© iStock.com/olegbreslavtsev-1
披露宴よりもカジュアルで、二次会よりもフォーマルな結婚式「1.5次会」。どんなスタイルの結婚式かは知っていても、1.5次会の費用相場がどれくらいかまではなかなか分かりませんよね。
式の総額や会費の相場などを知ることで、予算はかなり立てやすくなります。自己負担額の算出方法や注意するべきポイントをご解説していきますので、1.5次会結婚式の予算立ての参考にお役立てください。
目次
1.5次会の費用は会費だけでまかなえる?
通常の結婚式よりもリーズナブルに式を挙げられるというメリットがある1.5次会結婚式ですが、いくら安いと言ってもある程度の自己負担は覚悟しないといけないのでは……?と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
ではここで、1.5次会結婚式を予定しているカップルの自己負担額予算アンケートを見てみましょう。
ご覧のように、全体のおよそ3割のカップルが会費内での1.5次会を予定しています。
この結果から、会費だけで費用をまかなうことは決して不可能ではないということが分かりますね。ですが、会費内に収める事ばかりにこだわり過ぎると、ゲストにあまり満足してもらえない式になってしまう危険性があります。
会費制の1.5次会結婚式は、一般的なご祝儀制の結婚式に比べて予算が立てやすいというメリットもあります。この特性を生かし、まずは式全体にかかる金額を見極め、バランスをみながら会費を設定するといいでしょう。工夫次第では、費用を会費内に抑えた上にゲストにも十分楽しんでもらえる式にすることができますよ♪
1.5次会結婚式の会費相場は?
式の内容とのバランスを考えて設定を、と先ほど申し上げましたが、1.5次会の会費相場は知っておきたいものです。下記のグラフを見ていきましょう。
”
10,000~15,000円程度が相場となっているのが分かりますね。
会費の金額を決める目安の一つが、パーティスタイルです。では、それぞれのスタイルごとの相場を確認していきましょう。
パーティスタイル | 費用(1人あたり) | 平均会費額 |
着席コース | 13,000~18,000円 | 15,000円 |
着席ビュッフェ(大皿) | 10,000~15,000円 | 13,000円 |
立食ビュッフェ | 8,000~12,000円 | 10,000円 |
このような基準で会費を設定すると、ゲストが「会費の割に安っぽいな」という不満を感じにくくなります。では、1.5次会結婚式そのものの費用相場はどのようになっているのでしょうか。次からご紹介していきます!
1.5次会結婚式の自己負担額はどうやって割り出す?
1.5次会結婚式の自己負担額の考え方は実にシンプルで、総額から会費を引いた金額になります。例えば、総額120万円、招待客70名、会費15,000円の場合、自己負担額は下記の通りになります。
【120万円ー70名×15,000円=15万円】
このように算出した自己負担額を参考に、式に必要なアイテムの増減や、パーティスタイル・会費額の再検討を図りましょう。
1.5次会結婚式で必要なアイテム
1.5次会結婚式で費用を抑えるには、お金のかけどころの取捨選択が重要です。まず、結婚式にはどのようなアイテムが必要になるのかをご紹介します。
- 挙式料
- ウエディングケーキ
- 衣装
- ヘアメイク
- 会場装花
- ブーケ&ブートニア
- 司会者
- 写真撮影
- ギフト
- ペーパーアイテム
- プロジェクター&スクリーン使用料
- 音響使用料
- 会場費
会場によって多少のバラつきはあるとしても、基本はこれぐらいでしょう。この中から、「挙式はしなくても衣装は2着用意したいな」「カジュアルな式にしたいから司会は立てないようにしよう」というように、本当にやりたい事だけを選択していきます。大げさな演出をせず、シンプルな構成の式にすることで、通常の結婚式よりも費用がかからなくなります。
また、ペーパーアイテムや会場装花、ブーケなどを手作りすることでも、費用をグッと抑えることができます。ここをうまく工夫できれば、自己負担額を会費内で収めることもできちゃいますよ!
1.5次会の費用や会費の注意点
ここで改めて、1.5次会結婚式の費用や会費の注意点を確認していきましょう。
内容に合わせた会費額設定を
あまりにも安い金額にしすぎると、ゲストが「本当に足りるの?」と心配になってしまう可能性があります。反対に、あまりにも高すぎると「内容に見合わなかったな」というがっかり感を与えてしまうことになります。
式の内容と総額のバランスを考え、適切な会費額を設定するように心がけましょう。もし自分たちでは判断が難しいという場合には、プランナーとよく相談することが大切になってきます。
式の内容は欲張りすぎずに
あれもこれもと折り込み過ぎると、せっかく1.5次会というスタイルを選んだのに、結局は通常の式と変わらないぐらいに費用が膨れ上がってしまいます。自分たちの式にとって、何が一番大切かという軸をしっかりと定めれば、取捨選択もそこまで難しくないはず。
自己負担額の確認を怠らず
せっかく「予算を立てやすい」というメリットがあるのですから、生かさない手はありません。なんとなくで決めてしまうと、気がついた時には採算がかなり合わなかった、という事態が起こってしまうかもしれません。演出の増減やパーティスタイルの変更をしたら、都度こまめに確認するようにしましょう。
大切なのはゲストに楽しんでもらうこと
ご年配が多いなら着席コースにしたり、立食ならヒールを履く女性のことを考えて会場の端に椅子を準備したりと、なによりもまずゲストに楽しんでもらうことを優先しましょう。費用の割きどころの選択は重要ですが、ゲストにかけるお金を削ることはあまりおすすめできません。
費用相場を知り、1.5次会結婚式を挙げよう!
1.5次会結婚式は、新郎新婦とゲスト、両者にとってかなり負担の少ないスタイルの式です。費用相場をしっかりと把握し、等身大で背伸びしない、そしてゲストも楽しめるような結婚式を作り上げていきましょう。
(データ参照:1.5次会.com)