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結婚の前後に起こる気分の落ち込み・マリッジブルーは、女性だけでなく男性もなる可能性があります。
結婚に対する不安が原因の症状ですが、具体的にどのような形で精神の揺らぎが表出するのでしょうか?
また、男性がマリッジブルーになった時、症状を改善させるような対処法はあるのでしょうか。詳しくご紹介していきましょう。
目次
男性もマリッジブルーになる?
マリッジブルーと聞いて、真っ先に女性を思いうかべる方は少なくないはず。確かに女性の方が多い傾向があるようですが、男性にもマリッジブルーになってしまう可能性は十分にありますよ。
基本的には女性と同じような原因や症状がありますが、男性ならではの特徴もいくつかあるようです。
男性がマリッジブルーになってしまうのにはどのような原因があるのか、次から見ていきましょう。
男性がマリッジブルーになる原因は?
男性がマリッジブルーになる原因にはもちろん個人差がありますが、ここでは特に挙げられることの多い原因をご紹介していきます。
自由がなくなることへの閉塞感
当たり前の事ではありますが、結婚をすれば独身時代のようにお金や時間を自由に使うことはできなくなりますよね。
自分の事よりも家庭を優先させなければならないという事実に、閉塞感を覚えることでマリッジブルーになってしまうようです。
家庭を支える自信が無い
収入面や精神面などに不安があり、家庭を支えていく自信がどうしても持てずに気分が落ち込んでしまうそう。
誰しもが最初から旦那として家庭を支えられるとは限らないですし、むしろうまくいかないケースの方が多いのですが、やはりどうしても気になってしまうという人は一定数いるようですね。
結婚式の準備などによる疲れ
仕事と並行しながら結婚式や新生活の準備を進めることに、大きなストレスを感じてしまうという人も。特に、結婚式の当日に近づくにつれ多忙な日々を送ることになるため、疲れがピークに達してしまうのだとか。
その結果マリッジブルーになってしまい、結婚そのものを考え直した方がいいのではという考えに至ってしまうようです。
結婚に対する漠然とした不安
はっきりとした原因は無いものの、自分がもうすぐ結婚するという事実に、漠然とした不安を覚えてしまったというケースも。
原因が分からないぶん解決することも難しく、八方塞がりになったような心地になり、ますます精神的な負担が蓄積してしまうのではないでしょうか。
男性がマリッジブルーになるとどんな症状が出る?
では、男性がマリッジブルーになった時、どのような症状が出るのでしょうか。その一例をご解説していきます。
急に遊びまわるようになる
もうすぐ失われる自由が恋しくなり、急にあちこちと遊びまわるようになることもあるようです。
大抵は趣味に時間を費やしたり、友達と遊ぶことに時間を掛けているようですが、中には衝動的に浮気に走る人も……。
結婚を目前にして不審な行動が増えたら、少し注意して見ておくのがいいかもしれませんね。
否定的な発言や投げやりな態度が増える
主に結婚式や新居の準備をしている時に見られる症状です。結婚前のカップルは結婚式の準備でよく喧嘩をすると言いますが、その原因の一つに男性のマリッジブルーが含まれているかもしれません。
会場やアイテム選びの際に意見を聞いても気のない返事をされ、少しは協力してと頼めば喧嘩になり、最終的に「面倒だから結婚式をしたくない」とへそを曲げる……。
このような兆候が見られたら、正面からぶつかり合うのではなく、まずはマリッジブルーを疑いましょう。
体調を崩す
結婚への不安が体調に出るタイプの人もいます。食欲不振や睡眠不足の日々が続き、酷い時には鬱のような症状で塞ぎこんでしまう人も。
こうなってしまっては日常生活にも支障が出ますので、無理に急かして理由を聞くのではなく、少し落ち着くまで待ってから改めて話し合いの場を設けるのがいいかもしれません。
攻撃的になったり、情緒不安定になる
結婚予定の男性が些細なことで急に怒るようになったり、必要以上に落ち込むようなことが増えたりした場合、マリッジブルーになっているのかもしれません。
ただし、稀に結婚前に精神が不安定な部分が露見したというパターンもあるのだそう。
なので、男性の性格が変わった原因がマリッジブルーなのか、それとも隠していた本性が見え隠れしているのかを見極める必要があるでしょう。
自分一人の力では難しいかもしれませんので、例えば男性の友人からそれとなく昔の話を聞いたりして、彼の真意を探りましょう。
男性がマリッジブルーになった時の対処法は?
男性がマリッジブルーになった時にするべきことは三つ。
- 原因を探る
- 不安な気持ちを共有する
- 喧嘩になるような話題は避け、なるべく前向きな会話をする
この三点を心がける事で、精神の揺らぎがかなりマシになることが多いのだそう。
原因が分かれば手の打ちようがありますし、たとえ良い解決策が思い浮かばなくても、気持ちを明るい方向に誘導することで不安がいくらか解消されるのだとか。
ただし、無理矢理感情を引き上げるのは禁物です。焦らず急かさず、それでいて前向きな気持ちで、マリッジブルーが治まるのを辛抱強く待ちましょう。ここが頑張りどころですよ!
男性がマリッジブルーになった時こそ対話が大事
不安な気持ちをパートナーに話したがらない男性も少なくは無いようですが、その気持ちを共有しなければ、問題を解決に向かわせることは不可能でしょう。
ですが、正面切ってあれこれと詮索を重ねるようなことをしてしまえば、男性はますます心を閉ざしてしまいかねません。
「あなたはマリッジブルーなのか」と男性を問い詰めるのではなく、不安な気持ちを打ち明けやすい環境を整えられるよう工夫して、冷静な話し合いの場を設けることが大切ですよ。