結婚式費用の見積もりのもらい方と見積書のチェックポイント

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結婚式の会場選びがいよいよ現実味を帯びてくるのは、気に入った会場で費用の見積書を目にしたときです。下見で見積もりをもらう段階で、具体的な演出や希望内容がしっかり決まっている人は少ないのでは。契約後の実際の見積もりと差がないように見積書のもらい方の注意点と、上がる項目のチェックポイントをまとめました。

会場下見前に考えておきたい結婚式費用の見積り4つのポイント

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結婚式の費用の見積もりが、契約した予約の時点と、契約後実際に打ち合わせをしていく中で上がったと答えた人は、全国平均で約80%、見積もりから具体的に上がった平均金額は100万円でした。結婚式に向けての打ち合わせを重ねていくと、こだわりがどんどん溢れてしまうのはよくあることです。最初に見積もってもらう段階で、結婚式の内容やテーマのイメージがわいていなくても、理想と現実の差をどれだけ埋められるか、ポイントを押さえた見積もりをもらうための依頼が必要です。見積書を出してもらう前に、もらい方の4つのポイントを確認しましょう。

基本のゲストの人数・日取り・挙式スタイルだけは決めておく

招待ゲストの人数のリストアップ

実は後から呼びたい人がどんどん出てくる招待ゲスト。出席できるかどうかはともかく、思いつく限りの最大招待人数を把握しておくことが大切です。 基本ゲスト数のアップが、結婚式の見積もりで費用が大きく変わる要因です。

日取りと時間

結婚式をできるだけ気候のいい時期、お日柄のいい土日祝日にやりたい、と望むカップルは多いと思いますが、その時期(月)の休日は、希望が多いことが多く、実は季節や日取りで料金も変わります。希望の日取り・時間帯を複数用意して比べられるとベストです。

挙式スタイル

結婚式での主な挙式スタイルにはキリスト教式の「チャペル挙式」、日本神式にのっとった「神前式」、ゲストを立会人とする「人前式」があり、挙式料のかかる順番にチャペル挙式・神前式・人前式となります。また「挙式なし」の選択も可能です。

こだわりの高さで見積もりが上がる4項目を把握

結婚式の費用で、見積もりからアップした理由で挙げられるトップ4は「ゲストの料理」・「新郎新婦の衣装」・「当日の写真動画撮影」・「会場装花」です。この4項目に関しては、ほぼ半数以上のカップルが見積もりよりアップしたと言っています。結婚式の具体的な内容まで見えていなくても、この4つの項目については、
 
(1)この会場はどういう料金の仕組みになっているのか
(2)何で金額が上がるのか、高くてどれぐらい上がるのか
 
を担当者にしっかり確認するといいでしょう。

持ち込み料の有無は会場決定前に把握を

最初はこだわっていなかったのに、結婚式が進むにつれてこだわりが出てくるものに「衣装」「ブーケ・ブートニア」「装飾」「ゲストへのギフト」「ペーパーアイテム」「演出用機材」「カメラマン・司会者」などがあります。現状は持ち込みを考えていなくても、結婚式の情報を本格的に調べ始めると、できるだけ理想通りにしたいというこだわりが生まれたり、会場を通さず持ち込みをしたほうが安く済むという情報を目にしたりするためです。その際、会場指定を通さずに手配するものには持ち込み料や保管料という名の別料金が発生する場合があります。項目によって1~10万円ほどの値幅がかるため、持ち込み料金が何にどれだけ発生するのかだけ、今後の検討のためにも事前に確認を取っておくといいでしょう。

他会場の見積もりと比較し見積書持参で交渉を

希望の会場を何件か下見している場合は、見積書の各項目をじっくり比較してみましょう。本命と思っている会場の見積もりの費用項目で納得いかない、または疑問に感じる点があれば、他社の見積書を持参してどうしてこういう料金になっているのかを聞いてみることをお勧めします。具体的な値引き交渉は今後の会場担当者との関係性も考慮に入れた柔軟な方向で進めましょう。お得なキャンペーンや、割引特典の適応といった代案を出してくれる場合もあります。あくまで費用面で疑問なことは予約前にできるだけクリアーにしておく、といった姿勢がおすすめです。

会場決定後の見積書のもらい方と依頼の際の注意点

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見積もりをするのは会場決定前だけではありません。会場予約後に打ち合わせが進み、結婚式の内容と演出が具体的になるにつれ、決定した項目ごとに料金が確定していくため、最終の見積もりまで2回~複数回出してもらいます。見積書は打ち合わせの都度出してもらい、オプションやアップグレードを進められ金額や必要かどうかで迷う際には、期限を決めて一旦決定を持ち帰ることをおすすめします。

あらかじめ出せる金額を伝えておく

結婚式にかかる費用で、出せる金額が明確に決まっている、またはプラスいくらまでと上限を決めている場合は、その希望総額を会場担当者・またはウエディングプランナーに一番最初に明確に伝えましょう。

希望をすべて盛り込んだ場合と現実重視の見積もりの差を比較

ある程度結婚式の内容が明確になってきたら、
 
・理想をすべて盛り込みランクアップさせた結婚式の費用の見積もり
・手堅い基本プランと必要最小限のオプションのみの費用の見積もり
 
の両方を出してもらい、比較してみることをお勧めします。
いろいろな項目ごとにこだわりが出てしまい、どこか削れる項目なのか分からなくなってしまった時にもとても分かりやすくなりますし、現実的に二人がどこまで出せるかの目安になります。

打ち合わせで追加項目が出たら都度見積書の作成依頼を

アイテムやサービスをオプションで追加したり、ランクアップをお願いした場合、ゲストの人数分料金があがったり、オプション料金だけでなくそれに合わせてかかる見えな料金が加算されることもあります。その都度見積もりを依頼し、見積書で全体のアップの確認できるよう依頼しましょう。

結婚式の見積もり以外にもかかる費用を計算しておく

結婚式には会場に払う費用以外に、ゲストに対して用意しておくべき費用があることを忘れてはいけません。こちらは会場の見積もりに関係なく、事前に新郎新婦が話し合い、決めておくべき金額になります。
 
・当日協力してくれるゲストへのお礼
・遠方ゲストの交通費と宿泊費の「お車代」
・会場スタッフや司会者への「お心づけ」

結婚式の見積もりで削る項目と交渉で削れるところ

何度かの見積もりで、いよいよ予算オーバーしてしまった場合は、冷静に見積書を見返し、項目で削れるところがないか確認しましょう。

見積書で費用項目のこだわる優先順位をチェック

すべて理想通りの結婚式を挙げるのは本当に難しいところ。費用が上がった項目を一番最初の見積もりと比較して、本当に必要かどうか、またこだわりの項目に優先順位をつけて、優先順位が低い項目からグレードを下げられないかチェックを。

削るところで代替え案があるか持ち込み可能かチェック

費用項目で削るところが見つかれば、サービス内容のランクを下げる・持ち込みや自己手配で安く済ませる・DIYする、などの具体的な対策を考えます。サービスのグレードを下げる場合は、ゲストにとっておもてなしが十分行き届くかどうかの見極めが必要です。また、持ち込みやDIYを検討する際は、会場を介さずに用意することで持ち込み料金がかからないかの確認をしましょう。

自己手配・DIYする場合は作る時間と費用に見合った効果の検証を

持ち込み料金がかかったとしても、自己手配とDIYで見積もりから結婚式の費用を削ることは可能です。ただし、結婚式の準備期間は限られており、それ以外に用意しなければならない準備や期間内に話し合って決めなければいけいなことはたくさんあります。新郎新婦二人のスケジュールの時間の余裕を見て、多少お金がかかっても外注とさほど差がない場合は外注を選ぶのも一案です。

結婚式の見積もりで値上がりする項目のチェックポイント

ゲスト人数の増減で変わる項目

【料理・飲物】
料理/飲物/ウエディングケーキ
【会場関係】
席料・サービス料
【装花関係】
ゲストテーブル装花/チェアカバーやテーブルクロス
【引出物・引菓子関係】
引出物・引菓子/プチギフト/ペーパーバッグ
【ペーパーアイテム】
招待状/席次表/メニュー表/席礼/筆耕料

グレード・ランクアップが見込まれる項目

【料理・飲物】
料理のグレード/飲物の種類/
【装花】
ブーケ・ブートニア/ブーケトス用ブーケ/テーブル装花/ケーキ装花/キャンドルその他装飾装花
【衣裳・着付け】
新郎新婦衣装のグレードアップ/お色直しの回数による着付け料
【引出物・引菓子】
引出物

オプションや追加アイテム料金がかかる項目

【衣裳・着付け】
新郎新婦衣装グレードアップ/ヘアメイクリハーサル
【演出】
演出系機材レンタル(音響・プロジェクター使用料)/ウエディングムービー制作/キャンドルサービスやフラワーシャワー等/スモーク/生演奏/BGM
【写真動画】
ロケーションフォト撮影/記録動画撮影/アルバム制作

最初の見積もりに入っていない項目

【料理・飲物】
子ども料理/ウエルカムドリンク/乾杯酒
【ギフト】
両親への花束・記念品
【衣装・着付け・ヘアメイク】
ゲストの衣装と着付け/花嫁の下着代/衣装小物/新郎ヘアメイク

結婚式費用の見積もりのもらい方と見積書の見方まとめ

結婚式費用の見積もりをする場合、会場の下見・予約の時に出してもらった見積書が、いかに現実的に見積もっているかが大切です。結婚式の内容に予想がつかなくても、確実に上がると予想される飲食・衣装・撮影・装花の4項目は、大きく見積もりをしてもらうと後々ズレが少なくなります。見積書は手間を惜しまず、打ち合わせで決定した、または値上がりした項目があれば、都度見積もりを新しく出してチェックしましょう。
予算オーバーになった際には、こだわりたい項目の優先順位を見直し、項目内で削れるところを見直し、代案やDIYで削る工夫が必要です。

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