© iStock.com/bymuratdeniz
結婚が決まり、顔合わせの日程や結婚式の日取りや挙式会場を相談しているカップルは、結婚に向けて幸せいっぱい!と、お思いですよね。
ですが、必ずしもそのようなカップルばかりではないようです。結婚に向けてさまざまな取り決めをしている最中、まさかの破談!ということも。
そのような事態を防ぐために、結婚が破談に繋がってしまう理由や原因をご紹介していきます。
目次
結婚が破談になるケースって実際あるの?
人生において重大な局面の一つでもある結婚。挙式を間近に控えて喧嘩が絶えなかったり、顔合わ後に両家の折り合いが悪くなったり……「結婚を白紙にしよう」と結婚を破談にするケースは、さまざまな状況で起こりうる事だといえるでしょう。
結婚を破談する決意に至らなかったとしても「結婚自体なかったことにしたい」「本当にこのまま結婚していいの?」と悩むことは、少なからずあるのかもしれません。
では、どういった理由や原因から結婚を破談にしたいと考えるのでしょうか?あなたが今、抱えている理由に似たものもあるかもしれません。いくつかのケースをご紹介していきます。
結婚が破談になる理由:親や親族とのいざこざ
家族との繋がりが生まれる結婚は、双方の親との付き合いや親同士の繋がりも生まれることとなります。相手の親や兄弟または、叔父など親戚と呼ばれる関係性は、結婚によって広がります。
交際を長く続けた結婚相手とでさえ、多少なりとも衝突はありますよね。ですから、結婚に対して、相手側の親や親族とぶつかったり、自分の親と対立することもあるでしょう。
「本人同士が良ければOK」では片付けられない結婚において、親や親族が原因となり結婚が破談になることは、少なくありません。
結婚が破談になる理由:相手の知らなかった内面が見えた
結婚という大きな決断を迫られ、交際期間中には知りえなかった相手の一面を見るきっかけとなる場合があります。
また、家族となる安心感から気が緩んで本性が現れることもあるでしょう。知らない内面を見ることで、結婚を取りやめたい気持ちになるといえます。
結婚が破談になる理由:相手の浮気
一生を添い遂げましょうといった約束事である結婚において、どちらか一方の浮気による裏切りは、結婚を破談にする大きな理由となります。
謝罪を受けたから「はい解決」とはいきませんし、信用問題に関わるため修復が難しく、結婚自体を取りやめる理由となってしまいます。
結婚が破談になる理由:金銭的な感覚のズレ
結婚の準備が進むにつれて、お金が関係する話し合いは多く設けられます。結婚は生活でもあり、金銭感覚のズレは「このまま結婚しても大丈夫なの?」と不安になる一方です。
人生においても大切なお金ですから、それにまつわる揉め事や価値観の違いは、結婚を白紙にしてしまいたいと強く思う理由の一つです。
結婚が破談になる理由:離婚歴があったなど隠し事が発覚
交際時に伝えるべきはずだった事を、なかなか言い出しにくいまま結婚を決めてしまったなど、隠し事が発覚する理由はさまざまでしょう。ですが、隠し事の種類によっては今後の結婚生活に支障をきたす場合がありますよね。隠し事は、その人自体のモラルに関わることですから、結婚相手として疑問に思う理由となってしまいます。
結婚が破談になる理由:相手から暴力やモラハラを受けるようになった
交際中は全く気付かなかったが、結婚が決まってから相手の本質が現れてくることがあります。
暴力やモラハラといった許しがたい行為も、後になって出てきやすい本質の一つです。なかなか治りづらいといった印象からも、結婚を破談に導く大きな要因です。
結婚が破談になる理由:結婚生活に対する考えの不一致
結婚生活への希望や夢は、お互いそれぞれあるでしょう。例えば以下のように
- 家事や育児への分担
- マイホームや夫婦としての貯蓄
- 家族としての時間をどうするか
結婚生活を継続する上で、大切にしたいことは人それぞれです。それらに対しての考えの不一致で「結婚してもうまくいくわけがない」と考えに至ってしまいます。
結婚が破談になる理由:身辺調査によって
結婚となると、相手の素性を知りたいと考えたり、家柄同士の付き合いと捉える方もいるでしょう。そういった考えから入籍する前に、相手の身辺調査をする場合があります。
身辺調査によって、学歴や職歴・年齢の詐称が分かり破談に繋がったケースもあります。また、調べても破談に結びつく情報が出ない場合もありますが、身辺調査をされたという不信感から結婚を取りやめる場合もあるでしょう。
結婚が破談になる理由:結婚式や顔合わせなどで喧嘩
結婚式の詳細を決める際や顔合わせを取り決めるときに、お互いの意見が合わずに喧嘩になるのはよくあることでしょう。ですが、ささいな喧嘩から取り返しのつかないわだかまりに繋がることがあります。
結婚が破談になる理由:結婚そのものに疑問を持った
結婚はタイミングや勢いとよく聞きますが、結婚を決めるまでは気持ちも盛り上がり、一気に顔合わせまで突入といったことはよく聞く話です。ですが、いざ結婚の話が具体的になってきたことで、結婚そのものに不安を感じてしまうことがあります。不安をきっかけに、結婚自体いま必要なことなのか?と思い、破談へと向かってしまいます。
結婚が破談になるタイミングとは?
取り決めていた結婚を、破談にしようと考えるタイミングはどんなときがあるのでしょうか?主なタイミングをご紹介していきます。
- 結婚の挨拶
- 顔合わせが終わった婚約後
- 結婚前の同棲後
- 結婚式の準備中
- 結婚式の直前
カップルによって、破談を決意するタイミングはさまざまでしょう。結婚を決意して、双方の親に結婚の挨拶に行ったあとなど、結婚がより現実的なものになればなるほど、結婚を破談にするタイミングは難しくなってくるでしょう。
結婚式を取り決めた後であれば、キャンセル料の発生や結納をした場合であれば、結納金の返納など、タイミングによって考えるべきことは変わってきます。
どのタイミングであっても、二人だけの問題で済むわけではありませんので、話し合いを恐れず、その都度お二人で向き合っていきましょうね。
結婚の破談をさけたいなら見極めるべきこと
これから結婚を決めるカップルや、二人の間で大きな問題を抱え現在悩んでいる方も、結婚の破談は避けたいと考えていらっしゃるかと思います。
結婚の破談をできれば避けたいカップルは、以下に紹介する「3つの見極めるべきこと」をチェックしてみてくださいね。
1.お互いの環境の確認
交際相手がどんな環境で育ち、両親や親族とはどんな関係性なのかを知っておくことは、結婚を決める際、とても大切なことです。この他にも
- お金
- 仕事や職場環境
- 家事や育児
など、結婚する上で知っておきたいことは、交際期間中にしっかりと見極めておくことが結婚の破談を防ぐ大きな1つのポイントですよ。
2.お互いの結婚への意識
家同士の繋がりや、お金や結婚生活が大切だとこれまでも述べてきましたが、何よりお互いの「結婚に対する意識」が一致しているかは、重要なポイントです。
結婚したいと願う気持ちが同じ温度であれば、これから起こるかもしれない困難も乗り越える力となるからです。
3.親や周囲へしっかりと相談をする
お伝えしている通り、結婚は家同士の繋がりが始まることです。そのため、まずは親や親族、または信頼できる職場の人など、結婚すれば関わることとなる人たちへ相談することをおすすめします。
また、アドバイスを受けたら素直に耳を傾けるなど、二人だけで決めず関わってくれる皆と進めていく考えを持つこともが破談を生まないポイントですよ。
結婚の意思そのものはお二人のものですが、親族や職場関係の人に報告が済んでいる場合、双方の親だけではなく職場や友人にも心配をかけることとなります。
結婚報告後や挙式が決定している後では、破談の見極めはもっと厳しくなってくるでしょう。決断を迫られると、正しい判断もできなくなってしまうので、そうなる前にまずはお二人が幾度も話し合うことが第一ですよ。
結婚が破談になったあとに考えること
二人で何度も話し合い親や友人にも相談を重ね、それでも折り合いがつかず「結婚を破談にしよう」と、やむを得ず決断したカップルもいらっしゃるかと思います。
破談の理由はここまで挙げてきた以外にも、カップルの数だけあるでしょう。いくつかの理由が重なったり、話すことも苦しいほどの理由もあるかもしれません。
結婚の破談に至るまで、お二人にしかわからない多くの苦難があったことと思います。式場が決まっていた方は、キャンセル料の発生など現実的な問題もあったでしょう。
ですが、それら全ての労力を考えた上でも結婚を取りやめたことを、後悔してはいけません。このまま結婚していたら、キャンセル料だけでは済まない問題になっていたかもしれません。
二人が選んだ決断は、お互いのこれからに続いているんだ、と前向きに捉えましょうね。
結婚の破談理由や原因を把握して慎重に考えよう
これから破談になるかもしれない、破談になったらどうなるの?など、不安な方もいらっしゃるでしょう。または、結婚を破談しようと決意した方やすでに破談を経験されている方もいるかもしれません。
結婚相手に対して悩んでいることは何一つ無駄なことはありません。結婚破談の理由や経緯を知って、破談に至らない結婚相手かどうかを見極めて、結婚までの道のりを歩んでいきましょうね。