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結婚式というと、ステンドグラスの輝く教会で、家族やゲストに囲まれて行われる挙式を思い浮かべる方も多いと思います。しかし最近では、教会で二人だけの結婚式を挙げるカップルが増えているようです。
二人だけの結婚式を教会で挙げる魅力はどこにあるのでしょうか。教会で行う教会式のメリットや気をつけておきたいポイントについてご紹介します。
目次
教会で行う二人だけの結婚式とは?
家族や親戚、友人などのゲストを呼ばずに、新郎新婦の二人だけで行う結婚式のことを「二人だけの結婚式」といいます。ゲストがいないので、披露宴はせず挙式だけを行う場合が多いです。
二人だけの結婚式が可能な場所はたくさんありますが、特に教会での挙式は人気があります。教会での結婚式は、キリスト教のしきたりにのっとり行われる挙式スタイルで、「教会式」とも呼ばれます。
二人だけで行う教会式の良さは、教会の洗練された空間で、自分たちだけのために挙式ができることです。また、教会の扉を開けると別世界が広がるので、より「二人だけの世界」に入り込みやすいでしょう。
二人だけの結婚式を教会で行うメリット
二人だけの教会式にはどんなメリットがあるのでしょうか。考えられるものについてご紹介します。
荘厳な雰囲気の中で式を挙げられる
教会は本来、キリスト教の信者が集まり礼拝や祈りを捧げる公の場所です。そんな神聖な場所で結婚式を挙げられることは、一生の思い出になるでしょう。また、ステンドグラスに高い天井など、非日常空間を二人で貸切ることで、まるで映画のワンシーンのようなロマンチェックなひとときを味わうことができますね。
絵になる挙式を写真に収められる
教会は、色とりどりのステンドグラス、長いバージンロード、十字架やパイプオルガンなど、空間の全てが絵になるものばかりです。そこに、ウエディングドレスやタキシードなど、綺麗な衣装に身を包んだ二人がいれば、どこを切り取っても美しい写真が撮れるでしょう。
周りの目を気にしなくていい
二人だけの結婚式は、人の目を気にせずリラックスして臨むことができます。日常から離れた教会という場所が、「二人の世界」をより引き立たせてくれるでしょう。
また、人前で愛の言葉を誓うのは恥ずかしいという方もいますよね。そんな方には、お互いだけを見つめて、永遠の愛を誓い合うことができる「二人だけの教会式」がぴったりの挙式スタイルといえるでしょう。
リーズナブルな挙式が可能
二人だけの教会式にかかる費用は、二極化しているようです。5万円前後から挙式が可能なところもあれば、オプションなどをつけてこだわった場合、30万~50万円かかることもあります。しかし、披露宴を行わない分、一般的な結婚式よりも費用が抑えられるので、ハネムーンや新生活にお金をかけることもできるでしょう。
日取りや場所を自由に決められる
二人だけの結婚式ならゲストの予定を考えなくていいので、二人の都合を重視して自分たちの好きな教会を自由に選ぶことができます。ゲストに配慮する必要がないため、たとえ遠方でも、自分たちの希望で教会の場所にこだわることも可能ですね。
二人だけの教会での結婚式は何ができる?
二人だけの教会式の場合でも、挙式の流れは基本的に通常の挙式と同じですが、大きく違うのは、入場の場面です。 一般的な挙式の場合、新婦は父親または親族とバージンロードを歩きます。しかし、二人だけの結婚式ではこの演出ができません。なので、新郎新婦が一緒に入場したり、新婦が一人で入場したりすることになるようです。
また、二人だけの教会式ならオリジナルの演出を入れて、挙式をアレンジすることができます。例えば、教会のロマンチックな雰囲気を利用し、改めてプロポーズをしたり、誰もいないからこそ、お互いに宛てて書いた手紙を読み上げて、思い切り愛情を伝え合うのもいいかもしれません。
二人きりだからできることが、教会で行うことで、より気分を盛り上げてくれるはずです。
教会で行う二人だけの結婚式で気をつけておきたいこと
教会での結婚式を二人だけでする場合、気をつけておきたいことがいくつかあります。二人だけで行う教会式の注意点についてみていきましょう。
寂しさを感じる
教会は、天井が高く広々とした空間であることが多く、二人だけの教会式では寂しさを感じることもあります。
ですが、聖歌隊をお願いして讃美歌を歌ってもらったり、パイプオルガンで演奏してもらうなど、音の演出を入れると寂しさはそれほど気にならないかもしれません。
むしろ、なかなか体験することのできない、二人だけの空間を存分に味わった方がいいでしょう。
親や周囲の理解
親の中には、子ども晴れ姿を多くの人にお披露目したいと思っている人もいます。また、親戚の中にも結婚式を楽しみにしている人がいることもあるでしょう。その場合、二人だけで結婚式をしたいと伝えても、なかなか賛成してもらえない可能性があります。
せっかくのおめでたい話なのに、言い合いになるのは避けたいですよね。なぜ、二人で教会式を挙げたいのかということをお互いの家族に伝え、きちんと納得してもらうことが大切です。
自分たちで手配が必要な場合もある
すべての教会が、結婚式の運営会社と提携しているわけではありません。教会の中には、式場の手配から、衣装やヘアメイク、カメラマンなど、自分たちで全て手配しなければならないところもあります。
結婚式を挙げたい教会が、提携先になっているかどうかをしっかり確認しておきましょう。もし提携先でない場合は、どんな準備が必要で、どのくらい時間を要するのかを考え、計画的に準備を進めてくださいね。
二人だけの教会式なら密を防ぐことができる
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、結婚式を延期したり、中止を決められた方もいると思います。結婚式の予定を延期した場合には、対策を練って準備を進めなければなりません。
感染リスクを減らすためにも、多くの人が集まることは避けたいものです。そこでおすすめなのが、「二人だけの教会式」です。二人だけの結婚式なら人の密集を避けることができます。
このような状況下で、「結婚式は挙げたいけど、どんな挙式スタイルにするべきか悩んでしまう…」という方は、二人だけで行う教会の結婚式を検討してみてはいかがでしょうか。
教会で行う二人だけの結婚式には魅力がたくさん!
教会で行う二人だけの結婚式の魅力は、洗練された空間で、二人だけのロマンチックな世界に入り込めることです。また、ゲストに配慮する必要がなく、二人の希望や都合を重視して好きな教会を選ぶことができます。
本来、祈りを捧げるための教会での結婚式なら、神聖な雰囲気を存分に味わうことができるでしょう。また、二人だけの挙式にすることで、さらにお二人の気持ちが高まることでしょう。