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世の中には多種多様な趣味を持つ方がいらっしゃることでしょう。中には理解されづらかったり、大金が掛かる趣味もあるはず。
自分一人で楽しむぶんには問題ありませんが、「結婚しても続けていけるの?」と不安になってしまう方もいるようです。
果たして、結婚したら趣味はやめるべきなのでしょうか、それとも独身時代のままに続けていいものなのでしょうか。詳しくご紹介していきます。
目次
結婚したら趣味はやめるべき?:アウトドア系
釣りや天体観測、キャンプなど、アウトドア系の趣味がある方も多いのでは?
同じくアウトドアが好きなパートナーなら一緒に楽しむこともできますが、そうでなければ渋い顔をされてしまうかもしれません。
アウトドア系趣味の最大の難点は、趣味を楽しんでいる間は家を留守にしなければならないという事です。
毎週のように家を空けていては夫婦のコミュニケーションも不十分になりますし、小さなお子さんがいたら育児の負担をパートナーにだけ背負わせることになってしまいます。
たとえ日帰りだとしても、特にお子さんが小さいうちは頻度に気をつけながら楽しむことで、夫婦間のトラブルもある程度回避できるのではないでしょうか。
結婚したら趣味はやめるべき?:インドア系
インドア系の趣味は、挙げていけばキリがありません。
- 料理・お菓子作り
- 読書
- 映画鑑賞
- 裁縫・編み物
- 書道
- 絵
- プラモデル製作
- 楽器の演奏
などなど、あらゆるジャンルの趣味があります。
家でできる趣味なので、家事や育児の負担が極端に偏ることはないでしょうが、もちろん気をつけるべきことはあります。
一つは、騒音や臭いなどで家族の生活に支障をきたすケース。
防音設備が整っていない状況での演奏は確実にうるさいですし、絵の具や塗料は臭いの強いものも多く、不快に思われてしまうことが想定されます。
もう一つは、収納の問題です。本やDVDが溢れて収納する場所がなくなったり、製作物が生活スペースを圧迫したりすれば、家は確実に雑然としていきますよね。
他の家族に迷惑が掛からないよう、ある程度の配慮が必要ですよ。
結婚したら趣味はやめるべき?:オタク系
一口にオタク系と言っても、ジャンルによってその活動は異なります。
マンガやアニメをひたすら観続けるだけの人もいれば、自分で同人誌を描いて即売会に参加する人、同じグッズをいくつも収集する人から、コスプレに精を出す人もいるはずです。
また、電車の写真を撮る、アイドルを追いかける、観劇のため足繁く舞台に通うことなどを趣味にしている方もいるでしょう。
一昔前に比べれば、これらの趣味の特殊性はかなり少なくなっています。ですが、理解できない、不快に思うという声があるのもまた事実。
しかし、オタクはやめようと思ってやめられるものではありませんし、個人の物差しで否定されるべきものでもありません。
なので、「不快だからやめてくれ」というパートナーの押しつけによりやめるべき趣味では、決して無いと言えるでしょう。
ただし、度が過ぎるほどのお金を掛けたり、イベント参加のため毎週末家を空けたり、グッズが溢れすぎて家に散乱している状態が続くようなら、確実に家族に迷惑が掛かります。
オタク趣味を完全に絶つ必要はありませんが、独身時代のペースで続けていると問題が発生する場合がありますので、少し控えることを求められる覚悟はしておきましょう。
結婚したら趣味はやめるべき?:スポーツ
スポーツが趣味の方は、傾向が大きく二つに分けられます。観戦したい人と、実践したい人です。もちろん、両者を兼ねている方もいらっしゃることでしょう。
結婚後の趣味として注意が必要なのは、後者の「実践したい人」です。なぜなら、スポーツをする際には常にケガのリスクが伴うから。
お子さんが中高生以上で、パートナーも至って健康体、貯金も十分にあるという方なら、多少ケガをして療養が必要になっても、大きな支障は無いでしょう。
ですが、妊婦や乳幼児がいる家庭や、パートナーに持病があり周囲のサポートが必須、というような状態で負傷・入院となれば、生活は一気に不自由なものになります。
なので、状況次第では一度趣味をお休みし、ケガをしてもある程度問題が無い環境が整ったら再開、という判断が必要になるかもしれません。
結婚したら趣味はやめるべき?:遠出が必須の趣味
バイクでのツーリングや芸能人の追っかけ、長距離ドライブや旅行など、遠出しなければ成立しない趣味もあるかと思います。
これらの趣味も、完全にやめることを強制されるべきものではありませんが、頻度に注意しなければなりません。また、移動をするにあたってどうしても交通費がかさんでしまうことでしょう。
家族や家計にあまりに負担が掛かるようならどうしても制限が必要になりますし、それが難しいなら離婚を視野に入れた方が相手のためにもなるかもしれません。
結婚してもやめる必要はありませんが、「家庭<趣味」にならないよう、節度を持って活動することが求められますよ。
結婚後の趣味に対する考え方
結婚後に趣味をやめるか否かについて考える際は、以下の項目がポイントになります。自分自身の感情だけでなく、家族との兼ね合いも考えながら、趣味の道を探っていってくださいね。
やめるか続けるかは状況次第
結婚したら絶対に趣味を諦めなければならない、ということはありません。ですが、状況によっては控えたり、一時的にお休みすることを考える必要もあるでしょう。
結婚したら、自分のことだけでなく家族のことも考慮しながら生活をしなければなりません。
問題なく家族との毎日を送るために、これまでのペースで趣味を楽しむことが大きな障害になるのなら、やはり趣味への熱意は少し抑えるのが賢明です。
家計や室内を圧迫する趣味は控えめに
家計や、家族の生活スペースを圧迫するような趣味なら、規模を小さくする必要があります。
独身の頃とは違い、生活を共にする他者がいるのですから、その相手への配慮はむしろ当然のことと考えるのが妥当ですよ。
相手の趣味を一方的に押さえつけると家庭内に不和が生まれる
あなたが趣味を我慢するのではなく、相手の趣味を制限したいと思うなら、一方的に押さえつけるのは得策ではありません。
また、趣味を完全に絶たせようとするのも、反発を招いてしまうので控えた方がいいでしょう。
趣味を抑えて欲しい理由を冷静に伝え、折り合いをつけながら徐々に頻度を減らしてもらうという方向性に持って行くのがベストですよ。
「結婚したら必ず趣味をやめるべき」ということは無い
「結婚したら必ず趣味をやめるべき」という考えを抱く必要はありませんが、独身時代よりも制限が増える覚悟は必要です。
家庭よりも趣味を優先したいと思うのなら、結婚生活そのものを見直した方がいいかもしれませんね。
家族に負担がかからない範囲で楽しめるよう、うまく道を探っていくことが大切ですよ。