結婚式の準備・両親への挨拶から結婚式を決めるまでの流れ

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結婚を決めてから結婚式を挙げるまでの準備期間に、たいてい3ケ月以上、長くは1年間費やす方がいらっしゃいます。その間どんな流れになるかは人それぞれですが、今回はプロポーズを受けてから結婚式の当日までの標準的な流れをご紹介します。準備期間のけんかを避けるための、シチュエーション別アドバイスを添えていますので、ぜひ参考にしてみてください。

結婚式を挙げるまでの準備期間

プロポーズをされた日から結婚式当日までを1年と想定しています。

10~8カ月前「お互いの家族への報告」

結婚を決めたことをお互いの家族に報告します。近くに住んでいる方は直接会って伝えたほうがよいでしょう。遠くの方は電話で伝えましょう。その後、二人そろって結婚の挨拶に行きます。報告前に、いつ行けるかなどアポイントの調整をしておきましょう。日本の古い風習で男性が嫁にもらうという考え方があり、結婚の承諾を得るため、女性の実家から先に挨拶にいくパターンが多いようです。そういった事にこだわるご両親であればその流れにした方がよさそうです。初めてのご挨拶は緊張するものです。緊張しすぎて大事な事を言い忘れたり、挨拶をおろそかにしないよう心がけておきましょう。

8カ月前「両家で食事会を開く」

お互いの家族と親睦を深めるために食事会を開きます。ここでは、結婚式をどうするか、二人の新生活をどこではじめるかなど、具体的な事を伝えておくとよいでしょう。この食事会では結納をおこなう場合もあります。結納には「正式結納」と「略式結納」があり、地域によっても様々な形式があるので、まず結納をするのか、どういった形にするかを食事会の前に決めておいたほうがよいでしょう。

8~6カ月前「結婚式場を探す」

結婚式場を探します。お二人のイメージに合った結婚式場をインターネットなどで探して、実際に見学に行きましょう。ここで注意すべき点は「費用」です。こだわればこだわるほど費用がかさむ結婚式。できるだけ細かく見積もりを出してもらい、どこにどのくらい費用がかかるのか理解しましょう。見積りを見たうえで、お金をかける部分とかけない部分をハッキリさせる潔さが大事です。準備期間が長くなれば、お二人が手作りで用意できるものも増えます。

6カ月前「結婚式の内容を決める・準備する」

演出・装花・ドレスなど結婚式の内容を決める時期です。引き出物や招待状の準備などお二人の作業が増えるタイミングでもあります。準備に関して、新郎が新婦に任せっきりでよくケンカになるという話を聞きます。ここで大きなケンカをしないために大事なのは、役割分担を明確にし、効率よくお互いの作業をすすめる事。女性が主役と思われがちな結婚式ですが、あくまでも主役はお二人です。新郎は自分も主役だという気持ちを持ち、どちらかに偏ることなく積極的に準備をしていきましょう。

3日前「ゲストへの連絡」

いよいよ結婚式まであと3日。わくわくする気持ちと緊張感がまざりあい、複雑な心境かもしれません。しかし、まだ気持ちに余裕があるうちに、招待したゲストへ結婚式の招待について再度連絡しておきましょう。連絡は電話やメールなど軽いもので構いません。来ていただくことへの感謝の気持ちと結婚式を楽しんでほしい気持ちを伝えるのが大切です。また、どうにもならない事情で式に参加できなくなる方もいるかもしれません。その場合は早めに式場に伝えておきましょう。

当日「結婚式直前の準備」

結婚式当日。この日は一生に一度しかありません。いろいろなことは考えず、楽しくすごしましょう。とはいえ、準備しておくとよいこともあります。まず、用意がはじまるとなかなか食事はとれません。出かける前にエネルギーになり消化によいものをおなかにいれておくとよいでしょう。水分補給もしっかりと。お支度に時間がかかる新婦は、顔や髪になるべく何もつけず、すぐにセットできるように。式場に着いたら、時間に余裕のある新郎が、親族や当日お世話になるスタッフへ挨拶をしておきましょう。当日の流れをプランナーさんと打ち合わせしておくと進行もスムーズに。はじまってしまうとあっという間に時間は過ぎていきます。一息入れて、この瞬間を記憶に残しておけるよう心に余裕をもって。

結婚式を決めるまでの流れまとめ

結婚式の準備期間は人それぞれ、結婚式の内容によっても招待客によっても変わっていきます。今回お話したものは、結婚式をする前提でおこる一般的な流れなので、誰もが経験することだと思います。結婚式の準備期間はお互いの本音がぶつかりあい、けんかになることもあるでしょう。そんな時は、お二人はじめての共同作業と思い、協力して乗り越えていくことが大切です。ひとつの山を乗り越えた二人は夫婦として新たな絆が芽生えていることでしょう。穏やかな気持ちで結婚式を迎えるようお互いの支えあいを大切に。

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