できちゃった婚(授かり婚)でも結婚式はできる!できちゃった婚の結婚式の進め方とは?

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妊娠がきっかけとなり結婚する場合に使われる「できちゃった婚」という言葉。妊娠をきっかけにした結婚は、「できちゃった婚」以外にも、「おめでた婚」や「授かり婚」、「マタニティ婚」「デキ婚」など、様々な呼び方があります。

結婚する前に妊娠が分かると、結婚式をしてもいいのか、何から始めればいいのか分からない方もいるでしょう。できちゃった婚でも、安心して結婚式が挙げられるように、できちゃった婚での結婚式までの準備や注意点などのポイントをご紹介します。

できちゃった婚は結婚式を挙げてもいい?

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できちゃった婚では、結婚式を挙げていいか迷ってしまう方もいると思います。ですが、妊娠していても結婚式を挙げることは可能です。また、結婚式を挙げる場合、産前・産後のどちらに挙げたらいいのかも迷ってしまいますよね。出産前と後に式を挙げる理由として考えられることをご紹介しますので、参考にしてみてください。

産前に挙げる理由

出産前に結婚式を挙げることを決めたカップルもいます。その理由についてみていきましょう。

結婚式を既に予定していたから

妊娠が分かる前にすでに結婚式を予定していることがあります。その場合、予定していた時期や妊婦さんの体調面で問題なければ、予定通り行うことが可能です。計画がどの程度進んでいたかにもよりますが、妊娠が分かった際には、プランナーに伝えることも忘れないようにしましょう。

産後は育児に忙しくなるから

出産後は子育てに忙しくなると考え、産前に結婚式を挙げるカップルもいます。子どもが生まれると、子どもが中心の生活になるものです。そのため、育児に時間を割くことが多くなり、結婚式の準備に時間を取れなくなってしまうかもしれません。

そんなときは、出産前に結婚式を挙げてしまい、産後は育児に専念するとういう選択もありですね。

マタニティプランがあるから

結婚式場によっては、マタニティプランがある場合があります。妊婦さんの体調を考えたスケジュールで打ち合わせを進めてくれたり、費用やオプションをお得につけられることもあるようです。

妊娠している時期だからこそ利用できるプランなので、タイミングが合えば活用してみてもいいかもしれませんね。

産後に挙げる理由

出産後に結婚式を挙げようと決めたカップルには、どんな理由があるのでしょうか。

体調を気にしなくていいから

妊娠中は体調が変化しやすいので、体調の心配がなくなってから結婚式を挙げることを決めるカップルもいます。体調面を気にしなければ、思いっきり結婚式が楽しめるでしょう。

ただ、産後となると慣れない育児で想像以上に疲れが出ていることもあります。産後とはいえ、無理しない程度に結婚式の準備を進めるようにしましょう。

子どもと一緒にできるから

子どもと一緒に結婚式に参加したいという理由から、産後に行う場合もあります。子どもが参加することで家族の絆が深まり、オリジナルの演出をすることも可能ですね。

子どもの誕生日やお披露目を兼ねて結婚式を行うと、より思い出に残る結婚式になるでしょう。

ドレス選びに困らないから

ウエディングドレスに憧れを持つ女性は多いでしょう。結婚式といえば、ウエディングドレスと考える人もいるかもしれません。ですが、妊娠中はおなか周りなど、体型が変化するので、ドレスもマタニティ用のものを選ばなければなりません。

その点、出産後なら、ドレス選びに困ることなく、結婚式の準備を進めることができるでしょう。

できちゃった婚の結婚式に適した時期

できちゃった婚の結婚式をするなら、妊娠5ヶ月~7ヶ月頃に行うといいでしょう。

妊娠初期から4ヶ月にかけては、おなかの膨らみは目立ちませんが、つわりがある場合が多いです。また、妊娠5ヶ月を過ぎると安定期に入り、流産の危険性も下がるといわれています。

逆に、妊娠8ヶ月以降になりと、おなかの膨らみが目立ち始め動きにくくなってきます。そのため、結婚式は妊娠5ヶ月~7ヶ月が最適な時期といえますね。

できちゃった婚の結婚式スケジュール

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できちゃった婚では、妊娠が分かってから結婚式まで、どのように準備を進めたら良いのでしょうか。スケジュールの例をご紹介しますので、イメージを持っておきましょう。

まずは親へ報告

妊娠が分かったら、最初にすべきことは親への報告です。急なことで不安に思う親御さんもいるので、結婚すると決めたなら、二人の意思が固いことを理解してもらえるようにしっかりと説明しましょう。お互いにわだかまりが残らないよう、事実をきちんと伝えておくことが大切です。

結婚式の日取りを決める

親への報告が済み、承諾が得られたら、結婚式を行うか決定します。妊娠している場合の結婚式は、つわりが落ち着き、体調が安定する妊娠5ヶ月~7ヶ月頃がおすすめです。妊婦さんにとって負担がかからないよう、結婚式の日取りを決めて段取りをしていくようにしましょう。

3ヶ月~2ヶ月前

結婚式を挙げると決めたら、いよいよ結婚式準備の開始です。出産前に結婚式を行う場合は、なるべく早く準備に取り掛かりましょう。結婚式のおよそ3ヶ月~2ヶ月前には、式場を探し始め、式場を決定します。

2ヶ月~1ヶ月前

結婚式の2ヶ月~1ヶ月前には、結婚式の具体的な内容を決めていきます。衣装選びや料理、演出、招待状の発送などを行うのがこの時期です。決め事がたくさんありますが、体を第一に考え、プランナーを頼って準備を進めていくといいですね。

3週間~2週間前

結婚式まで1ヶ月を切ると、当日の流れやヘアメイクのリハーサルを行います。どんな小さなことでも、気になることや疑問はこの時期に確認して、結婚式までに不安を残さないようにしましょう。

1週間前

結婚式の1週間前になったら、体調を整え、心を落ち着かせておくことが大切です。1週間前までに計画通り進められていれば、安心して結婚式当日を迎えることができるはずです。体に負担をかけず、短期間でこだわりの結婚式を実現させましょう。

できちゃった婚に適した結婚式のスタイル

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できちゃった婚の場合、体の負担を考え適切な時期に結婚式を挙げようとすると、結婚式の準備期間は必然的に短くなります。短い準備期間でも実現できる結婚式のスタイルをご紹介します。

二人だけの結婚式

できちゃった婚は、新郎新婦の二人だけで行う結婚式にも適しています。妊娠中は体調だけでなく、精神的にも敏感になりがちです。そのため、二人だけの結婚式なら、周りの目を気にすることなく、リラックスして結婚式に臨むことができます。

また、おなかの中に新しい命があることで、家族水入らずで結婚式を挙げているという喜びを感じられるかもしれませんね。

身内だけの結婚式

結婚前の妊娠の理由は人によって様々ですが、事情によっては友人や会社関係の人を呼びたくな場合もありますよね。その場合、お互いの家族や親族だけを招待した、身内だけの結婚式がおすすめです。

また、妊娠中はとてもデリケートな時期なので、大勢のゲストを招待して盛大に行うよりも、こじんまりとアットホームな雰囲気の中で行うといいでしょう。

フォトウェディング

結婚の記念を残しておきたいなら、フォトウエディングという選択肢もあります。フォトウェディングは、スタジオなどで写真撮影だけを行うので、結婚式を挙げることが難しいカップルにも最適ですね。

また、長時間のドレスの着用や、移動の必要もないので、妊婦さんの体に最も負担のかからない結婚式のスタイルといえます。

オンライン結婚式

結婚式の新しいスタイルとして、オンライン結婚式というものがあります。オンライン結婚式とは、新郎新婦と必要最小限の式場スタッフのみが会場に入り、結婚式を執り行うものです。

昨今、話題になっている新型肺炎は、妊婦の感染リスクが高いといわれています。オンライン結婚式なら、感染拡大防止にも繋がり、通常の結婚式に比べて安心感がありますね。

できちゃった婚の結婚式で気をつけること

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できちゃった婚の結婚式で気をつけるべきことは何でしょうか。注意点や押さえるべきポイントについてみていきましょう。

式場選び

妊娠中の結婚式では、式場選びも重要なポイントです。妊娠中は体調が変化しやすいので、想像以上に結婚式の準備は大変でしょう。そのため、式場選びの際は、妊娠していることを考慮して対応してくれるところを選ぶといいでしょう。

打ち合わせ回数の調節や電話やオンライン上で打ち合わせをしてくれると、無理なく準備が進められます。また、式場の設備や導線に不安がなく、妊婦さんの結婚式を執り行った経験がある式場なら、安心できるでしょう。

衣装選び

妊娠している場合、おなかを締め付けることができないので、マタニティ用のドレスを選ぶ必要があります。そのため、通常のウエディングドレスよりも種類が少ない可能性があることは、頭に入れておきましょう。

しかし、最近ではマタニティ用のドレスを専門的に取り扱うショップや着付けの仕方によって和装も叶えられる式場もあります。妊娠しているからと諦めず、多くの式場を比較して自分の理想に近づけましょう。

プランの活用

式場によってマタニティ専用の割引プランなどを用意している場合があります。結婚式の打ち合わせから、結婚式の内容まで、妊娠しているかこそ、体験できるものもあるのです。そのようなプランを上手に活用して、その時しか味わえない、悔いの残らない結婚式を挙げましょう。

準備期間が短い

できちゃった婚は、安定期に結婚式を挙げた方がよいという理由から、準備の期間が短くなってしまいます。妊娠が分かり、結婚式をすると決めたなら、できるだけ早く計画を立てましょう。

全ての準備を自分たちで行うと負担になるので、式場のプランナーや相談カウンターのスタッフを頼りにして、体を第一に考えたスケジュールを組んでもらうといいですね。

できちゃった婚でも二人らしい結婚式は叶えられる!

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結婚前に妊娠が分かると戸惑うかもしれませんが、できちゃった婚でも結婚式を挙げることが可能です。むしろ、妊娠していることで、利用できるプランがあったり、オリジナリティのある結婚式を行うことができます。結婚と妊娠という、二重のお祝いができるのができちゃった婚の魅力なのです。妊婦さんの体調を一番に考え、二人らしい結婚式の形を叶えましょう。

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