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結婚式の当日なのに、よりによって体調不良!というトラブルもありえます。
ゲストと新郎新婦、どちらにとっても起こり得る事態な上、対応にも迷ってしまいそうですよね。
結婚式の当日に体調不良を起こしてしまった際、どのように対処すればいいのでしょうか。
目次
結婚式の当日に体調不良を起こしてしまうことも……
万全の状態で臨んだつもりでも、結婚式の当日に体調を崩してしまう可能性はゼロではありません。
それはゲストも新郎新婦も同じで、ゲストとして体調不良になってしまったら申し訳が立ちませんし、新郎新婦としてそうなってしまえば、悔やんでも悔やみきれませんよね。
ですが、大切なのは「体調不良を起こしてしまった時の対応」です。どうにもならない状況の中で、いかに最善を尽くすかが重要になりますよ。
体調不良についての考え方を変えなければいけない
以前なら、多少の体調不良はなんとかごまかして結婚式に参列するというのも一つの考え方でした。
ですが、新型コロナウイルスの感染が拡大している今、その考えを改めなければいけない段階が来ています。
発熱や咳、体のだるさがある場合は、感染の可能性を真っ先に考えて結婚式を欠席するのが賢明な対応と言えるでしょう。
一生に一度の特別なイベントなことに間違いはありませんが、無理矢理参加したことが原因で、最悪誰かが命を落としてしまうことに繋がるかもしれません。
また新型コロナウイルスが終息後もどのような感染症が蔓延するかはわかりませんので、大切な式を欠席するのは残念ではありますが、体調不良の場合は出席を避けたほうがいいでしょう。
自分と大切な人の命を守るためにも、決して無理はしないように気をつけてくださいね。
結婚式で体調不良を起こしてしまったら:ゲストの対応と考え方
もし結婚式の日に体調を崩してしまったら、焦らず次の対応をしましょう。状況によって連絡先も変わりますので、冷静な判断が大切ですよ。
速やかに新郎新婦へ連絡
体調不良を起こしたのが式の前日までなら、速やかに新郎新婦へ連絡を入れましょう。なるべくなら電話をする方がいいですが、どうしても繋がらない時はメールでも構いません。
とにかく、一刻も早い連絡が必要です。また、欠席の理由についての説明は正直に伝えるのが得策。
ただし、晴れの日のイベントですので、もし重い病気の場合は「やむを得ない事情で……」とお茶を濁し、後日改めて詳しく伝えるようにしましょう。
当日キャンセルならまずは式場に連絡を
結婚式の当日は、新郎新婦が忙しくてメールや電話を確認できないことが考えられます。もし当日に体調を崩してしまった場合は、式場にご連絡してください。
その後、メールなどで欠席の事情とお詫びを送り、後日改めて謝罪する、という流れになります。間違っても、友達に欠席の連絡をしてもらうことはしないでくださいね。
後日改めてご祝儀を渡す
結婚式が終わり、ある程度落ち着いたタイミングでご祝儀を渡すようにしましょう。
体調不良での欠席は、多くの場合は式直前でのキャンセルだと想定されます。
そうなると、料理や引出物のキャンセル料は出ませんので、ご祝儀は当日持って行く予定の満額を包むのがマナーですよ。
結婚式で体調不良を起こしてしまったら:新郎新婦の対応と考え方
新郎新婦が体調不良を起こしてしまったら、考えることはただ二つ。無理をしてでも開催するか中止するかです。
無理をしてさらに体を壊しては本末転倒ですので、ご自分の体とよく相談なさってから決断を下しましょう。
常備薬で対応できるか検討
常備薬でなんとかしのぐことができる程度なら、結婚式に出られる可能性があります。ただし、体調が良くないことを式場に相談してから決行する必要がありますよ。
もし式までに時間があるようなら、一度病院に行ってから準備に取り掛かるのも手です。
なお、高熱や激しい咳など、新型コロナウイルスの感染が疑われる場合は、残念ながら参加を取り止めなければなりませんので、ご自分を律して欠席の覚悟をしてください。
出られそうにない時は会場に連絡を
どうしても出られそうにない場合は、速やかに会場へ連絡を入れましょう。当日キャンセルではキャンセル料が100%発生してしまいますが、やむを得ません。
また、体調を考慮して式の進行を変更することを提案されることもあるでしょう。その場合、提示された案を検討して、出られそうな場合はサポートをお願いしてください。
我慢は絶対に禁物ですので、パートナーと一緒によく考えてから結論を出してくださいね。
結婚式の体調不良でゲストが注意すること
突然の体調不良を起こしてしまった時、ゲストはどのようなことに気をつけるべきなのでしょうか。
代理人は自分で探さない
スピーチや余興を頼まれている状態で、結婚式を欠席することもあるでしょう。この時、自己判断で代役を立てることは控えなければなりません。
結婚式はあくまで新郎新婦のものですので、歯がゆい気持ちがあるかもしれませんが、ここはお二人に対応を任せるポイントですよ。
誠心誠意理由を説明すること
体調不良は不可抗力であると同時に、確実に相手に迷惑を掛けてしまいます。せめてもの気持ちとして、新郎新婦には後日誠意をもって事情を説明する必要がありますよ。
ご祝儀はなるべく手渡しで
新郎新婦が遠方に住んでいない限り、ご祝儀はなるべく手渡しをしましょう。この時、ちょっとした贈り物を添えるのもいいですね。
顔を見て、お祝いの言葉と共にご祝儀を渡す。これだけで、印象がずいぶん変わりますよ。
結婚式の体調不良で新郎新婦が注意すること
結婚式の日に体調不良を起こさないため、そして起こしてしまった時のためにも、事前に気をつけておくべきことがあります。新郎新婦の共倒れでない限り、健康な方がキャンセルなどの対処を積極的に行うことも念頭に入れておきましょう。
式当日の1ヵ月前から体調管理に注意
直近の数日だけでなく、1ヵ月ほど前から体調管理には気を配っておきましょう。
規則正しい生活を送っていれば、それだけで免疫はアップするもの、よく食べ、眠り、適度に運動をこなしながら、体調をベストな状態に持って行く努力をしましょう。
緊張から来るストレスへの対応策を練っておく
結婚式はどうしても緊張してしまうものです。それが適度なら問題無いのですが、体調にまで影響を与えてしまうという方には注意が必要。
常備の準備を万全にしておき、なるべくリラックスした状態で式ができるよう、ご自分に合わせた工夫をしましょう。
ブライダル保険に入っておくと安心
インフルエンザやケガなど、突然のトラブルで結婚式に出られなくなってしまった時、ブライダル保険に入っていると補償金が下ります。
体調不良の種類によっては適用されないこともありますが、もしもの時に備えて加入しておくと安心ですよ。
結婚式での体調不良は誰にでも起こる
いくら気をつけていても、体調を崩すときは崩します。嘆かわしい事態ではありますが、大事なのはその後の対応です。
ゲストにしても新郎新婦にしても、出られなくなった時にどう動くかで、損失を最小限に抑えることができるかもしれません。
結婚式での体調不良に備え、対処法を予習しておくのがポイントですよ。