© iStock.com/betyarlaca
結婚式準備を進めていく中で、重要なアイテムの一つとなるペーパーアイテム。その中でも、披露宴当日のお料理を書き記したメニュー表ですが、実際のところ「メニュー表って必要なのかな?」と思われる方も少なくないのではないでしょうか?
そこで、結婚式に対するメニュー表の必要性や用意の方法、アイデア例などをご紹介いたします。メニュー表を用意する際の注意点と併せて見ていきましょう。
目次
結婚式におけるメニュー表の必要性と意味
披露宴会場で必ずと言っていいほど見かけるゲストテーブルに置かれるメニュー表。披露宴で振る舞う料理内容を記載したものです。
結婚式の披露宴は参列してくださったゲストの皆さんへ、日頃の感謝を伝える場でもありますよね。
その中でも披露宴のお料理は、ゲストにとっても新郎新婦のお二人にとっても、楽しみでかつ、式の印象を左右するおもてなしの一つです。
では、結婚式におけるメニュー表の必要性や意味とは何なのでしょうか。
料理はゲストの関心が高い
披露宴の料理は、結婚式の印象を決める上で重要なポイントです。また、特別感たっぷりの料理を楽しみにしているゲストも少なくないため、披露宴の料理はゲストの関心が高いといえます。
ですから、メニュー表を用意することで、より料理に興味や楽しみを持ってもらえることでしょう。
新郎新婦の心配りが伝わるから
披露宴のお料理は、新郎新婦のお二人が最も重要視される部分かと思います。ゲストに満足していただけるようにと選ぶ料理は、おもてなしの表れです。どんな料理かメニュー表で確認できることで、お二人の心配りも伝わるものとなりますよね。
料理の流れを知ってもらうため
平均2時間半から3時間で行われる披露宴。お料理の配分は式次第に沿って提供されていきますが、ゲストはメニュー表を見ながら席を立つタイミングや、食べる量を調節される方もいらっしゃるでしょう。
以上のことからも、メニュー表は結婚式の中で必要なアイテムであるといえますよね。また、メニュー表などのペーパーアイテムは歓談のきっかけになったり、結婚式への期待感を高めてくれたりするアイテムとしても重要なため、あった方がいいといえるでしょう。
結婚式のメニュー表:用意方法とメリットデメリット
では一体、結婚式で使うメニュー表はどのように用意するのでしょうか?結婚式場に手配する方法やそれ以外の用意の仕方を、メリットデメリットと併せてご紹介していきます。
披露宴・挙式会場へオーダー
多くのカップルが選択するメニュー表の用意方法が、結婚式場にオーダーする方法ではないでしょうか。デザインは決められたものから選ぶことになりますが、記載ミスや手間が少なく済みます。
【メリット】
式場側で準備されたいくつかのパターンから選ぶことができるため、お二人が持つ式のイメージを統一できます。また、自分たちで作成する手間や負担が軽減されるため、他の結婚式準備に集中できるでしょう。
【デメリット】
決まったデザインの中から選ぶため、自分たちのイメージに近いものがない場合があるでしょう。自分たちで用意するよりは、予算が高めになります。
結婚式DIYのメニュー表
自分たちのイメージ通りのアイテムが作れることからも、花嫁DIYは人気上昇中です。席次やプロフィールブックに比べて、比較的手間も少なめな結婚式のメニュー表は、手作りしやすいアイテムでしょう。
【メリット】
自分たちが思い描く結婚式イメージを表現しやすいのが手作りアイテム最大のメリットです。こだわりデザインで作られたメニュー表は、参列したゲストにも思いが伝わるアイテムとなりますよね。
【デメリット】
手作りのため誤字脱字を見つけてしまうと、一から作り直しとなってしまいます。家事や仕事をする限られた時間の中で作成するため、作り直しや細かな確認作業はお二人の負担となってしまう場合があるでしょう。
ネットで注文の購入派
予算や時間に余裕がある場合は、インターネットで専門店に注文する方法も。結婚式場にはないタイプのデザインや形など豊富な種類から選ぶことができます。
【メリット】
こだわりデザインのメニュー表は、お二人が叶えたい結婚式のイメージを強く印象づけることができます。クオリティも高く、式場手配と同様に誤字脱字や印刷などの手間がありません。
【デメリット】
式場手配や手作りに比べると多少割高になります。また、発注・印刷・発送まで時間を要するため、余裕を持ったスケジュールが必要となります。
結婚式のメニュー表:提供スタイル
ゲストへのおもてなし度を高めるペーパーアイテムの一つであるメニュー表。披露宴でのメニュー表には、一体どんな提供スタイルがあるのでしょうか。
ゲストそれぞれへ
定番スタイルであるゲスト一人ひとりへメニュー表を渡します。多くの場合、会場テーブルに既にセットされているスタイルのため、それぞれに準備されたメニュー表は特別感を高めてくれるでしょう。
各テーブルにいくつかセット
お料理内容がゲストごとに違わなければ、各テーブルにいくつかセットするスタイルもあります。また、メニュー表は一度見たらしまってしまうゲストもいるので、各テーブルに何セットか準備しておくことで取り出す手間を省くことができますよね。
席次表やプロフィールブックに記載する
披露宴の料理を記載したメニュー表を、席次やプロフィールブックと併せて提供するスタイル。他のペーパーアイテムと一緒にすることで、ゲストが確認するアイテムは一つで済みます。
真似したい結婚式のメニュー表アイデア例
メニュー表は席次やプロフィールに比べると記載する内容が少ないですが、紙の素材や書体、紙自体の形によって、デザインは無数になります。お二人がこだわりたいテーマを取り入れてオリジナルの結婚式のメニュー表を作りましょう!
結婚式のテーマに沿ったオリジナルデザイン
和婚なら和柄のメニュー表でトータルコーディネートしたり、夏をテーマにした挙式であれば海をモチーフにしたデザインにしたりと、結婚式のテーマを取り込んでオリジナル感を演出しましょう。
高級ホテルを思わせるメニューブックタイプ
メニューブックタイプのデザインを模したメニュー表は、高級ホテルでの食事を彷彿させます。各ゲストテーブルに丁寧に置かれたテーブルコーディネートを見ているだけでも、どこかへ招かれたような特別感を感じてもらえますよね。
会場装花に合わせたデザイン
披露宴会場の装花は、打ち合わせの時点でもこだわりを見せたい部分の一つでしょう。着るドレスや会場のテーブルクロスに合わせた装花を思わせるデザインはいかがでしょうか。統一感のあるデザインは、結婚式のテーマより強めます。
結婚式のメニュー表を用意する際の注意点
披露宴での大切なおもてなしの一つである、お料理。しっかりと説明するめにも必要なメニュー表をですが、用意をする際に注意しておきたい点がいくつかあるのでご紹介いたします。
- 文字の読みやすさ
- 高級感を損なわない
- インクの染みが起こらないよう配慮する
- 文章マナーを守る
結婚式のメニュー表を、式場に手配する場合や自分たちで手作りする場合でも大切なことは、受け取るゲストが不便さや不快感を感じさせないことです。
デザイン重視で読みづらい書体で読みづらかったり、句読点や忌み語を使わないなどの婚礼マナーが守られてなかったりがないようにしましょう。
また、紙質や厚さのクオリティを下げすぎてしまうと高級感がなくなり、こだわったお料理の質も下がったように見えてしまいます。
テーブルに置いた際に、インクの滲みが出ないような紙質にするなどの配慮も大切です。
結婚式に必要なメニュー表はおもてなしの心が伝わるアイテム
結婚式のほんの一部分を演出するペーパーアイテムでもあるメニュー表ですが、そもそも結婚式にメニュー表は必要なの?と疑問に思う部分もあるかもしれません。
ですが、ゲスト側の気持ちになれば隅々まで行き届いた心配りが伝わることで、心地よく参列していただけるでしょう。
結婚式は1日だけだからこそこだわりのアイテムや演出で飾り、お二人にとってもゲストにとっても、特別で思い入れ深いセレモニーにしましょう!