3月の結婚式のメリット・デメリット!春らしいテーマで3月の結婚式を成功させよう

木蓮の花の中の新郎新婦© iStock.com/wundervisuals

3月の結婚式は、春の訪れを感じる季節にできる結婚式です。3月は年度末にかかり何かと忙しい時期となります。また、お子さんの入学や卒業など、学校行事に重なるシーズンでもあり、結婚式を挙げる時期としてベストなのかな?と、悩んでしまうカップルもいるのではないでしょうか?

まだ肌寒い日も残る時期ですが、どのような結婚式をおこなうことができるのでしょうか。3月の結婚式を成功させるために知っておきたい、メリットやデメリット、ゲストも喜ぶ3月らしい結婚式のテーマについてご紹介します。

3月の結婚式の割合は?

結婚式のハイシーズンである春や秋に比べ、3月の結婚式は実際どれ位の割合で実施されているのでしょうか?

3月の結婚式は、2018年度に比べ2%アップ

一年を通して結婚式は一番どの月が多く挙げられているのでしょうか?実際にカップルが挙式を実施した月をまとめたグラフを見ていきましょう。

挙式を実施した月の割合

データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019

春や秋などハイシーズンと呼ばれる季節は、前年度と比べると実施数が減っている月が多いことがわかります。3月の結婚式は、前年度は7.5%でしたが今年度は2%アップし、9.5%でした。5月は9.9%、9月は8.5%と人気の月と比べても差がないことがわかります。

避けられがちな月やシーズンは年々少しずつ変化し、自分たちが挙げたい月や季節で検討し、叶えたい結婚式を工夫しながら実施しているようです。

3月の結婚式はどんな結婚式にできる?

ミモザのリース© iStock.com/Povareshka

3月は季節でいえば冬と春の節目にあたります。まだ肌寒い3月初めの早春、中旬は暖かくなり始め、下旬は桜が咲き始める季節です。1カ月の間に気候が移り変わる時期です。3月に挙げる結婚式は、どのような結婚式にできるのでしょうか?

3月はまだ寒い日もありますが、日を追うごとに春の訪れを感じることが多くなります。暦の上では春なので、春を先取りした結婚式にするのがいでしょう。

例えば、会場装花やブーケに、チューリップやミモザなど春の花を使い、一目見るだけで春を感じるコーディネートは、3月の結婚式を明るく華やかにみせてくれます。

また、テーマカラーにピンクやパステルカラーを使って、春満載でゲストをお迎えするのもよいですね。ひな祭りやホワイトデーがあるので、3月のイベントを結婚式のテーマに使うこともできます。

3月に結婚式をする上で必要な配慮

3月の結婚式は、春を感じる結婚式にするとよいことが分かりました。3月の結婚式をするうえで、事前に必要な配慮は何かあるのでしょうか?

3月は年度末や異動、卒業の時期と重なる

月末にかけて忙しくなる人が多いです。参加できるかどうか、事前にゲストへ確認することが必要です。必ず来てほしいゲストには、前もって3月に結婚式を検討していることを伝えておきしょう。

お彼岸時期

3月は春彼岸がある月でもあります。親族など、年配のゲストの招待を考えているときは、日取りが重ならないように配慮します。こちらも事前に確認をしておきましょう。

3月に結婚式を挙げるメリット

春の花の中で立つ花嫁© iStock.com/Elena-Batkova

3月の結婚式のメリットは、具体的にどんなことがあるのでしょうか?それぞれ見ていきましょう。

気候が過ごしやすくなってくる

3月は肌寒い日はありますが、1,2月のような寒さがではありません。防寒も冬のような対策まで必要ではないので、新郎新婦、ゲスト共に過ごしやすいでしょう。

3月は、寒い冬が終わって、暖かい春が来るという期待に満ちた月でもあります。結婚式を挙げるのにちょうどよい月といえます。

式場によって、決算前で費用が抑えられる

3月はいろいろな企業の決算月です。特に小売業では決算前の売り出しで、お得なお買い物ができるイメージがあります。結婚式場でも同じように当てはまるります。

結婚式場の中には、数十万円ほど費用が割引されているところもあるようです。また、決算月で費用交渉がしやすくなる場合もあります。

結婚式後は4月に向けて、新しいスタートを切ることができる

3月は新生活に向けた準備をするタイミングです。結婚式も同じように、人生の大きな節目を終え、お二人の新たなスタートを迎えます。

特に3月は、これから新しいスタート切るんだという気持ちを、一年の中でより感じやすい月です。結婚して新しく生活を始める門出にもふさわしい月といえます。

3月の結婚式を挙げるときのデメリットや注意点

3月のカレンダー© iStock.com/Firn

3月の結婚式は春の訪れを感じる中、新たなスタート切る時期にもふさわしく、楽しい結婚式を迎えられます。ですが、そのためにはデメリットや注意しておくことを知っておき、備えておく必要があります。それぞれみていきましょう。

3月下旬の日取りは避けた方がよい

3月の結婚式を考えたとき、少しでも暖かい時期にしたいと下旬を選びたいカップルも多いと思います。3月下旬は年度末となり、多くの会社が忙しく、ゲストも合わせてバタバタとしてしまうことが多いです。

また、転勤がある場合は異動と重なったり、部署変えがある時期でもあります。そのため、3月上旬や中旬に結婚式の日取りが集中しやすいです。下旬を避けたい場合は、日取りに配慮し、早めに式場の予約をする必要があります。

1年前くらいから決定をしておくのがよいでしょう。

まだ寒い時期でもある

3月は春の暖かさを感じる日もあれば、突然冬並みに寒い日もあります。万が一、寒いときの対策を事前に準備しておきましょう。

また、季節の変わり目で体調を崩すゲストもでてくるかもしれません。新郎新婦は、急な欠席がでる場合もあることを考えておきましょう。

花粉症の季節である

3月は花粉症の季節でもあります。自分自身が花粉症のときは症状が抑えられるように、あらかじめ対策をしておきます。薬で症状を抑えるのが一番効果的です。

薬が効くまでに試す時間が必要になりますので、遅くとも結婚式の1カ月前には医師に相談しましょう。

招待状を送るとき

結婚式の準備の中で、式がおこなわれる3カ月前に、招待状の発送をおこないます。その際の段取りを間違えないように注意します。3月の結婚式では12~1月に招待状を発送します。

ですが、年末年始は慌ただしい時期でもあり、帰省で長期不在する人も多いです。年賀状といっしょに送りたい場合も、招待状は別に送るのがマナーです。年明けの2週目ごろのお日柄のよいときを目安に発送しましょう。

3月の結婚式を成功させるポイント

春を感じるテーブルセット© iStock.com/batuhanztrk

結婚式はお二人の新しい門出をお祝いする場ですが、ゲストへも「よい結婚式だった」と印象に残る結婚式にしたいですよね。3月の結婚式を成功させるポイントは、何があるのでしょうか?

寒さ対策をする

暖かくなり始める時期なので、屋外の演出を考えるカップルもいると思います。その際は、式場スタッフから「コートの着用も可能です」とアナウンスしてもらいましょう。

会場内では、ブランケットを用意しておくと喜ばれます。ウェルカムドリンクにホットドリンクをおくことや、お料理に温かいスープを用意しておくこともおすすめです。

結婚式の日取りを上旬~中旬に設定する

3月は年度末もあり、ゲストも下旬に向けて忙しくなる人が多いとご紹介しました。ゲストが忙しい中で結婚式に参加すると、落ち着かない気持ちでお祝いすることになり、結婚式を楽しむことができません。

来てくれた全員が喜んでくれることが、結婚式を成功させることになります。スケジュールに余裕のある3月上旬~中旬に日取りを設定することがよいでしょう。

春を感じてもらう演出を取り入れる

3月の結婚式は、先取りで春らしさを感じられることが成功のポイントです。会場装花やウェルカムスペースで、一目見て春らしい華やかさをだせるとよいでしょう。

また、ひな祭りやホワイトデーなど、3月だからこそできる結婚式のテーマもあります。特別感のあるテーマで3月の結婚式を盛り上げるとよいでしょう。

3月が旬の食材を使って、ゲストをおもてなし

結婚式を成功するポイントが高くなるのが、お料理です。春を思わせる食材があると、ゲストも旬を味わうことができ、結婚式がより印象に残ります。

野菜では、山菜、春キャベツ、ホワイトアスパラガスなど前菜に使うのもよいですね。魚料理では、ヤリイカ、桜鯛、鰆なども3月に旬を迎えます。

果物ではいちごが旬です。ウエディングケーキやウエルカムドリンクのシャンパンにいちごを添えると華やかで季節を感じることができるでしょう。

3月の結婚式にぴったり!おすすめの結婚式テーマ

ミモザの花束を持つ花嫁© iStock.com/Sviatlana-Barchan

3月の結婚式は春らしさのほかに、どのようなテーマを使うと特別感のある結婚式になるのでしょうか?3月の結婚式におすすめのテーマをご紹介します。

ホワイトデー

3月14日のホワイトデーは、男性が女性にバレンタインのデーのチョコのお返し贈る日です。演出にはホワイトデーらしく、新郎から新婦へサプライズメッセージを伝えることや、ゲストへ日頃の感謝を伝えられるように、テーブルラウンドでプチギフトを渡すのもよいですね。

また、ホワイトカラーを使って、乾杯の挨拶にホワイトカクテルの用意も盛り上がります。ハートをモチーフをウエディングアイテムや会場装飾に使うと、見た目にもかわいく、ゲストも思わずハッピーな気分になります。

ひな祭り

ひな祭りの桃の花や菱餅、ひなあられから連想させる、グリーンやピンクの色をテーマカラーにした会場コーディネートがおすすめです。

ウェルカムスペースにはひな人形をおくことや、ひな人形をモチーフにしたウェルカムボードを飾るのもひな祭りのムードを高めます。白酒で乾杯の挨拶をするのもよいですね。

ウエディングケーキも、ひな祭りに合わせたテーマカラーや菱餅のデザインにすると、ゲストにも3月の結婚式らしさが印象に残ります。

卒業式

卒業式は、学校生活でこれまでのことを思い出す大切な時間です。また、新たなスタートとなる日でもあります。結婚式にも同じようなことが重なるので、テーマとしてみてはいかがでしょうか?

席次表を通知表のようにしたり、ウェルカムボードは黒板を使って、学校のようにしたり、ゲストも懐かしさを感じ盛り上がります。また、結婚式は親の卒業式として、今までのありがとうを伝える演出ができます。

花嫁の手紙とともに、感謝の気持ちを卒業証書に込めることや、子育て感謝状を渡すのも素敵ですね。ゲストにも家族の絆が感じられ、心温まるテーマに感動するでしょう。

春カラー

白×ピンク、黄緑×黄色、黄緑×ピンクなど、パステルカラーを使った結婚式も、3月の結婚式らしく、春を感じます。結婚式のイメージを作り上げるうえで、色が持つ力は意外に大きいものです。

花嫁のドレスやブーケ、会場の装花、ゲストテーブルのコーディネートなど、幅広くテーマカラーは使うことができます。明るい色は見た目にも元気をくれるので、ゲストも幸せいっぱいの気分になれそうですね。

ミモザ

黄色いふわふわの花がとてもかわいいミモザ。3月8日はミモザの日として、イタリアでは、男性が大切な女性にミモザの花を贈る風習があります。

また、春の訪れを告げる花でもあるので、3月の結婚式テーマにもぴったりです。ブーケやブートニア、高砂、ゲストテーブル、ウエディングケーキのデコレーションなど、主役のお花として使うと素敵です。

ミモザはドライフラワーにもなるので、ゲストが結婚式後に持ち帰ることもでき、記念に残すことができます。

3月の結婚式は春を先取りした演出をゲストに感じてもらおう

桜のリースとウェディングドレスのモチーフ© iStock.com/Hana

3月は肌寒い時期は残りますが、春の訪れを感じる時期です。3月に結婚式を挙げるときは、春を先取りした内容にするとよいでしょう。

テーマに、ひな祭りやホワイトデーなどを取り入れて、3月らしい特別感のある結婚式にすることもおすすめです。3月の結婚式で気をつけておくことは「結婚式の日取り」です。

年度末にあたる3月下旬は、忙しくなる人が増えます。日取りによっては、出席が難しくなることもあります。必ず来てもらいたいゲストには、結婚式が決まった時点で伝えておくのがよいですね。

3月の結婚式のメリット、デメリットを知って、素敵な日を迎えられるようにしましょう。

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