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最近話題になっている、結婚式のweb招待状。
手間とコストを大幅にカットできることが人気の一つですが、webで結婚式の招待状を送ることで、ゲストにはどのような印象を与えるのでしょうか。
web招待状のメリットや注意点について、詳しくご紹介していきます!
目次
結婚式のweb招待状って?
結婚式の招待状と言えば、紙で届くというイメージがありますよね。ですが、近年ではweb招待状が広まりつつあります。
webの結婚式招待状は専用のサイトで作成することができ、ゲストにURLを送り、web上で出欠の回答をしてもらうという形式の招待状です。
発送作業や、招待状一式のコストをカットできるため、浮いた費用を結婚式そのものに回すこともできそうですよね。
サイトによっては会費の事前決済サービスを利用できる場合もありますので、当日に金銭トラブルが起こりにくくなります。
また、完全デジタルではなく、招待状自体は紙で送って返信はwebから、という方法もあります。
上手に活用できればこの上なく便利なweb招待状ですが、新しく流行り始めたツールを扱うことにはリスクが付きもの。
メリットとデメリットを知り、webという特性を正しく活かせるのが理想的ですね。
web招待状のメリット
結婚式の招待状としてかなり新しい媒体のweb招待状には、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。まずはメリットからご紹介していきましょう。
発送作業をする必要が無くなる
ゲスト全員分の住所を調べ、封筒や返信ハガキに切手を貼り、送り先と中身が間違っていないかを入念に確認して郵便局に持って行く……。という作業を完全にカットすることができます。
特に、結婚式を挙げると決めてから当日まであまり時間の無いケースでは、かなり重宝するのではないでしょうか。
費用が抑えられる
招待状を送る際、招待状そのものの他に切手代もかかりますよね。合計すると結構な費用になってしまいますが、web招待状にはその分のお金がかかりません。
デザインに凝ればいくらかの費用はかかりますが、紙で招待状を送るのに比べたら微々たるものです。
費用をなるべく節約したい、でも結婚式のクオリティは極力落としたくないという方にとってはピッタリだと言えるでしょう。
写真などを使い華やかなデザインにできる
紙の招待状よりも大胆に写真を使うことができ、おしゃれなテンプレートも豊富にあるため、工夫次第ではかなり華やかで見ごたえのあるデザインにすることができます。
サイトによっては、動画を入れ込むこともできるそうですよ。
住所を知らない相手にも送れる
結婚式の招待状を送る時、手のかかる作業の一つに「ゲストの住所を調べる」という工程が挙げられるのではないでしょうか。
ですが、web招待状なら、メールアドレスやSNSでの連絡先さえ分かれば簡単に相手へ送ることができます。
例え友達でも住所を知らない、というケースが増加している時代にはまさにピッタリですよね。
出欠管理が楽
ゲストのリストアップ、住所の調査、発送作業をしたら、最後は返信ハガキの出欠を確認しなければいけませんよね。
これまた大変な作業ですが、web招待状なら出欠データをそのままweb上で集計できるため、わざわざExcel等に打ち込んで確認する手間が省けますよ。
web招待状のデメリット
良いことづくめのように思えるweb招待状ですが、当然デメリットもあります。きちんと知らないままに作業を進めてしまうと、ゲストにマイナスな印象を与えてしまうことも……。
十分に気をつけて準備を進めることが大切ですよ。
相手によっては非常識だと思われてしまうことも
「結婚式の招待状=紙以外あり得ない」と思っている人にとって、招待状がwebで送られて来たというのは、なかなか衝撃的な出来事ではないでしょうか。
中には非常識だと眉をひそめる方もいらっしゃいますので、どうやってフォローするかも考えた上で送るのが安全でしょう。
ラフな結婚式だという印象を抱かれる可能性が高い
結婚式の招待状は、それそのものが結婚式の格を表す場合があります。なので、webで送られて来たということで、ラフな結婚式なのかもしれないと思われる確率は高いと言えます。
実際にアットホームな結婚式なら不都合は無いかもしれませんが、フォーマルな式を挙げる場合はそれなりの説明が必要になると考えられますよ。
費用をケチったと思われてしまうかも……
メリットとして挙げられるコストパフォーマンスですが、それが裏目に出た結果、「さては招待状代をケチったな?」と思われてしまうことも。
仮にそう思われてもまったく苦痛ではないという方は、あまり気にせずともいいでしょう。
ですが、招待状はweb、式そのものも質素となれば、今後付き合いを避けられてしまいかねませんので、十分に注意してくださいね。
webに馴染みがない世代の相手には送れない
スマートフォンやPCを持っていないという相手には、そもそもweb招待状を送ることができませんよね。
結婚式に招待するゲストにwebに馴染みがない世代の方が多い場合、利用を見直した方がいいかもしれません。
web招待状を送るならこんな工夫を!
便利さも多い半面、デメリットもそれなりにあるweb招待状。ですが、上手に扱うことができれば、紙よりも良いイメージを相手に与えることもできます。
工夫次第で印象も大きく変わりますので、きちんとポイントを押さえることが大切ですよ。
招待状のURLを送る前にきちんと説明を
いくらURLだけを送れば相手に届くとはいえ、本当にURLのみを送ってしまってはあまりにも非常識です。
事前に結婚式の話を持ち掛ける際、招待状の送付はwebで行うことを伝えておき、URLには改めて出席のお願いの言葉を添えるようにしましょう。
相手によって紙とwebを使い分ける
招待状の媒体を、紙かwebかで絶対に揃えなければならないという決まりはありません。
友人など気安い相手にはweb、親戚や上司には紙というように使い分けることで、非常識だという印象を与えないだけでなく、発送や集計の労がかなり軽減されますよ。
二次会だけにweb招待状を使うという手も
web招待状だと、どうしてもライトなイメージを与えてしまうという難点がありますよね。ですが、それを逆手にとって、二次会の招待状としてのみ活用するという手もあります。
二次会が堅苦しいというパターンはあまりありませんから、雰囲気にもマッチしていると言えるでしょう。
簡素過ぎるデザインにはしないよう注意
あまりに簡素過ぎるデザインにしてしまうと、明らかにコストカットしている感が否めません。
派手派手にする必要はありませんが、シンプル過ぎるデザインにならないよう注意しましょう。有料のテンプレートを使うのもおすすめですよ。
web招待状だけじゃない!結婚式のオンライン化も進んでいる
新型コロナウイルスの影響により、結婚式を中止や延期にせざるを得なくなってしまったカップルが多数いらっしゃるのはご存じですよね。
ですが、「こんなご時勢だから」と言ってただ結婚式を諦めるのではなく、ならばオンラインで挙げよう!という考えが高まっているようです。
招待状から式まですべてオンラインで行う結婚式というのも、今後どんどん増えて行くのかもしれませんね。
web招待状を上手に活用しよう!
結婚式のweb招待状は、うまく使うことができればもらった人にとって嬉しく、送る側にとって苦労が少ないという優秀なツールです。
まだ一般的とは言えない形式のため、気をつけなければならないことも多いですが、工夫次第では紙の招待状よりも喜ばれることもあるようです。
デジタル化が進む現代において、web招待状はまさに最先端と言えるでしょう。メリットとデメリットを十分に把握し、お二人らしい招待状を作ってみてくださいね!