、決め手がないだけの場合もあります。以下の状態の場合、結婚が期待できる可能性が高いので、きっかけを作ってみてはいかがでしょう。

結婚のきっかけがないだけ

長年付き合っているカップルに多く見られる傾向です。今までなんとなく一緒にいて、きっとこれからも二人でいるのだろうと考えていると、新たな関係に進む必要性も感じられなくなってしまうのかもしれません。このような相手に結婚を急かすと、むしろ逆効果になってしまう場合があります。

そんな時に効果的なのは、まずほんのりと遠ざかってみることです。彼氏以外の人間と恋愛をしろというわけではありません。大切なのは、「あなた以外にもコミュニティがある」という事実に釘を刺すこと。このまま前進も後退もするつもりがないなら、この関係を終わらせるという選択肢も私にはあるよ、という意思をほのめかすことが重要です。

友達と遊ぶ機会を増やしたり、彼氏が介在しないコミュニティに参加してみる程度でかまいませんので、この方法はあまりリスクが伴わないと考えていいでしょう。ベタですが、押してダメなら引いてみろ作戦ですね。

現状に満足している

先ほどご紹介した例とあまり変わりませんが、今のまま関係を変えたくないと考えている場合です。居心地もいいし、結婚の手続きも煩わしいし、親族づきあいも増えて面倒だ…。こんなふうに考えてしまうのも仕方はない面もありますが、なにせあなたは結婚したいと思っているのです。このままでは嫌ですよね。

この場合にも、男性と少しだけ距離を置いてみることは効果的です。相手は現状に満足してしまっているので、それをじわりと突き崩すことで、自然と結婚への意識を焚きつけることができるかもしれません。また、一度距離をとることによって、あなた自身にとっても自分の考えを冷静に見つめ直すきっかけとなるのではないでしょうか。

結婚できるかを見極める必要がある場合

同棲しているのに結婚できないかも…と感じたら、まずは相手の様子を見てみましょう。以下の場合、結婚できる可能性はゼロではありませんよ。

結婚に対する自信がない

「自信がない」という感情は、自身が直面する未来を、漠然としか把握できていない時に生まれます。これを解消するためには、結婚に対して男性が抱いている不安を、一つ一つ解析してつぶしていくことが必要です。

収入面に不安があるなら、お互いの収入の見通しや貯金のペースを具体的な数字を出して話し合い、精神面に不安があるなら、何がどのように不安なのかをきちんと言語化しましょう。

まずは現状をはっきりと認識して、その不安が解決可能か判断しなければなりません。理由によっては、今後の二人の関係についても考えるべきかもしれませんね。

親族との付き合いに不安がある

程度には個人差があるものの、まったくの他人と家族になるということには、それなりの勇気と覚悟が伴うものです。恋人はともかく、その家族ともかかわりが生まれるのですから、不安に思って当たり前です。ただ、面と向かって何度も「面倒だ」と口にする相手には注意しましょう。あなたの親族を大切に扱ってくれない可能性があります。

また、男性の親がいわゆる「毒親」だという理由で結婚に踏み切れないケースもあります。にわかには信じがたいかもしれませんが、息子と結婚した女性を下僕かなにかと勘違いし、横暴の限りを尽くすという人間も世の中には存在します。そんな親からあなたを守るという理由で、結婚という選択をしたがらないのかもしれません。

同じことの繰り返しになってしまいますが、何よりもまずは対話が必要になるでしょう。話し合いなくして、解決は得られないのですから。

同棲しても結婚できない場合

残念ながら、たとえ同棲していても、結婚に繋がらないこともあります。結婚を望むなら、相手との関係を見直した方がいいケースについてみていきましょう。

自由でいたい

男は本能で女性を求めるもの、相手を一人に絞るなんてできるわけがない。こんなふうに思っている男性も中にはいます。自分の恋人がそうだと考えたくはないでしょうが…。

こういう男性は口がうまい場合が多いので、本心を探ることは非常に難しいです。腹の底でこんなことを考えていることが知れたら、周りの人が遠ざかってしまいますからね。

ただ、なんとなく大切にされていない、軽んじられている、下に見られている、という雰囲気を感じ取ることはできるはずです。正面突破が難しい場合には、慎重に目を配って自分で判断する必要があります。

仮に結婚にこぎつけたとしても、自分を尊重してくれない相手と幸せな未来を築いていくのは、あまり現実的とはいえないでしょう。あなた自身の幸福な人生のために、こういうタイプの相手との結婚はあまりおすすめできません。

結婚する気がない

彼女に対し、恋人としてはいいが結婚は考えられないと感じる男性もいます。これはつまり、男性が結婚したいと思う頃には、あなたと別れるという選択をする可能性が高いということです。なぜ男性は、同棲までしている彼女でも結婚をしたくないと考えているのでしょうか。これには大きく分けて二つの原因があります。

一つは、一緒に生活をするうちに女性としての魅力を感じなくなったというもの。距離が縮まりすぎた結果、親兄弟のようにしか思えなくなってしまったというケースです。

この場合、二人の関係を見直す必要があります。なぜなら、男性側はあなたのことを「人間」として尊重しているのではなく「女」としか見ていないという意識の表れだからです。これは決してあなたが悪いのではありません。相手にとって無理に都合のいい「女」でいる必要はないのです。

二つ目は、同棲をするうちに女性側の嫌な部分が見え、結婚をしたくないという気持ちになってしまうというものです。

この場合は、今一度二人の生活を見つめ直してみましょう。月並みな表現ではありますが、親しき中にも礼儀ありです。油断して言葉や態度が悪くなってはいなかったか、相手を尊重する気持ちがおろそかにはなっていなかったかなど、自分に落ち度はなかったかを振り返ってみることも大切です。うまく話し合うことができれば、関係の修復はまだ間に合うかもしれませんよ。