徹底解説:ブライダルローンとは?返済シミュレーションもご紹介

ブライダルローン© iStock.com/malerapaso

今お金がなくても、ブライダルローンで理想の結婚式や新婚旅行を叶えることは可能です。ブライダルローンとはどんなものか?この記事ではブライダルローンに関しての基礎知識と、メリットやデメリット、返済シミュレーションまでをご紹介していきます。

ブライダルローンとは?

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ブライダルローンに関しての基礎知識をご紹介。

ブライダルローンの使途

ブライダルローンは主に、下記の内容で使われるためのローンとなります。定められた用途以外で使用されることは禁止となります。またローンによっては、下記の中でも使える範囲に制限のあるものもあります。

【使える内容】
・結婚式費用(挙式・披露宴)
・婚約指輪や結婚指輪
・結納金
・新婚旅行
・新居や婚礼品など

ブライダルローンは誰が組める?

下記の条件を満たしていれば、ブライダルローンを組むことができます。

・満年齢20歳以上60歳以下の方
・日本国内在住
・安定した定期収入がある

安定した収入はアルバイトやパートも含まれています。ある程度の期間勤めていて、定期的な安定した収入があればブライダルローンを組めます。ただし、借入金額の上限は、年収と比較した上での無理のない返済が可能な金額となります。

ブライダルローンはどこで組める?

ブライダルローンは銀行や信販会社などで借りることができます。直接銀行窓口で相談もできますし、インターネット上や電話で申し込むことも可能です。

ブライダルローンの金利

ブライダルローンには変動金利と固定金利があります。返済期間が短い場合で、その時の金利が低ければ、変動金利のほうがお得だったりします。会社によっては固定金利でしかローンのできないところもあるので、事前にご確認ください。

最高融資額

会社によって異なりますが、最大300万円~500万円を借りることが可能です。

返済期間

会社によって異なりますが、最長7年~10年となります。

返済方法

毎月払いの他、ボーナス払い、一括払いなどがあります。例えば、ご祝儀で支払う予定だけど、結婚式前にお金の立替えが必要な場合、ブライダルローンで一旦支払いをし、結婚式後にご祝儀でブライダルローンを一括返済することもできます。

保証人の有無

会社が保証人となることがほとんどなので、自分たちで保証人を用意する必要は基本ありません。

普通のローンとブライダルローンは何が違う?

ブライダルローンは使い道が決まっている分、他のカードローンより金利が低く設定をされています。他のカードローンよりも、若い人に優しいローンだと言えます。

ブライダルローンを組む際に必要な物・流れ・審査

ブライダルローンを組む際に必要な物・流れ・審査© iStock.com/AndreyPopov

ブライダルローンの気になる組む際に必要なもの、流れや審査基準に関してをご紹介します。

ブライダルローンを組む際に必要な物

借入する会社によって異なりますが、下記の内容が必要になります。

・身分証明書のコピー(運転免許など)
・収入証明書(源泉徴収票など)
・勤務年数がわかるもの(健康保険証など)
・資金の使途がわかるもの(結婚式場の請求書など)
・返済用預金口座の通帳の写し
・銀行の届印

ブライダルローンの流れ

1)事前審査を申し込む
2)審査結果の通知
2)ブライダルローンの契約
3)融資をもらう(口座へ入金される)

ブライダルローンの審査基準

審査で見られるポイントをご紹介します。

・返済能力の有無
・信用度の有無(過去の借金滞納等がないか)
・借入金額が返済可能な内容なのか

会社によって審査基準は異なりますが、基本的にはちゃんと仕事をしていて収入が安定しているか、過去に借金や料金支払いの滞納がないか、他にもローンがないかなどの部分が見られます。

ブライダルローンの返済シミュレーション

ブライダルローンを組んだ際の月々の返済金額や、最終返済総額の一例をご紹介します。

パターン1

100万円をブライダルローンで組んだ際の、返済シミュレーションをご紹介します。

【借入内容】
借入金額:100万円
固定金利:6%
返済期間:5年

【返済内容】
毎月の返済:19,332円
年間返済額:231,984円
最終返済総額:1,159,939円
支払利息総額:159,939円

パターン2

200万円をブライダルローンで組んだ際の、返済シミュレーションをご紹介します。

【借入内容】
借入金額:200万円
固定金利:6%
返済期間:7年

【返済内容】
毎月の返済:29,217円
年間返済額:350,604円
最終返済総額:2,454,189円
支払利息総額:454,189円

借りる金額が大きければ大きいほど、支払利息の総額は大きくなります。200万円のブライダルローンを7年返済にすると、月々3万円の負担がありながら、最終的に45万円近く利息だけで支払うことになります。貸入金額のなんと4分の1程度を金利として支払うことになるのです。

ブライダルローンを組まずに結婚式を挙げる方法

ブライダルローンはとても便利な制度ですが、上記でご紹介したように、毎月の返済負担と最終的な金利の負担がとても大きいです。新婚生活は色々とお金が必要となるもの。これから出産費用や車のローン、家のローンなどの支払いが生じることを考えると、さらに結婚式関連で大きなローンを組むのは負担とリスクが大きいです。

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ブライダルローンを組む前に

ブライダルローンを組むことで、自分たちのやりたい結婚式を叶えることができます。しかし、結婚式は新婚生活の負担となるものであってはいけません。ローン=借金ということを忘れずに。新婚生活早々借金状態では、これからの生活も大変ですよ。一時的な立替え用のブライダルローンなら問題ありませんが、もし数年で返済を行うブライダルローンなら、今一度本当に必要な出費なのかを考えてみてください。

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