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彼からプロポーズを受け、婚約した女性の皆さんは、今とても幸せな気持ちでしょう。
しかし、婚約から結婚までの時間は、二人が家族となるために乗り越えなければならない試練がたくさんあるのです。とはいえ、そんな大切な時期に喧嘩をし、取り返しのつかない事態になるのは避けたいですよね。
そこで、婚約中の喧嘩を防ぐための方法や婚約者と良好な関係を保つための心構えについて紹介していきます。
目次
婚約中の喧嘩は危機を招く!?
どんなにお互いを思っていても、喧嘩はしてしまうものです。
しかし、喧嘩をすると相手の嫌な部分が見え、これからの結婚生活に不安を感じて、別れに至ってしまうことがあります。
特に婚約期間中は、喧嘩による婚約破棄の危機などが訪れやすい時期といわれているのです。できることなら、喧嘩をせず仲良く婚約期間を楽しみたいものですよね。
二人にとって幸せな結婚生活を迎えるためにも、婚約中に喧嘩をしないような関係を築いていきましょう。
婚約中の喧嘩によくある原因
結婚を控えて幸せなはずの二人が喧嘩をしてしまうのはなぜでしょうか。 ここでは、婚約中の喧嘩の主な原因についてみていきましょう。
結婚準備の負担
婚約した後には、結婚の準備が待っています。結婚式や新居など、色々なことを二人で決めていかなければなりません。
二人で取り組むことに意味がありますが、どちらかに負担が偏ってしまうと不満を与えてしまいます。
時間に制限があり大変なのはお互い様なので、協力し合い、二人のペースで進めていくことが大切です。
マリッジブルー
女性は、結婚して環境が変わることや本当に彼と幸せになれるのかなどと考えて、漠然とした不安に襲われることがあります。これがいわゆるマリッジブルーです。
その不安から抜け出すことができず、結婚生活に自信がなくなり、婚約破棄に至ってしまうこともあります。
男性が女性の気持ちを理解し、側で支えてあげることが大切でしょう。
お互いの親との関わり方
二人の間で婚約が成立しても、お互いの親や親戚と相性が良いとは限りません。しかし、結婚すると家族同士が付き合う場面も出てくるでしょう。
結婚には二人の気持ちが大切ですが、長い結婚生活を考えて、家族との関わり方についても二人でしっかりと話し合いをすると良いですね。
モラルの欠如
好きだという気持ちはあっても、人として基本的なマナーが守れない場面を目の当たりにすると、結婚生活に不安を感じてしまいます。
ごみのポイ捨てやバスや電車での態度など、結婚を意識してから知ったマイナスの部分によって婚約解消に向かうこともあるようです。
金銭トラブル
結婚生活では、家計を二人でやりくりするようになります。子供や住宅など、同じ目標に向かって貯金をすることがあるかもしれません。そんな中、相手の浪費癖や借金が発覚すると、これからの生活に不安を感じ、婚約解消に繋がってしまうのです。 お金のトラブルにならないよう、隠し事をせず話し合い、信頼関係を失わないように努めることも大切ですね。
だらしない姿を見て
同棲をした場合に起こり得る喧嘩の原因として挙げられるのが、相手のだらしなさに気づいてしまったことのようです。
交際しているだけでは気づかなかったが、一つ屋根の下で生活を共にしているうちに、散らかったままで掃除をしなかったり、ゴミが山積みになっていたりして、一気に気持ちが覚めてしまうケースがあります。
浮気や心変わり
悲しい話ですが、婚約期間にも相手の浮気が発覚したり、他の異性に心変わりしてしまうこともあります。
特に結婚式の準備等でギスギスしていると、他の異性に優しくされ、惹かれてしまうのかもしれません。
そのような空気をつくらないためにも、お互いの気持ちを示し合うことは大切といえるでしょう。
仕事関係
仕事が安定したことで結婚に繋がったという人も多くいるようで、婚約後に仕事がうまくいかなくなったり、忙しさが増したりすると、心に余裕がなくなってしまいます。お互い仕事をしている場合は特に、自分だけではないことを意識して支え合いましょう。
同居問題
二人で新居を決める際に浮上しがちな問題が、親との同居についてです。 多くは男性の両親との同居を勧められます。彼の両親と関係は良好であっても、一緒に暮らすとなると話は変わるでしょう。
そのような場合には、自分の両親と彼女の間に立つ男性がきちんと対処することが望ましいですね。
価値観の違い
恋人同士のときにはわからなかったお互いの性格や価値観で喧嘩に至るケースもあるようです。
婚約すると結婚が現実的になり、お互いの責任も変わってくるでしょう。 彼氏や彼女なら許せることも、夫や妻としてこの考え方はどうなのだろうか、と考えてしまうこともあります。
価値観の違いは仕方のないことですが、話しておけば解消できる可能性があるかもしれないので、少しでも心が軽くなるようにコミュニケーションをとっておくと良いですね。
婚約者との喧嘩別れを避けるためのポイント
婚約中の喧嘩が別れに繋がってしまうケースがあるようです。 婚約者と喧嘩して別れることを避けるためにも、注意したいポイントについてご紹介します。
ペースを合わせて支え合う
婚約者と喧嘩別れしないためには、二人が支え合い、同じペースで進むことが大切です。 考え方はもちろん、行動力に違いがあることは当たり前でしょう。しかし、一方が早すぎたり遅すぎたりすると不満が生まれ、喧嘩を引き起こしかねません。
同じスピードで取り組めるように相手の気持ちを理解することが大切でしょう。
対等な関係でいること
恋人同士でも夫婦でも、上下関係はないものです。 上下関係があると、お互いに不満を感じ我慢の限界が訪れてしまいます。
命令口調になったり、見返りを求めるような言い方をせず、お互い協力しながら対等な関係を築きましょう。
気持ちを溜め込まない
婚約中に必要な準備などで不満を感じたら、気持ちを溜め込まず、相手に吐き出すことが大切です。
ネガティブな気持ちを溜め込むと、いずれ爆発して喧嘩別れに繋がりかねません。 婚約期間も幸せな気持ちで過ごすためには、お互いの気持ちを確かめ合って生活することが大切ですね。
婚約者との関係を良好に保つためのポイント
せっかくの婚約期間、婚約者と良好な関係を保ちたいですよね。 ここでは、結婚までの期間を仲良く過ごすためのポイントをご紹介します。
心に余裕を持つ
婚約中は、結婚までに二人で決めなければならないことが数多くあります。 限られた時間の中での活動は、多忙になればなるほど、心に余裕がなくなるものです。 そのようなときは、スケジュールにできるだけ余裕を持たせたり、自分がいっぱいになっていることを相手に伝えたりするのが大切でしょう。また、準備だけにならず、他のことに気持ちを向けてみても良いかもしれません。
お互いが心に余裕を持てれば、婚約者に対して優しくなることができ、婚約中に喧嘩するリスクを軽減できるはずです。
親族への配慮
婚約すると、結婚に向け、双方の両親や親類に挨拶をすることになるでしょう。 お互いの家族を知り言葉を交わすと、漠然とした不安が出てくることもあります。 しかし、そのような不安をどこにぶつければ良いのか、分からなくなってしまうものです。 その結果、婚約者に対して、結婚後の親戚づきあいに対する不安をぶつけてしまうことが多くあります。
不満や不安が出ることは仕方のないことです。もしどうしても、相手の両親などへの不満を言いたくなったら、婚約者ではなく、信頼できる友人など、直接関わりのない人に聞いてもらうのが良いかもしれませんね。
ストレスをためない
人は余裕がなくなると優しくなれなくなる傾向にあります。 そのため、婚約中のストレスにより、婚約者に対しても良くない態度をとってしまう可能性があるのです。 婚約という大切な時間を不満や不安だけで終わらせないためにも、恋人でいられる時間を楽しんで、二人で出かけるなど、気晴らしをすることも大切でしょう。また、友人や自分の両親との時間を楽しむのも良いですね。
婚約中に喧嘩をしたときの対処法!
婚約中に喧嘩をしてしまった… そんなときに気をつけたいこと、解決方法についてご紹介します。
素直に言葉にする
親しくなり、言葉で言わなくてもわかるような関係であれば尚更、言葉にする機会は少なくなるでしょう。
しかし、付き合いをしていくためには、言葉のコミュニケーションは欠かせません。喧嘩してしまった場合は、一度冷静になり、素直な気持ちを言葉にすることが大切です。
考えているだけでは意思の疎通は図れません。言葉にして伝えることで、婚約者と良好な関係を築いていきましょう。
メールなどのツールを使う
面と向かって謝りにくいという人もいるのではないでしょうか。 また、直接話すことが裏目に出てキツイ言葉をぶつけてしまう人もいるかもしれません。 そんな時に便利なのがメールや手紙です。冷静になれるツールとしてそれらを使い、ワンクッション置いてから話をするというのも一つの方法ですね。
ルールを決めておく
あらかじめ、喧嘩をしたときにはこうしようとルールを決めておくのも良いでしょう。 二人の間でサインを決めておくと、スキンシップにもなるので、言葉で素直に謝れない場合などには有効な方法かもしれませんね。
婚約中の喧嘩で大切なのは思いやりの心
婚約中に喧嘩してしまうのは、婚約から結婚までに決めたり行動しなければいけないことが多いためです。
また、その変化に気持ちがついていけず、心に余裕がなくなってしまいます。そんな状況で大切になるのは、思いやりの心ですね。お互いに思いやりを持つことができれば、もし喧嘩になってしまっても、すぐに関係を立て直すことができるでしょう。