少人数結婚式や家族挙式・身内だけの結婚式の費用相場とは?

花嫁と貯金箱© iStock.com/grinvalds

一般的な規模の結婚式ではなく、家族や親族、親しい友人のみを招いて、少人数の式を執り行うカップルが増えてきています。

式の雰囲気だけでなく、どれぐらいの費用がかかるのかも気になるところ。

少人数結婚式の費用相場や、費用を抑えるポイントなどについて、詳しくご紹介していきます。

少人数結婚式って?

一般的な結婚式の参加人数は60~70人程度ですが、少人数結婚式は数名~40名ほどのゲストのみを招待して行います。

ゲストの人数がかなり絞られるので、

  • 費用を抑えられる
  • 準備に時間がかからない
  • 人前が苦手な方でも安心
  • 格式張らず自由度の高い式にできる

というメリットがありますよ。

この中でも特に気になるのは、やはり「どれぐらいの費用がかかるか」という点ではないでしょうか。費用相場をご紹介する前に、まずは費用の内訳から見ていきましょう。

少人数ウエディングの費用内訳

少人数での結婚式をする際、確実にかかるのは挙式の費用です。加えて、食事会や披露宴を催す場合は、それに応じた費用がプラスでかかりますよ。

それぞれの内訳について、以下の表にまとめました。

小規模結婚式の費用内訳
挙式にかかる費用 ・挙式料
・衣装
・ヘアメイク
・着付け
食事会にかかる費用 ・料理・ドリンク代
・会場使用料
・引出物・引き菓子
披露宴にかかる費用 ・料理・ドリンク代
・会場使用料
・引出物・引き菓子
・装花
・ペーパーアイテム
・司会
・写真撮影
・ムービー撮影

結婚式にかかる費用は、「ゲストの人数によって変わる費用」と「ゲストの人数に左右されない費用」の二種類に分けられます。各項目を分類すると、以下の通りになりますよ。

ゲストの人数によって変わる費用 ゲストの人数に左右されない費用
・料理・ドリンク代
・引出物・引き菓子
・装花
・ペーパーアイテム
・挙式料
・会場使用料
・衣装
・ヘアメイク
・着付け
・司会
・写真撮影
・ムービー撮影

費用の内訳と特性を考えながらゲストの人数を決めると、大幅に予算オーバーしてしまうことがありませんので、ぜひ注目してみてくださいね。

次からは、少人数結婚式の費用の目安を、参加人数別にご紹介していきます。

少人数結婚式の費用:二人だけ

二人きりの結婚式© iStock.com/ASphotowed-2

二人だけの結婚式の場合、食事会はせずに挙式のみ執り行うパターンが多いです。そうすると、

  • 挙式料
  • 衣装
  • ヘアメイク
  • 着付け

にかかる費用のみを支払うことになりますので、だいたい30~35万円程度で挙げることができるでしょう。

中には10万円前後で挙げられるプランもあるようですので、さまざまな式場を比較・検討してくださいね。

少人数結婚式の費用:家族挙式・親族だけ・身内だけ

両家の家族や親族のみを招待すると、ゲスト数は20名程になるかと思います。また、新郎新婦以外も参加するとなると、食事会や披露宴を行うのが一般的です。

そのため、家族・親族だけで挙式+食事会(披露宴)をした場合の費用は100~120万円ぐらいが目安です。

なお、家族婚に特化したプランを利用するとさらに費用が抑えられますよ。

少人数結婚式の費用:30人

結婚式© iStock.com/Vadym-Pastukh-1

親族+本当に大切な友人や恩師を呼ぶと、30名前後の規模の結婚式になります。これぐらいの人数になると、食事会ではなく披露宴をすることになるでしょう。

一般的な結婚式のゲスト数が60~70名、平均費用が354.9万円ということを踏まえると、30人規模の結婚式には120~150万円程の費用が発生する見込みとなります。

データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019

少人数結婚式の費用:40人

一般的な結婚式に比べると少しこぢんまりしているかな?という規模の結婚式です。呼びたい相手の大半を招待できる上に、あまり派手になりすぎないというメリットがありますよ。

式場によって多少の前後はありますが、200~250万円ぐらいかかると見ておいていいでしょう。

少人数結婚式の費用をさらに抑えるには?

少人数結婚式の費用©Zagursky – iStock.com

比較的費用がかからない少人数結婚式ですが、工夫次第でさらに低い価格で式を挙げることができますよ。費用を抑えるためのポイントをご紹介していきましょう。

人気のシーズンを避ける

春や秋など、天候や気温が安定しているシーズンは人気が高い傾向があります。その分価格も上昇してしまいますので、夏や冬に結婚式を挙げると費用を抑えることができますよ。

ただし、ゲストへの負担もそれだけ増えてしまいますので、節約を取るかゲストの快適さを取るか、しっかり見極める必要がありますよ。

持ち込み可能な会場を選ぶ

ドレスはレンタルするよりも自分で手配した方が安い場合があります。

ですが、せっかく良いドレスを見つけたとしても、持ち込み費用がかかってしまう式場では本末転倒になってしまいますよね。

なので、式場を選ぶ際にはあらかじめ持ち込み可能か否かを調べるようにしましょう。

ゲストの人数を絞る

ゲストの人数を絞れば絞るほど、費用は安くなります。感謝を伝えたい相手がたくさんいらっしゃるかもしれませんが、それで予算オーバーしてしまっては元も子もありません。

結婚式にかけられる費用におさまる範囲で、ゲストの数を決めましょう。

ペーパーアイテムを手作りする

意外とお金がかかるペーパーアイテムですが、もし余裕があるなら手作りにしてみましょう。抑えられる費用は莫大ではありませんが、塵も積もれば山となるですよ。

ただし、あまりにもクオリティが低いと手抜きと思われかねませんので、手先に自信の無い方は素直に発注するのが無難です。

式場やレストランの少人数プランを利用する

少人数に特化したプランを利用することで、通常プランから人数を減らすという方法よりも、よりお得に結婚式を挙げられる場合があります。

中には式場そのものが少人数を専門にしているケースもありますので、念には念を入れて情報収集をしましょう。

費用をかけられないなら小人数結婚式にしてみては?

貯金の額や収入の関係から、結婚式を挙げたくても挙げられないという方も、決して少なくはないはずです。

そんな時は、一般的な結婚式よりも費用がかからない少人数の結婚式を挙げてみてはいかがでしょうか。

お二人らしい結婚式で、一生の思い出に残るような一日にしましょう!

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