和装婚の費用の内訳!洋装婚(ウエディングドレス)と比較

和装婚の費用©paylessimages – iStock.com

和装結婚式は日本の伝統的な挙式スタイルである神前式をおこなえることから、近年人気になっています。白無垢や色打掛など和装を身にまとえることに憧れを持つ新婦も多いはず。とはいえ、チャペルで挙げる教会式より用意するもののイメージがしにくく、トータルの費用がいくらかかるのか気になるのではないでしょうか。洋装との比較、和装婚の費用の内訳や費用を抑えるポイントをご紹介します。

和装婚とはどういうもの?

和装婚©fototrav – iStock.com

和装婚とは、日本の伝統的な結婚式の要素を取り入れた和のウエディングのことです。神社での結婚式といえば、多くの方はイメージがつくのではないでしょうか。また、和装で人前式をするウエディングも和装婚といいます。近年では、本格的な和装婚をしたいカップルも多く、格式高い神社での神前式を望む方も増えています。

憧れの神社で結婚式!和装で神前式の費用の相場

和装婚と洋装婚での費用の比較

挙式の費用

神社挙式の費用:平均33.9万円
チャペル挙式の費用:平均41.5万円

神社挙式はチャペル挙式より金額を抑えられるようです。挙式会場や選ぶプラン、オプションや招待する人数によっても費用は変動するためおおよその目安でみておきましょう。

和装と洋装での衣装金額の内訳

【和装費用平均】
白無垢:18万円
色打掛:25万円  
【洋装費用平均】
ウエディングドレス:26万円
カラードレス:21.8万

白無垢のほうがウエディングドレスより値段は安くなりますが、お色直しで着用する色打掛はカラードレスより値段が高くなっています。二着で合わせると和装のスタイルは洋装より高くなる傾向があります。和装は衣装の生地が化繊か絹、着物に施された刺しゅうの種類(手織りか機械織りか)といったところも価格が変動しますので、予算を決めてからあらかじめ事前に確認しておきましょう。また、カツラやかんざし、綿帽子などは、オプションになり料金が別でかかります。

データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017

和装婚の費用の内訳

和装婚の費用

・挙式代 平均33.9万円(神社によって玉串料という謝礼が別途かかる場合あり)
・衣装代 平均43万円(白無垢と色打掛二着の場合)
・着付けとヘアメイク 平均7.5万円
着付けはおおよその相場目安として、白無垢18000円~、色打掛18000円~(文金高島田のかつら着用、かんざし、洋髪、綿帽子、それぞれ費用が別にかかります。)
・婚礼料理代 1人あたり平均15800円(飲み物代別)
・装飾代 平均17.8万円
・撮影代 平均21.3万円
・演出代 平均9.2万円(映像を使った演出の場合)

データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017

和装婚の費用を抑えるポイント

式の日取り

結婚式は選ぶ日程によって費用が変わります。費用を抑えたい場合は、結婚式のオフシーズンである夏や冬、大安などの縁起が良いとされる日を避けたり、平日を選ぶとよいでしょう。会場によっては、挙式まで3カ月以内の直近の日取りも料金が低めに設定されていることもあるので、そういった日取りを選ぶことで費用を抑えることができます。注意点として家族や親戚の中には、縁起が良くない日を気にすることもありますので、仏滅などを選ぶときは家族に相談してみることがおすすめです。

和装のパックプランの利用

和の会場は和装結婚式のお得なプランが用意されていることも多いです。プランはさまざまありますが例えば、挙式プランでは、新郎新婦の衣装(ヘアアクセや小物も含む)、ヘアメイク、着付け、介添え、挙式に必要な内容がすべて込みの金額でパックプランを用意してある会場が多いです。また、あらかじめ招待人数を決めたうえで、挙式から披露宴まですべてセット金額になっているパッケージプランも用意されています。適用される日程が決められている場合もありますので、神社や提携しているブライダルサロンに問いあわせておくとよいでしょう。

演出

和装の結婚式では、鏡開き、寿だるま、獅子舞、などの演出はオプションで追加項目となる場合がほとんどです。比較的費用が抑えめな寿だるまを選ぶと、ケーキ入刀の代わりとなる演出ができ会場を盛り上げることができます。また、ゲストとの歓談を中心にして、演出だけにこだわらず新郎新婦がおもてなしをすることで費用をかけずに、ゲストを楽しませることができます。

衣装の値段

和装の衣装の値段は、神社で挙式する場合、神社が提携しているドレスショップを選ぶケースが多いですが、場合によっては外部のドレスショップでレンタルしたほうが費用を抑えられることもあります。持ち込みの場合は、持ち込み料がかかることもありますので事前に調べておくとよいでしょう。また、和装肌着や足袋などにも別に料金がかかりますが、こちらは個人で用意しておくこともできるので、市販品と提携先のドレスショップでの販売金額と比べておくとよいでしょう。

和装婚の費用の内訳!洋装婚(ウエディングドレス)と比較まとめ

結婚式で白無垢に綿帽子、色打掛など、絢爛豪華な花嫁衣裳を着ることができるのは和装婚ならではです。洋装に比べ挙式は比較的安くおこなえますが、衣装代などは想定していたよりも費用がかかることもあるので、事前に調べておくと安心です。一生の思い出となる結婚式を和装で挙げてみるのはいかがでしょうか。

関連するキーワード