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結婚式二次会の景品の選び方は、二次会の雰囲気作りや盛り上がりを左右します。二次会の景品選びで大切なのは、ゲストに対してパーティのテーマと新郎新婦の感謝の気持ちが見えること。ゲームの方法と選び方にもつながります。二次会景品の選び方と考え方、目玉景品で人気かつ喜ばれるものについてまとめました。
目次
いまどきの二次会景品の選び方とは
結婚式二次会のお楽しみといえば、ゲームの景品。定番のビンゴから、最近はスマートフォンのアプリを駆使したゲームまで、いろいろなゲームのアイデアがあり、ゲストが盛り上がるよう目新しい工夫するカップルが多くなってきました。それに応じて、ゲームの景品の選び方にも変化が。現在では「パーティの時間の中で、新郎新婦がゲストとどういった時間を過ごしたいか」によって、二次会の時間の使い方に大きな変化があり、ゲームの景品もそのテーマによって値段構成や選び方が変わってきているようです。二次会ゲストの年齢層や男女の比率によっても、景品の選び方は変化します。
代表的な、三つの考え方をご紹介します。
多くのゲストに景品がいきわたるようにする
会費をできるだけ平等に還元したい、不公平が出ないようにする景品の選び方です。ゲストの1/2以上~全員にいきわたるようにするのが目安です。
・二次会ゲストの年齢層が若い
・仲のいいグループをシャッフルした混合ゲームなどで、出会いのきっかけづくりの機会の場にしたい
このような意図がある場合は、景品数は多いほうがいいでしょう。
メリット
・多くの人に景品がいきわたるので、不満が少ない。
・ごく一部の人だけしか景品が当たらずに残りの時間がしらけるということがない。
・見知らぬ人との会話のきっかけになる。
デメリット
・目玉景品以外はあまり単価の高い景品にはできない。景品が安すぎていらない、と思われてしまう可能性がある。
・当選者が多いためゲームの時間が長くかかるので、ゲストをその間に飽きさせないメリハリの工夫が必要。
点数を抑え目玉景品(高額商品)のみにする
ゲームの景品を目玉と7000~8000円の高額景品に絞る、少数精鋭の構成です。当選はゲストの1/8~1/10程度に絞られます。
・ゲストの年齢構成が比較的高いので安価な景品は求められていない
・性格の傾向的にみんな落ち着いていてゲームでの盛り上がりをそこまで求めていない
・歓談中心のパーティにしたい
このような場合は、話題のきっかけの提供になる、こちらの景品構成がおすすめです。
メリット
・本当にもらってうれしいもののみ景品のため、ゲームが単純でも本気度が高く盛り上がる。
・当選者が少ないためゲームが短時間で済む。中には当選者の発表のみという場合も。
デメリット
・会費に使い方によっては、ゲストから不満が出るケースもある。
・ゲームが短時間で終わってしまうため、パーティ中のその他の時間の過ごし方(歓談など)や司会の盛り上げトークに工夫が必要。
ゲストの1/3程度に景品が行き渡るようにする
景品の多い、少ないの折衷案です。バランスがとれているので、二次会を企画する際に、プログラムのテンプレートに内容・時間ともに組み込みやすくなります。
メリット
・ゲストに一番受け入れてもらいやすい形のため、特に心配なく準備できまる。
・二次会景品通販サイトなどでは、この構成を想定してセットが組まれていることが多く、選択肢も多いため、無理なく探すことができる。
デメリット
・無難な構成なので、二次会としてのテーマや新郎新婦の意図が見えづらくなってしまい、おもしろ景品など何か工夫がないと、ひっかかりのないパーティになってしまう可能性も。
結婚式二次会の景品の買い方
現在、インターネットでのショッピングが一般化しているため、二次会の景品を検討するのもインターネット通販が主流になってきました。ですが、実店舗で商品を確認して購入したいという人や、新郎新婦のカラーを出すために“そこでしか買えないもの”を選ぶこだわり派の声も聞きます。景品購入方法で、それぞれの良さを挙げてみました。
実店舗
景品となる商品を実際に見定めて実店舗で購入します。何店舗も回るため、時間と手間がかかりますしスタイルはクラシックですが、商品を見てしっかり確かめられますし、ラッピングもお店にお願いできます。大きいもの以外の配送料は予算を節約できるメリットも。
家電景品の購入では、家電店舗での値引き交渉も楽しいものです。中には、幹事グループと新郎新婦が全員集まって、景品ショッピングで全員の交流を深めるイベントとして楽しむ…なんていう体験談もあります。
インターネット通販サイト
様々な景品候補をネットショップで比較検討し、効率よく買い物をすることが可能です。また会場への直接配送の手続きも簡単。ただ、景品ごとにネットショップを何店舗か利用する場合は、その都度配送料がかかる、支払い方法を変えることが考えられるため、割高になってしまうことも考えられます。また、直接会場に景品を送ってしまうと中身を確認できないリスクも。どのような手配にするかは、よく考えて検討しましょう。
二次会景品通販サイト
二次会の景品で人気のあるものを集め、予算・セット・単品・目玉別で検索でき、自由に組み合わせて購入できるサービスサイトです。中には景品紹介ムービーや、ゲームアプリと
セットで販売されている、痒いところに手が届く内容もあります。景品でかさばるものは目録化され、目録だけゲストに渡し、後日ゲストに手続きしてもらってゲスト宅に配送するサービスも。準備に追われる幹事や新郎新婦にとっては、非常に便利で魅力的です。
ただ、どうしても画一化されているので新郎新婦のカラーや個性が出ない…といった声もあります。サービスを利用しつつ、手紙を添えたり、おもしろ景品は別で用意するなどオリジナリティを出す工夫があってもいいかもしれません。
結婚式二次会の景品を選ぶ際の注意点
二次会の一か月前には手配完了を
二次会の準備は、パーティ当日からの一か月前が、準備のコア期間に入ります。そのため、比較検討に時間がかかる景品選びや候補の絞り込みは、一か月前までに済ませたほうが無難です。また、通販を利用する場合、実店舗と違いほしい商品の在庫がすぐにない場合もあり、家電の人気商品は2週間以上待たされることもざらにあります。景品が不良品の場合は交換のやりとりにも時間がかかるため、早めに動きだすことをおすすめします。
男女兼用・エイジレスで喜ばれるものを
二次会の景品は誰にどれが当たるのか、基本は選ぶことができないため、できるだけ男女兼用ができて、家に持ち帰った際に年代を問わず使える、喜ばれるもので考えるのが望ましいでしょう。ターゲットを絞り込みすぎると、そこから漏れた層であった場合や読みを外した時に、修正が効きづらく、もらったゲストが「身近なほかの誰かにあげる、使ってもらう」という選択肢も難しくなります。
金券・食品などは期限を確認
景品で圧倒的な人気の高い「消えもの」の金券や食品系ですが、使用期限・賞味期限を必ず確認してください。
特に、予算を節約しようと金券やチケットを格安のチケットショップで購入した場合、使用期限が短期間しか残っていない…というケースもあり、もらったゲストを困らせてしまう可能性も。
食品も、高級なものやおいしいものは賞味期限が短い傾向にあるため、手配する時期や、あげる際に賞味期限について一言添えるなど配慮が大切です。
かさばるもの・重いものは目録のみで後日配送手配を
家電やお取り寄せグルメなどのもらって嬉しい目玉景品は、大抵かさばる大きなものがが多く、持ち帰るのに一苦労することが多いのです。特に、二次会終了後の遅い時間に帰宅で持ち帰るのは一苦労。しかも二次会ではお酒が入っていることがほとんどなので、車の運転で持ち帰ることは難しいでしょう。かさばる景品はパーティで目録のみにして、後日当たったゲストの家に配送するよう手配と段取りを組む配慮が必要です。
他のだれかにあげられる・換金できるもの
どんなにゲストのことを考え、パーティの盛り上がりを配慮して景品を選んでも、ゲストにとって実は持っていたものだったり、使わない・あわないもの…というケースもあります。そのため、万が一のケースを考え、誰かにあげられる、換金することができる景品にするといいでしょう。特に目玉となる景品には、十分にその配慮が必要です。
結婚式二次会の景品の選び方まとめ
結婚式の二次会の景品の選び方や購入計画は、ゲストの顔ぶれや年齢に合わせて、景品の数や値段、ゲームとの兼ね合いを配慮して進めるといいでしょう。新郎新婦が考える二次会のテーマや雰囲気に合わせた景品を選べば、メッセージや感謝の気持ちがぐっと伝わりやすくなり、パーティに個性が出ます。
ゲストに喜んでもらえる素敵な二次会にするために、ゲストに合わせた景品選びを検討しましょう。