【結婚式招待状の宛名書き】正しく美しい書き方と注意点

結婚式招待状の宛名書き©Yulia Grigoryeva – shutterstock.com

結婚式の招待状の用意が出来たら、いよいよ宛名書きの開始です。招待状の宛名は、ゲストが最初に目にする新郎新婦のおもてなしの心の鏡であり、顔と言えるでしょう。ゲストの皆さまに決して失礼のないように、正しく美しい招待状の宛名の書き方と、その際の注意点をまとめました。

結婚式の宛名書きの方法

結婚式の招待状の宛名書きには、実は格式が存在します。
格式の高い順から「毛筆で美しい手書き」「筆耕で代筆」「パソコンで印刷する」になっています。
新郎新婦が自ら、毛筆で丁寧に宛名書きをすることが最上級のおもてなしであり、太くはっきりとした文字が縁起が良いと言われています。
現在ではパーティスタイルの多様化や、宛名書きにかかる労力のメリット・デメリットの点から、どの方法を選ぶのかはお二人でよく話し合って決めるのが望ましいでしょう。

手書きで宛名を書く

毛筆で一枚一枚丁寧に宛名書きをすることは、他のどの方法よりゲストをおもてなしする気持ちが伝えられます。
毛筆に自信のない方は、筆ペンを使用することで気軽に「濃く太い」文字が書けますので、ぜひ検討してくださいね。

筆耕に代筆をお願いする

自分の書く字に自信がない、または仕事で多忙な新郎新婦の強い味方が筆耕サービスです。
毛筆のプロフェッショナルが、誰が見ても美しい文字で、迅速に招待状の宛名書きを代筆してくれます。
サービス料金は業者によって様々なので、発注前にインターネットなどで比較検討することが必須です。
中には交渉次第で、200通を一日で仕上げてくれる超スピード業者も存在しますが、料金はそれに比例して上がります。

パソコンでソフト・テンプレートを使用して印刷する

自分でデザインや綺麗な宛名にこだわりたい、お金と時間を節約したいなどの理由で、近年増えているのがパソコンを使って自分で印刷する方法。
ただ、ご両親や年配のご親族、会社の上司の方などの中には、いまだ印刷の招待状に難色を示す方もいらっしゃいます。
一度ご両親に相談するなどして、確認を取るとよいでしょう。
失礼に当たらないように、友人以外の年上・目上の方には毛筆にする、と使い分けてもいいでしょう。

結婚式招待状の書き方

宛名書きフォーマット

招待状の書き方の基本的なルール

・郵便番号を書く欄がない場合は〒マークはつけないこと。
・名前は住所より大きめの文字で書くこと。
・お友達や職場の同僚に直接手渡しする場合には、住所は書かずに名前のみ記入すること。
・手渡しする際には封筒は糊付けしないこと。
・切手は慶事用のものを使用すること。
・ 招待状の内容によって郵便料金が変わってくるが、料金別納郵便は「別」の文字が縁起が悪いとされているので極力使わないこと。(カジュアルなパーティではその限りではない)
・ 住所・肩書・宛名の漢字は絶対に間違えないこと。

上司の方への肩書や家族で連名のルール

・上司の方への肩書は必ず会社名から書くこと。
・会社名は略名ではなく正式名称で記入すること。
・会社名の隣に、肩書・お名前の順で書いていくこと。
・恩師や職業が先生の方をお招きする場合には敬称に「先生」をおつけすること。
・家族の方で連名の場合には、全員の名前の下に「様」をつけること。
・ご夫婦での招待で、目上の方の奥様・奥様と面識がない場合には、奥様の名前は「令夫人」にするケースも。
・中学生以下の小さなお子様なら、敬称は「くん」「ちゃん」でもいいでしょう。

結婚式招待状の縦書き・横書きのフォーマット注意点

縦書きの注意点

・切手は左上に貼ること。
・郵便番号は右上に数字で横書きにすること。
・縦書きの場合、住所の番地は漢数字で書くこと。

横書きの注意点

・切手は右上に貼ること
・郵便番号と住所の書き始めは、頭をそろえること。
・横書きの場合、住所の番地は数字で書くこと。

招待状を準備するスケジュール

結婚式の招待状は式の二カ月前に投函するのがベストです。
そこから逆算して、無理のない招待状作成・宛名書きのスケジュールを立てていきましょう。
少なくとも四カ月前にはゲストのリストアップをして、事前に出欠の打診を個別に行います。
個別に連絡を取り合うことで、ゲストにとっても式当日のスケジュールが立てやすくなり、当日の出欠の誤差も少なくなります。
その時に、一緒にゲストの住所もお伺いしておきましょう。
三カ月にはゲストの住所録を作成。
同時に招待状のデザインを打ち合わせして、発注します。
大体1~2週間で招待状が刷り上がってきますので、そこから宛名書きを開始してください。
仕事の忙しさや招待客の人数によって、宛名書きのハードさには幅があります。
ギリギリになって宛名書きがおろそかになど決してならぬよう、余裕を持ったスケジュールを立ててくださいね。

結婚式の招待状の宛名書きの書き方のまとめ

結婚式の招待状の宛名書きには様々なルールが存在します。
それはゲストにおもてなしの気持ちを正しく伝えるための、綿密なマニュアルです。
一つ一つのルールには意味がありますので、正しく理解してください。
きっとゲストに気持ちが伝わる、美しい宛名書きが完成するでしょう。

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