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結婚式の披露宴の後、二次会の最適な開始時間と開始までの時間配分についてご存知でしょうか。パーティまでの時間が長く空いてしまうと、ゲストのパーティへのモチベーションが落ちてしまい、二次会の成功にも大きく係わってきます。二次会の開始時間が早い・遅い場合のメリット・デメリットについてもまとめました。
目次
披露宴後の結婚式二次会の平均的な開始時間帯とは
披露宴から二次会開始までの最適な空き時間
いろいろなシーンを想定して、結婚式の披露宴が終了してから二次会の開始時間までの合間の最適な時間配分は『1時間30分~2時間』がよいと言われています。
披露宴の後に、1人1人にプチギフトを渡してお見送りをする時間が30分ほどを想定しているので、その時間も含めると、人数が多い披露宴では2時間~2時間30分ほど見ておいたほうがいいでしょう。
時間を長く空けないようにする理由としては、披露宴から続けて出席するゲストを長くお待たせしてしまうことにあります。
・ゲストを長くお待たせしてしまうと、待合時間の間にゲストのパーティへのモチベーションが下がってしまう
・長い待ち時間では時間をつぶす場所をゲストが自分で用意しなければならない
・待ち時間がかかるほど、合間の飲食代も比例してかかり、ゲストに負担となる
新郎新婦は披露宴終了後にお見送り以外に、披露宴で帰る親族へ挨拶・披露宴後の撮影・二次会衣装への着替え・会場側とのやりとりなど、非常に忙しい時間になります。
また、準備が終わらず二次会の到着時間が遅れ遅刻してしまうことも、ゲストのモチベーションを下げる要因となります。
二次会の準備がスムーズに行えるように、二次会幹事との打ち合わせと、自分達の準備の段取りを事前にシュミレーションして、時間短縮できる工夫をしましょう。
二次会の理想的な開始時間
夕方~夜の受付時間が“17時~18時前後”・終了時間が『20時~21時前後』が目安です。
ちょうど一般的なディナータイムと重なるため、披露宴・二次会から出席するゲストがともに食事とお酒を楽しめる時間帯になります。
二次会会場にもよりますが、披露宴と違って2時間きっちりで終了を求められることが多いため、開始・終了時間の時間配分が押すようなことがないよう、受付をスムーズに済ます必要があります。
受付開始時間が15時~17時と早い二次会のメリット・デメリット
挙式・披露宴が午前11時~と早い開始の結婚式の場合、ゲストをお待たせしないために、早い時間帯からの二次会開始時間になることが考えられます。
メリット
二次会の終了時間も早いので、通常ゲストにとっては夜遅いことを気にすることなく、遠方ゲストも二次会に日帰りで参加しやすい。
デメリット
・披露宴の開始時間が早いため、女性ゲストにとっては準備の時間が少なくあわただしい
・遠方ゲストは早朝出発、または前日宿泊の必要性も
・二次会終了時間が19時~20時前後が想定されるため、幹事は3次会手配の必要性も想定に入れておく
開始時間が20時~21時と遅い二次会のメリット・デメリット
挙式・披露宴が午後15時以降~と遅い時間帯の結婚式の場合、または夕方開始のナイトウエディングの場合は二次会が20時~21時という遅い開始時間になることが考えられます。
メリット
・結婚式の開始が遅いため、女性ゲストや遠方ゲストはゆっくり時間をかけて準備ができる
・当日仕事があるゲストも披露宴、または二次会から参加しやすい
デメリット
・翌日仕事があるゲスト、遠方からのゲスト、お子さまがいるゲストにとっては負担が大きく出席しづらい
・終了時間によってはゲストの終電・宿泊に配慮する必要がある
・ディナータイムを過ぎているため、ゲストはお腹がいっぱいの可能性が大きい
結婚式披露宴から二次会まで待合時間帯が空いてしまう場合の配慮
早い開始時間帯の披露宴では二次会会場の開始時間が夕方18時からになってしまう場合が。また、披露宴から二次会の会場まで距離が離れているようなら、新郎新婦の準備・移動を加味して3時間以上間を開けたいときがあります。
どうしても3時間以上ゲストをお待たせしてしまうなら、次のような配慮が必要です。
時間をつぶせる場所の手配・ご案内を
披露宴の会場で控室に空きがあるようであれば、控室の手配を検討しましょう。または、二次会の案内に、二次会まで時間をつぶせる会場近くの喫茶店やカフェ等を調べ、幾つか案内をしておく配慮を。もし二次会会場の好意で会場を早めに開けていただけるようであれば、早めの受付時間設定と、フリードリンクの用意をお願いするのもいいでしょう。
二次会会場まで距離がある場合は交通の手配を
二次会会場まで公共交通機関を使ってかなり距離がある場合(30分~1時間以上)は、送迎用のバスを手配したり、タクシーチケットを用意する配慮が必要です。
お待たせしないためにゲストの顔ぶれを変える工夫を
ゲストをお待たせしないために、挙式・披露宴と二次会のゲストの顔ぶれを、思い切ってできるだけ変えて二部制にするという工夫も考えられます。二次会からの参加であれば、ゲストもゆっくり支度ができますし、新郎新婦も自分達の準備と休憩にたっぷり時間が取れます。
ゲストの帰りの時間帯が遅くなってしまう場合の配慮
夕方開始の披露宴・ナイトウエディングの後の20時~21時開始の二次会は、さまざまなゲストへの負担が考えられます。二次会に気持ちよく参加していただくために、できる限りの配慮が必要になります。また二次会に招待する際、事前に配慮があること、その上で無理のない範囲で出席してほしいことをゲストに説明することが大切です。
受付を早く始めるために会場までの距離をできるだけ近く
ゲストの移動時間と、幹事のスムーズな会場準備を考え、同じ会場内での二次会か、移動距離が徒歩10分以内での会場を探して用意できるのが望ましいでしょう。
翌日仕事のゲストが多い日曜開催は避ける
翌日仕事であるゲストが多い日曜開催では、近隣在住に住んでいるゲストでも二次会の出席を断られてしまうことが考えられます。土曜日の開催か、親しい友人のみのナイトウエディングであれば金曜日開催も視野に入れての計画を。
ゲスト全員の終電時間の確認を
21時から開始の二次会であれば、会場近隣に住んでいるゲストでも終電時間が間近であることが考えられます。ゲスト全員の終電時間を確認し、最寄り駅まで、もしくは家までのタクシーチケットの手配を考慮に入れましょう。
遠方からのゲストの宿泊手配
二次会終了時間が午後21時以降になる場合、新幹線・飛行機を使う距離の遠方から来て下さるゲストには、終電時刻の確認と、宿泊場所の確認・手配が必要です。
思い切って二次会を別日開催にするアイデアも
上記のように、遅い時間開始の二次会には、ゲストに気持ちよく出席してもらうための配慮・手配が必要になります。思い切って仕切り直して、別日に二次会を企画する、という方法もあります。
結婚式二次会の開始時間の最適な時間帯と早い・遅い時間の配慮まとめ
結婚式で披露宴の後の二次会の開始時間と、待合時間の時間帯配分は、出席してくれるゲストへの思いやりをもって計画する必要があります。
二次会開始までの待合時間が3時間以上、開始時間が夜遅い20時~21時以降になってしまう場合には、ゲストに負担をかけていることを考え、できる限り配慮する工夫をしましょう。
ちょうどいい二次会の時間帯を考えるのであれば、早めに会場探しをする計画も大切です。ゲストが楽しみに出席できる二次会になりますように。