会費制結婚式・1.5次会でお色直し!花嫁衣装スタイル別・時間短縮テクニック

1.5次会でお色直し©kokouu – iStock.com

会費制結婚式・1.5次会スタイルの結婚式でお色直ししたい花嫁は多いのですが、時間や設備の関係であきらめ「しない」選択をするケースも多いようです。前撮りで結婚式当日以外に花嫁衣裳を着る機会も増えましたが、ゲストの前で花嫁衣装を披露できるのは一回きりです。後悔しないための服装別時間短縮アイデアをまとめました。会費制結婚式や1.5次会でお色直しはできます!

会費制結婚式・1.5次会でお色直しはできる?

カラードレスと新郎新婦©mapo- stock.adobe.com

披露宴や二次会の中間のスタイルである1.5次会は自由度の高い演出を取り入れたり、短い準備期間で挙げれる特徴があります。会費制結婚式は決まった会費から式を行うスタイルになるので予算が限られる場合もあります。

通常の結婚式とスタイルや予算の仕組みが異なる1.5次会や会費制結婚式で、お色直しはできるのでしょうか。 どちらも、式全体の所要時間が2時間~2時間半ほどとされ、一般的な披露宴に比べると短いプログラムで組まれるため、お色直しにかける時間配分に工夫が必要になります。しかし、比較的カジュアルで自由度の高いスタイルだからこそ、さまざまな工夫や準備でお色直しを取り入れることはできます。

会費制結婚式・1.5次会のお色直しは時間短縮を意識する

和装©ayanosuke – iStock.com

会費制結婚式や1.5次会スタイルの結婚式でプログラムを立てる際、ネックとなるのがお色直しをするかしないか、という問題です。1.5次会の会場で多く選ばれるレストランやカフェでは、お色直しに必要な設備・人員を自分たちで考え、手配しないといけないケースが出てくることもあるのです。またプログラム面で、挙式や余興を2時間~2時間半のスケジュール内にすべて組み込もうとすると、お色直しのため新郎新婦が会場からいなくなる「中座」にかかる時間が大きくネックに。ちなみに披露宴でのお色直しの平均時間は、着替・ヘアメイク・写真撮影などトータルで

  • ドレス → ドレス 約15~20分
  • 和装 → ドレス  約20~30分
  • 和装 → 和装   約20~30分
  • ドレス → 和装  約30~40分

とされています。 この時間のままお色直しを1.5次会の2時間のパーティ内に組み込むと、かなりウエイトを占めるのは間違いありません。ですが、会場選びの際の事前チェックや会場サイドとの話し合い・プログラム中の段取りの工夫・花嫁の服装や衣装の選び方と時間短縮のアイデアで、解決していくことができます。

会費制結婚式・1.5次会でお色直しの6つの準備

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会費制結婚式・1.5次会でお色直しをする際にしておきたい6つの準備について確認していきましょう。

1.着替えの場所・花嫁の移動導線確認

会場がレストランやカフェの場合、着替えるための施設がどの程度充実しているかの確認がポイントになります。特に和装の際は十分な広さが必要になるため、お色直しを検討していることは下見・打ち合わせの際必ず確認しましょう。また、花嫁は慣れない衣装でスムーズな移動が必要なため、お色直しでの中座の退場・再入場の移動をどう行うかの確認が必要です。お色直しのメイクルームが会場から近いこと、また退場をイベント化せず、時間をかけず中座するなどの工夫もあるといいでしょう。

2.介添えさんや着付けの手配

お色直しの際には、衣装替えを手伝ってくれる介添え・和装の際の着付けをしてくれるプロの着付けの方の手配が大切です。ウエディングプランナーを立てているなら手配はプランナーがしてくれますが、プランナーがいない自己プロデュースや友人が幹事などの1.5次会の場合には、出張介添えのサービスや着付けの手配をインターネットで調べて手配することになります。フリーランスのヘアメイクさんの中には、一人でヘアメイク・着付け・介添えの三役兼ねるプロも。時間をかけない衣装替えの情報をプロの方々からアイデアで頂くこともできますので、介添え・着付けの方に問い合わせる際、衣装決めの相談をしてみるのも時間短縮への近道です。

3.お色直しを想定した時短ヘアメイリハクーサル

実はお色直しでも非常に時間がかかるヘアメイク。というのも、お色直しのドレスの色・テイスト・和装と洋装の違いで、どちらもベースから作り直すケースが出てくるからです。披露宴でのお色直しはヘアメイクだけで20分近くかかることもあります。この中座の時間をできるだけ短くしたい。そのため、ポイントメイクを直すだけにしたり、ヘアアレンジでおろし髪からアップへの簡単でも大胆に変わる変更にしたり、ヘッドアクセサリーでイメージを大幅にチェンジしたりと、事前のアイデアとリハーサルでの時短検討がとても大切です。

4.写真撮影のタイミングの変更

通常の披露宴では、お色直しのすぐ後に写真撮影が組み込まれています。が、中座の時間をできるだけ短くしたいなら、お色直し後の写真撮影をやめて、パーティ終了後に変更できないか聞いてみましょう。写真撮影にかかる時間は5分程度。中座の時間を少しでも短縮できます。

5.中座時間によってはゲストへの気遣いを

中座の時間が10~15分程度なら何もなくてもゲストは歓談で十分ですが、15~20分程度かかるようなら間延びしてしまうことがあります。生い立ちやプロフィール動画の用意、クイズ、レストランならシェフの実演、司会主導のイベントなど、何かしら中座の時間を感じさせないような工夫を検討する必要も。

6.お色直しを生かした演出を取り入れる

お色直し後の再入場を生かしたイベントを組み込むと、流れがスムーズです。キャンドルサービス、フォトラウンド、お色直し色当てゲームの景品贈呈や、場が盛り上がるサプライズイベントなど企画するのもいいでしょう。

会費制結婚式・1.5次会結婚式の洋装のお色直しアイデア

1.5次会でお色直し©ModernNomads – shutterstock.com

会費制結婚式・1.5次会で洋装のお色直しをする際のアイデアを紹介します。

洋装(ホワイト)→ 洋装(ホワイト)

最速でできるお色直しです。 ウエディングドレスの中にはベースドレスとオーバードレスの二枚を重ね着しているパターンのものがあり、オーバードレスのみを変えることで、簡単にお色直しができます。袖付きオーバードレスからノースリーブに変えるだけで、同じホワイトでも印象がガラッと変えられるのです。ポイントメイクと髪型の簡単なチェンジ、ブーケとヘッドドレスの変更で、5~10分の中座でお色直しが完了します。 またボトムにカラーのオーバースカートを巻き付ける、という簡単なチェンジもあります。

洋装(ホワイト)→ 洋装(カラー)

一番人気のあるお色直しのパターンです。着替えに時間はさほどかかりませんが、ヘアメイクや会場の移動導線で時間短縮は大いに可能です。また、ドレスのデザインによってかかる時間が変わりますので、ドレスを選ぶ段階で頭にいれておくとよいでしょう。

会費制結婚式・1.5次会結婚式の和装のお色直しアイデア

1.5次会でお色直し©Milosz Maslanka – shutterstock.com

和装には白無垢・色打掛・引き振袖などがあります。

和装 → 洋装

非常に人気のあるパターンです。和装から洋装に着替えるのは比較的スムーズですので、1.5次会スタイルでも検討しやすいパターンです。

和装 → 和装

ベテランの着付け担当にお願いすることが必要です。和装の種類や順番によっては、余計に手間がかかってしまうケースも。時間短縮したいことを事前に説明し、和装の衣装の順番やヘアメイクとの段取りを担当者と共有してシュミレーションしましょう。

洋装 → 和装

一番時間がかかるパターンですが、1.5次会で成功されている卒花さんもいらっしゃいます。時間短縮の解決策として ・ヘアメイクは洋装と和装でほぼ統一する(ヘッドアクセサリーのみ変更) ・着付け担当を二人手配 といった、徹底した時間短縮アイデアです。ヘアメイク・着付け担当の方と、最短の着付け方法がとれるように事前に入念な打ち合わせをしておく必要があります。

会費制結婚式・1.5次会でお色直しは時間短縮で叶う!

会費制結婚式・1.5次会のお色直しでは、服装のパターンと、衣装ごとの短縮のポイントを押さえておきましょう。時間短縮しやすいのは洋装→洋装・洋装→和装です。が、工夫を凝らすことで和装→和装・洋装→和装のお色直しも可能です。

人生で一回の結婚式に、プログラムや時間配分でお色直ししたい気持ちをあきらめることはありません。むしろお色直しの時間を生かしたイベントの工夫で、夢をかなえ素敵な結婚式を実現できるアイデアが、きっとたくさん出てきます。

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