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雨の結婚式を願うカップルはあまりいませんが、お天気ばかりは自分たちでなんともできません。雨になることで、最悪になってしまう結婚式の特徴はなんなのでしょうか?「雨で最悪の結婚式だ!」と思ってしまうケースと、そうならないための対策をご紹介します。
目次
結婚式で雨は最悪?
雨だからと言って結婚式が必ずしも最悪になるわけではありません。雨の中で結婚式を行ったカップルも、「最高だった!」「楽しかった!」と思う人も多いです。結婚式で大切なのは、天気よりも演出よりも、新郎新婦とゲストが楽しく過ごせる環境です。雨でも結婚式を最大限に楽しめる心の余裕を持ち準備をしておきましょう。
ですが、雨だとやはりいろいろ面倒になることはあります。結婚式は雨の場合も想定して、準備を行っていくことが大切です。備えなしで雨になってしまうと「最悪」になってしまいますが、しっかりと対策を行っていれば、雨でも最高の結婚式にできます。
雨の結婚式が最悪になってしまうケース
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雨が降ってしまったことで、新郎新婦もゲストも「最悪」だと感じてしまう、結婚式の特徴をご紹介します。
ガーデンウエディング
ガーデンウエディングが室内に変わっても、ゲストが最悪だと感じることは少ないですが、やはり新郎新婦は最悪に感じてしまうようです。ガーデンウエディングに憧れて式場を選んだのに、演出も全部考えてきたのに、全て雨で台無しになるので最悪に感じるようです。
ゲストが最悪だと感じてしまうガーデンウエディングの特徴は、途中で雨が降ってきてしまった場合や、雨の中屋根を追加してガーデンウエディングを行う場合などです。新郎新婦は「雨」自体を最悪に感じますが、ゲストは「濡れること」や「雨の場合の対策不足」に最悪と感じてしまいます。
花嫁行列のある神前式
新郎新婦とゲストが、2列で神社内を移動する花嫁行列。花嫁の歩くスピードに合わせて進むので、結構ゆっくり歩きます。神社で歩く道は基本「土」なので、雨の中で足元が悪い土の上をゆっくり歩くのを最悪に感じるゲストも多いです。新郎新婦は着替えるので良いですが、家に帰るまで着替えられないゲストからしたら最悪ですね。
外での演出しか考えていない結婚式
外での演出しか考えていない場合、雨で室内に変わった際に演出の少ない結婚式となります。中でも外でも行える演出を取り入れたりと、雨の場合の演出も考えましょう。
写真撮影の予定が変更になる
写真は一生残るもの。雨のせいでこだわりの場所で写真が撮れなくなると、最悪の気分になりますよね。特に集合写真の場合は、屋内だと広いスペースが確保できないと、狭苦しい写真となってしまいます。また、景色が壁になるので、ガーデンでの撮影のような自然溢れる印象がなくなります。
会場までゲストの移動が大変
ゲストが最悪な結婚式だと感じる原因にもなる、「会場までの移動距離」。これに雨が加わると、さらに最悪になってしまいます。特に女性の場合は、ヒールで水たまりをよけながらの移動は大変です。
結婚式が雨になった際に対策できること
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上記の項目で紹介した、雨で結婚式が最悪になってしまうケースへの対策をご紹介します。
室内での結婚式に変更する
ガーデンウエディングは雨でも屋根を付けて行うことができますが、横から雨が入ってきたり、地面が泥で汚れていたりします。ゲストは「ガーデン」よりも、「快適な空間」を好むので、雨の場合は無理やり外で結婚式を行わず、早い判断で室内に変更するのがおすすめです。
神前式はおしゃれな和傘で移動を行おう
神前式の場合は、会場が雨に備えて和傘を用意している場合が多いです。事前にプランナーさんと雨の日の花嫁行列に関して、相談をしておきましょう。おしゃれな和傘を使用すれば、晴れの日以上に綺麗な写真も撮れますよ。
室内で行える演出を考える
外でも室内でもできる演出にすることで、雨の日でも安心です。例えばブーケトスを、ブーケプルズ(複数の糸に繋げ、1本だけあたりを入れる)にしたり、バルーンリリースをバルーンスパーク(風船を割る演出)にすることで、万が一の場合は室内でも演出を楽しめます。
室内で雨グッズを活用した写真を撮影する
雨をプラスに考えて、ゲストにカラフルな傘をさしてもらって写真を撮影したり、みんなで雨グッズを活用した写真を撮るのも素敵です。ミニ和傘を席札代わりに設置して、写真撮影でも使えるようにするのも、雨の日ならではの粋な演出。
ゲストの為にバスやタクシーを手配する
ゲストが濡れないような、移動手段を事前に手配してあげてください。また、もし当日急な雨が振ってしまったら、「会場までのタクシー代は受付で渡すので、タクシーでお越しください」などのアナウンスをしてあげるのも良いでしょう。
雨に備えた結婚式の準備をしよう
備えあれば憂いなし。結婚式を雨で最悪にしない為には、やはり事前に雨を想定した準備も大切です。
雨を想定しておく重要性
年間で1番雨の少ない日でも、雨の降る確率はゼロではありません。なので、結婚式を行う上で雨を想定して準備を行うことは大切です。どの季節での結婚式にせよ、必ず雨の場合も想定して準備をしましょう。
結婚式は雨の多い時期を避けよう
日本で雨が降りやすいのは6月の梅雨時期と、9月の台風時期です。これらの時期を避けて結婚式の日程を決めるだけでも、雨の振る確率を下げられます。
雨に配慮した段どりや準備
万が一雨となった際のために、下記の対策をとりましょう。
- 大雨や台風時の会場の対応やキャンセルに関して、予約前に確認をする。
- 雨の場合のゲストの移動手段を用意しておく。
- 雨の場合のゲスト用タオルなどのグッズを準備する。
- 雨の場合でも行える演出を考える。
- 雨の日にぴったりな飾りつけも考えて置く。
雨の日の結婚式でも最悪は回避できる
「雨」が結婚式を最悪にするのではありません。雨に対する対策不足が結婚式を最悪にするのです。新郎新婦の立場で言えば、希望の演出ができないことが最悪になります。そうならないためには、室内でもできる演出を考えましょう。ゲストにとっては「濡れる」ことが最も最悪です。快適に過ごせる環境さえ整えてあげれば、結婚式を最悪に感じることはありません。結婚式の「雨」は回避できませんが、「最悪」は回避可能です。事前に雨の対策をしっかり考えておきましょう。