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「結婚には勢いが大事!」という言葉を耳にしたことはありませんか?
確かに、大きな決断をするためには思い切りも必要ですが、人生を大きく揺るがす選択を勢いでしてしうのは少し不安ですよね。
勢いでした結婚が成功したケースと失敗したケースを比較し、後悔しないためのヒントを探っていきましょう。
目次
「結婚は勢い!」とは言うけど……
最終的には勢いで結婚を決めた、なんて声を聞くのは珍しくありませんよね。どんな決断にも少なからず思い切りは必要ですので、極めて妥当な意見なのではないでしょうか。
ですが、いくら勢いが肝心だとは言え、それのみで結婚を決めてしまうと後々の後悔に繋がってしまうこともあるそう。
「結婚なんてするんじゃなかった……」と悔やんでしまわないためにも、勢いは正しく使うのが必要不可欠ですよ。
後悔しないためのポイントをご紹介する前に、まずは勢いで結婚する理由から探っていきましょう。
勢いで結婚する理由
勢いで結婚するのには、それなりのきっかけがあるはず。その一例をご紹介していきます。
気持ちが盛り上がって
パートナーへの気持ちが高まると同時にテンションも上がり、結婚へのハードルが極端に低く感じられる瞬間があるのだそう。
その感情が一時的なものか、末永く続くものなのかは本人たちにも判断がつかないようですが、大半のカップルは自分たちの気持ちが後者だと信じて疑いません。
結果、そのまま結婚へと勢いで突っ走ってしまうようですよ。
転勤・転職を機に
転勤や転職など、これまでの人生と大きく環境が変わるタイミングで結婚に踏み切るケースも少なくありません。
特に、転勤で遠距離になることが決まった時などは、このまま離れ離れになるくらいならいっそ結婚して一緒に住みたい!という気持ちに駆られることもあるようですよ。
遠距離恋愛は何かと障害が多いという声も聞きますので、そういった側面も結婚への踏ん切りをつける一因になるのではないでしょうか。
子どもができた
妊娠をきっかけに結婚に踏み切ったというカップルも!
仮に予期せぬタイミングだったとしても、お互いに結婚を意識していたなら良い機会になりそうです。
結婚式をする場合、準備のためのスケジュールがタイトになるケースも多いようなので、その点に関しては少し注意が必要かもしれませんね。
「これが最後のチャンスかもしれない」という思いに駆り立てられて
自分の年齢や身の回りの環境などを考え、「これが結婚する最後のチャンスかも」という気持ちから結婚を決めることもあるのだそう。
結婚願望が強い人は特に、これ以上の人はもう現れないかもしれないという思いに駆られることが多いようです。
結婚相手に求める条件にピッタリな人が現れた
結婚相手に求める条件は人によってさまざま。
- 性格
- 年齢
- 容姿
- 経済力
- 職業
など、自分が結婚相手に求める条件が一致することは滅多にありませんが、可能性はゼロではありません。
そのため、目の前に求めているものをすべて備えた人間が現れると、結婚したい気持ちが一気に高まってしまうようですよ。
勢いで結婚して成功したケース
ここからは、勢いで結婚して成功したケース・失敗したケースをご紹介していきます。まずは成功例から見ていきましょう。
一緒に暮らすのが苦じゃない
勢いで結婚を決めてしまい、いざ一緒に暮らすとなった時に不安を覚えたものの、蓋を開けてみたらかなり心地よく生活できている!というパターンも。
一緒に暮らすのが苦じゃないと思えるのなら、勢いで結婚したことも間違いではなかったと思えますよね。
思っていたより相性が良いことに気づいた
結婚前は「なんか合わないな……」と気になっていた部分が、長い時間を共に過ごすことで、意外にもピッタリはまることがあるそう。
あまりにも価値観がかけ離れているとお互いが疲弊してしまいますが、多少であればその違いから楽しさが生まれたり、これまでの人生では得られなかった発見をもたらすこともありますよ。
家族を大切にしてくれる
恋人の時は優しくても、結婚したら豹変してしまった……という話は珍しくありません。ですが、その逆パターンも無きにしも非ずです。
想像よりずっと家庭を、ひいては家族を大切にしてくれると分かった時、パートナーへの愛情がさらに深まるのだそう。
精神が穏やかになった
自分にとって最適なパートナーとの暮らしは、穏やかさと安定感をもたらします。
そのため、「独身時代よりも結婚してからの方が精神が安定している!」と感じることもあるようです。
心が凪ぐと人生をより前向きに過ごすことができますので、仮に勢いだったとしても、結婚という選択がプラスに働いたと考えて良いでしょう。
今までの人生より幸せを感じる
満ち足りた感覚で毎日を過ごすことができ、その理由が結婚だと自信を持って言えるなら、その結婚は間違いなく成功だと言っていいでしょう。
今までの人生より結婚してからの方が幸せ!という感覚は、誰にでも味わえる者ではありませんよ。
勢いで結婚して失敗したケース
続いて、勢いで結婚した結果「失敗したな……」と後悔してしまうケースについてご紹介していきましょう。
価値観の違いがあまりにも大きかった
多少の違いなら問題ありませんが、あまりにも価値観がかけ離れすぎていると、お互いを理解する楽しさよりも苦痛が上回ってしまうそう。
- 金銭感覚
- 店員への接し方
- ご近所との関わり方
- 食の好み
- 親戚付き合いの考え方
- 子供が欲しいかどうか
- 教育への考え方
などへの考え方が真逆だと、暮らしていく上でかなりの障害になってしまいそうですよね。
家計が苦しく生活に不安がある
お互いの経済状況が曖昧なまま結婚した結果、家計が苦しく生活への不安が絶えない状況に立たされてしまうことも。
特に、生活水準を大きく落とさなければ生活できなくなってしまった場合などは、結婚の喜びよりも後悔が勝ってしまうでしょう。
結婚に対する考え方が合わない
家事の分担や子どもを産むか産まないかなど、結婚に対するあらゆる考え方が合わないことに、結婚してから気づいてしまうことも。
協力して家庭を築かなければいけないのに、スタート地点で既に向いている方向が違っていては、力の合わせようがありませんよ。
相手の親との関係が良くない
相手の親のことを良く知らずに結婚したら、実はとんでもない曲者だった!なんて話を聞くことは少なくありません。
パートナーが庇ってくれるなら頑張りようもありますが、そうでなければ結婚したことを早々に悔やんでしまいそうです。
本性を隠していた
結婚後に思わぬ本性が明らかになることも。
- ギャンブル癖
- 浪費癖
- 浮気癖
- 暴力・暴言
- 多額の借金
- 親への依存
- 怠惰
など、事前に知っていたら結婚はしなかったかもしれないという本性でも、巧妙に隠されてしまっては対策のしようがありません。
パートナーの本性によって苦しめられるのはご自身ですので、こんなことなら結婚しなければと思ってしまうのも大いに頷けます。
勢いで結婚したことを後悔しないためには?
勢いで結婚することで幸せを掴み取る人もいれば、悔恨の念に囚われるばかりだという人もいます。
では、少しでも後悔する可能性を低くするためにはどのような点に気をつけるべきなのでしょうか。結婚に踏み切る前に、しっかりチェックしておきましょう。
違和感に目をつぶらない
結婚前に抱いた違和感は、高確率で結婚後に芽を出します。少しでも「あれ?」と思うようなことがあり、それが気になるのなら、目をつぶってはいけません。
結婚する前に違和感の種を見極め、それを改善できる余地が無いのなら、もう一度結婚について考え直す必要があるでしょう。
一時期だけでも同棲してみる
特殊な事情が無い限り、基本的には結婚したら一緒の家で暮らすことになりますよね。なので、その感覚を掴むためにも、短期間で構わないので同棲をしておくと安心です。
暮らしぶりが合わないなら結婚を考え直すきっかけになりますし、相性が良いことに気づけたらより強い安心感のもと結婚に踏み切ることができます。
結婚生活の予行演習だと考え、一時期だけでも同棲してみることをおすすめしますよ。
相手の金銭感覚を知っておく
相手の収入や貯金の額、浪費癖が無いかなど、ざっくりでもいいので相手の金銭感覚を把握しておきましょう。
最悪、ご自分の資産を食いつぶされてしまう可能性もありますので、そうならないためにもお金に関わる情報はきちんと把握しておきましょう。
きちんと親離れできている相手か見極める
たとえ成人していたとしても、きちんと親離れができていない人は意外にも多いのだそう。
このような場合、もしあなたと義両親との間でトラブルが起こったとしても、間に立ってくれないばかりか義両親の肩を持たれてしまうことが想定されます。
心身にかなりのストレスがかかる環境に立たされかねませんので、そうならないためにもしっかりと親離れしている相手を選びましょう。
食の好みが合うかチェックする
食の好みが壊滅的にかけ離れていると、食事をするのも一苦労です。遠くない将来、高確率で家庭が破綻してしまうでしょう。
- 好き嫌いが極端に多くないか
- 好みの味付けにどれくらいの差があるか
- そもそも手料理を受け付けるのか
というポイントをはっきりさせておくことで、少なくとも食生活で結婚生活が立ち行かなくなることはありませんよ。
結婚生活について現実的に話し合う
結婚を思い立つのは勢いでも構いませんが、決断まで一気に行ってしまうと後悔する可能性が高くなってしまいます。
- 子どもはほしいか
- 給料はいくらか
- 貯金はどれくらいか
- 家計はどっちが管理するか
など、最低限でいいので結婚生活に関する見通しを立て、現実的に話し合う必要がありますよ。
結婚に勢いは必要だけど、それ以外にも見るべきことがある
結局のところ、勢いは結婚を決めるために必要な要素の一つでしかありません。なので、勢いありきで結婚を決めてしまうのはかなり危険だと考えられますよ。
結婚に勢いは必要ですが、それ以外に見るべきことも山ほどあるということを忘れないようにしましょう。
とにかく、焦りは禁物です。まずはできるだけ不安材料を潰し、ある程度の安心を手に入れてから結婚に踏み切るのが理想的ですよ。