©farland2456 – shutterstock.com
結婚式の準備を始めようとすると、調べること、話し合うこと、決めること、すること、やることが多すぎて準備の全容が見えず、誰もが一度は途方に暮れるのではないでしょうか。結婚の準備をスムーズに進めるには、準備の内容を整理してチェックリストを作り、進行を見えやすくする、二人で共有する工夫が必要です。
目次
結婚準備を管理するための人気ツール
結婚の準備には結婚手続き、挨拶・報告・打ち合わせ・結婚式の用意など実に様々な準備があり、多くのカップルはそのすべてをほぼ同時進行させています。二人がバラバラに動いてしまうと、どの作業がどこまで進んだか分からなくなってしまったり、自分一人だけが準備を進めているように感じ、孤独になってしまうことも。
常に二人が「結婚準備でやること」の全体を把握して、それぞれの準備について進行の度合いがわかるようになっていれば、全体でどこまで終わっているかチェックしたり、進んでいない部分をフォローしたり、助け合い、話し合うことができるでしょう。
結婚の準備は本当に大変です。が、「結婚」「結婚式」という共通の理想と達成への目標が明確であることで協力しあうことが、これから歩んでいく上でとても大切です。
二人が準備の内容・スケジュール・進行度合いをきちんと整理し、情報共有するために、現在は必須の3大人気ツールをまとめました。ほぼ無料で、手作りもでき簡単に利用できるものです。
アイデア管理・・・ウエディングノート
スケジュール管理・・・WEBカレンダー
タスク管理・・・付箋タスクtodoリスト
ウエディングノート
ウエディングノートとは
別名「結婚準備ノート」と呼ばれる、結婚に関して日々のことを書きとめておくノートです。使い方は人それぞれ。打ち合わせのメモ・思いついたアイデア・結婚式で調べた情報・衣装候補の切り抜きスクラップまとめなど、一冊に結婚についての考えやアイデアをすべてまとめて書いていくよろず帳のようなものです。できれば新郎新婦、それぞれが持つようにしましょう。
手作りできるウエディングノートの作り方
作り方は本当にさまざまです。
現在ではファイルに、ルーズリーフや破けるスパイラルシート・切り抜きを集めておけるポケットなどを挟みこんで作るタイプと、最初からすのすべてが一冊になっているシステム手帳のどちらかを使う人が多いようです。
最近では結婚式場やウエディング情報サイトが監修して作ったウエディングノートなども販売、配布されています。
ウエディングノートの活用法
結婚式は考えることが多くありすぎて、その場で気づいたアイデア・得た情報・後で二人で検討したこと・期限設定などが次々に出てきます。そのすべてをとりあえず書きとめ、見直し、実験に向け整理していくためのアイデアの原石のノートです。
結婚式の打合せでウエディングプランナーと話し合った内容を書き留めておくことも重要。期限つきで決めることや、その場で決まらず持ち帰りになる議題を常にチェックしないと、期限ギリギリまで自分たちもプランナーも忘れていた、という失敗ケースはかなりある話です。
一旦書きとめたりスクラップした内容をもう一度見返しながら整頓すれば、次にパートナーに分かりやすく説明したい時にもおおいに役立ちます。
WEBカレンダー
WEBカレンダーとは
とにかく「期限」に追われる結婚準備。手続きの期限、下見の期限、検討の期限、打ち合わせの期限、支払いの期限、準備の期限…結婚式をするのであれば、式の3カ月前あたりから毎週、1カ月前にはほぼ連日にわたって何かの「期限」に追われるようになります。
そのスケジュールを二人で別々に管理して共有するのは非常に難しく、人間なので書き忘れのミスも必ず起きます。それを防ぐため、二人がすべての期限を一目で共有できる結婚準備カレンダーが必要です。現在では、スマートフォンアプリで二人だけが共有できるWEBカレンダーが非常に役に立ってくれます。
WEBカレンダーの使い方
スマートフォン無料アプリの共有WEBカレンダーであれば、ログインすれば二人だけが確認でき、書きこみも自由にできます。変更があった場合は予定を更新順に見ることができます。予定ごとにチャットで話し合う機能があるものもあり、議事録として話し合いの内容を後で見返すことができます。リマインド機能を使って、重要な期限やスケジュール、開始時間などを前日~当日の朝にお知らせしてくれるように設定できるため、忘れることを未然に防ぐこともできます。
付箋タスクtodoリスト
付箋タスクリストとは
ペタッと張れる、100円ショップでもどこでも買えるあの付箋に、準備で「やること」「すること」をひとつづつ書いていき、大き目のカレンダーにすべて張っていきます。
例えばDIYでは、まず、すべてやらなければいけない手順「タスク」をリストアップして付箋に1つづつ書き、完成から逆算して「日々のやること」としてスケジュールを組んでいきます。付箋の多くなりすぎた日は少ない日に移動するなど、過密スケジュールにならないように予定が目で見て組めます。
タスクが完了したら付箋をはがしていくので、どの作業で何が残っているのか、二人どちらが見ても分かりやすいため、進行が遅い作業や、フォローが必要な作業について気づきやすくなります。準備について話し合いが持ちやすくなる、便利なリストです。
手作りできる付箋タスクtodoリストの作り方
《材料》
カレンダー…付箋を貼りやすく大きめに拡大したもの
付箋…作業内容や新郎・新婦のやることなどで色を変えるとわかりやすい
ボールペン…作業内容を書き込む用に
張る場所…冷蔵庫やリビングなど、二人がいつも集まり必ず見る場所
付箋タスクtodoリストの使い方
付箋に準備内容やスケジュールを書きこんで、準備日程を組み、できたらはがすという単純なものです。一度自分で作業タスクを組むことで、準備の手順や全体の内容が整理されて頭に入り、取り掛かりがスムーズになるという利点が。
また、準備が詰まってしまう週や月が事前に把握できるため、先に進められるものは進めておく、または後にずらす、など期間全体を通しての調整がしやすくなります。
パートナーも相手のスケジュールと準備進行をチェックできるため、忙しくて手が回らない場合や遅れてしまった時には、具体的にどの部分のフォローをお願いするのか、二人で検討しやすくなっています。
結婚式準備でやることを二人で共有するためのツールまとめ
結婚の準備はやること・することが多いので、新郎新婦二人で常に準備の情報を、いかに分かりやすく共有するかが大切。そのために多くの先輩新郎新婦が活用してきた3つの結婚準備ツールをご紹介しました。手作りできるものから、スマートフォンのアプリまで、うまく使えばとてもスムーズに準備をすすめることができます。たくさんの準備を協力してこなした達成感は、きっと二人の愛を深めくれるにちがいありません。