クラッチブーケが結婚式では主流?クラッチブーケの種類を解説!

クラッチブーケ© iStock.com/Erstudiostok

近年、ブライダルシーンで人気なのはクラッチブーケです。自然の花をそのまま束ねたようなクラッチブーケは、ナチュラル志向の花嫁さんから支持されているようです。多くの注目を集めるクラッチブーケとは一体どのようなものなのでしょうか。クラッチブーケのデザインやメリット、相性の良い式のスタイルやドレスについてご紹介します。

クラッチブーケとは?

クラッチブーケは、花の茎を長めに切り揃え、ざっくりと束ねたブーケのことをいいます。「クラッチ」は、英語で「掴む・しっかり握る」という意味を表し、花束の茎を掴むスタイルが特徴です。野に咲く花を摘みそのまま束ねたような雰囲気で、茎が見えることでナチュラルな印象を与えます。

また、選ぶ花や茎を結ぶ素材によって雰囲気が変わるので、自分のなりたいスタイルに合わせて自由にアレンジできるのも魅力です。花そのものの自然美を生かし、花の茎を無造作に束ねるため、カジュアルなものからアーティスティックなものまで、花の特徴や合わせるドレスなどによって色々なテイストに姿を変えることができます。

クラッチブーケのメリット

クラッチ© iStock.com/Biggunsband

どんなウエディングスタイルにも合わせやすく万能なクラッチブーケのメリットについてご紹介します。

デザインの幅が広い

使用する花の種類やグリーン、茎を束ねるリボンや紐の素材によって印象が変わります。表現の幅が広く、さまざまなテイストの結婚式やドレスに合わせやすいのが魅力です。

ブーケの重量が軽い

ブーケホルダーや水を含ませたスポンジを使わないので、一般的なブーケに比べて軽いのが特徴です。また、ワイヤーなども使用していないので、ブーケトスにも向いています。

コストが抑えられる

素材の持ち味を生かしたアレンジのブーケなので、通常のブーケよりも少ない本数で仕上げることができます。花の本数やラッピングの施しが少ないので、費用を抑えられることが多いです。

クラッチブーケのデザイン

おしゃれクラッチ© iStock.com/ozgurcankaya

花そのものの美しさが生かされたクラッチブーケは、選ぶ花の色や大きさによって雰囲気がガラリと変わります。いくつかデザインをご紹介しますので参考にしてみてください。

可愛らしい雰囲気

バラやシャクヤクなど、丸みある花を選ぶと可愛らしい雰囲気に仕上がります。特にピンクの花でまとめたクラッチブーケはキュートな印象です。また、ピンクに白の花をミックスすれば、甘く清楚な雰囲気の愛らしいクラッチブーケになるでしょう。

大人っぽい雰囲気

大人っぽい雰囲気にしたい場合は、カラーなどのシンプルな花を選ぶと良いでしょう。茎をやや長めにし、ボリュームを少なくすっきりとまとめると、より大人のムードが漂うクラッチブーケになります。花の色は、白やブルー、パープルを使用すると良いですね。

ナチュラル雰囲気

ナチュラルな雰囲気はクラッチブーケの形にぴったりです。ナチュラルさを存分に出すなら、グリーンをたくさん使用すると良いでしょう。また、長さをあえて不揃いに束ねることで、花を摘んできたばかりのようなナチュラルさも演出できます。

可憐な雰囲気

小さな花を使うと可憐なクラッチブーケになります。カスミソウやスズラン、ラベンダーなどを使用するとレースのような繊細さのある可憐なブーケが完成するでしょう。

クラッチブーケの花の種類

花の種類© iStock.com/yumehana

選ぶ花によって表情を変えるクラッチブーケですが、どのような花がクラッチブーケに向いているのでしょうか。花の種類や特徴をご紹介します。

バラ

結婚式で不動の人気を誇るのがバラの花です。色や形が豊富で、使用するバラの花によって印象が変わります。また、花の持ちが良く傷みにくいのもブーケに選ばれやすい理由の一つです。

ラナンキュラス

花びらがぎゅっと詰まった丸いフォルムが特徴のラナンキュラス。花の種類が豊富で、ラナンキュラスのみでまとめても良いですし、他の花との相性も抜群です。

シャクヤク

シャクヤクは、ひらひらとした花びらが重なった大輪の花です。ドレスはもちろん、和装との相性も良く、華やかな印象を与えます。

チューリップ

愛らしさが魅力のチューリップは、一輪でも存在感があります。チューリップを使用したクラッチブーケは春のウエディングにぴったりですね。

ダリア

ダリアはエレガントさを感じさせる秋の花です。ドレスにも和装にも合い、ダリアが入るだけでブーケが華やかになります。

ヒマワリ

夏のウエディングにぴったりなのがヒマワリです。太陽のような明るさのヒマワリの花は、新郎新婦はもちろん、ゲストの心も元気にしてくれることでしょう。

カラー

白くすっきりとしたカラーは、気品があり洗練された印象の花です。直線的な長い茎を生かし、シンプルに仕上げると良いでしょう。

ライラック

白や紫などの可愛らしい小花が密集しているライラック。小花なので、バラやラナンキュラスなど、大きめな花との相性が良いです。

ガーベラ

花らしい形をしたガーベラは、結婚式でも高い人気を誇ります。色が豊富なので、どんなウエディングスタイルにも取り入れやすい万能な花です。

カスミソウ

繊細なカスミソウは、メインの花に合わせることが多い脇役のような花でした。しかし、たくさんのカスミソウをきゅっと束ねると、フェミニンで可憐な雰囲気のブーケになります。

クラッチブーケに合う式のスタイル

リゾートウエディング© iStock.com/Biggunsband

花の本数や種類、リボンの合わせ方など、変幻自在なクラッチブーケですが、特に向いているウエディングテイストの結婚式をご紹介します。

ガーデンウエディング

花を摘んできたばかりのようなナチュラルな印象のクラッチブーケは、緑に囲まれたガーデンウエディングにぴったりです。白やグリーンで揃えると、よりナチュラルな雰囲気が演出できるでしょう。

レストランウエディング

クラッチブーケはアットホームなレストランウェディングとも相性抜群です。レストランの雰囲気に合わせ、花の種類や色を選ぶと良いでしょう。

リゾートウエディング

クラッチブーケは海外では長年愛されています。花の自然な美しさを生かしたクラッチブーケは、豊かな自然に包まれたリゾートウエディングにもぴったりです。海や森など、場所に合わせた花を選ぶと良いですね。

2次会などのカジュアルパーティー

結婚式よりもカジュアルな2次会にも、クラッチブーケは最適です。ミニドレスやワンピースとも相性が良いので、砕けた雰囲気のパーティーでも活躍してくれるでしょう。

クラッチブーケに合うドレス

エンパイアドレスの相性© iStock.com/franz12

クラッチブーケは、ボリュームのあるドレスよりも、すっきりとしたスタイルのドレスとの相性が良いです。特にクラッチブーケに合うドレスをタイプ別にご紹介します。

Aライン

アルファベットのAを模した、裾に向かって広がるデザインのドレス。誰にでも似合いやすい王道の形です。Aラインドレスにクラッチブーケを合わせると、品よく仕上がります。

マーメイドライン

人形を思わせるような、膝下から裾に向かって広がるシルエットが美しいドレス。裾にボリュームがあるので、茎の長いクラッチブーケを合わせると良いでしょう。

スレンダーライン

裾の広がりが少なく、体に沿ったデザインのシンプルなドレス。どのタイプのクラッチブーケも合わせやすく、スタイリッシュにもフェミニンにも仕上げることが可能です。

エンパイアライン

胸下から切り替えのあるエンパイアドレスには、クラッチブーケがよく合います。リラックス感のあるエンパイアドレスにクラッチブーケを合わせれば、ナチュラルで柔らかな雰囲気が完成するでしょう。

クラッチブーケで結婚式に花を添えよう!

花を添える© iStock.com/OkorokovaNatalya

ウエディングドレスと同じくらい、ウエディングブーケに悩むという花嫁さんもいるのではないでしょうか。ドレスのコーディネートや結婚式のイメージに合うものなど、要望はたくさん出てきますよね。

そんなときは、アレンジのしやすいクラッチブーケを取り入れてみてはいかがでしょう。クラッチブーケには、デザイン以外にも重量やコストなど、嬉しいポイントがたくさんあります。一生の思い出に残る結婚式になるよう、クラッチブーケで理想のウエディングスタイルを叶えましょう。

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