結婚式にパンツドレスはOK?30代人気パンツスタイルとマナー

30代の結婚式のパンツスタイル©indira’s work – shutterstock.com

ここ数年、結婚式のお呼ばれコーデではパンツスタイルが人気を集めています。ドレスやワンピースよりトレンドやモードな着こなしを表現できる優秀なアイテムです。マナー的にも「パンツドレス」というドレッシーな服装アイテムの登場によって、ドレスに負けないフェミニンさ、華やかさも表現できるようになりました。

結婚式でのパンツスタイルの服装マナー

結婚式のパンツスタイルのマナー©indira’s work – shutterstock.com

今30代だけでなく、お呼ばれの服装とコーディネートに悩む全世代の女性から熱い支持を受けるパンツスタイル。定番のドレス・ワンピーススタイルと比較しても気軽に着こなせ、とても新鮮なスタイリングです。カジュアルなパーティ・お呼ばれであれば問題はないのですが、フォーマルな結婚式に着用する際は、服装の中でのパンツの立ち位置を知っておきましょう。

スカートの方が格上で、パンツスタイルの方が格下

結婚式などのフォーマルなパーティシーンには、ドレスコードに代表される服装に対しての「格」が重視されます。メンズライクなパンツスタイルの格はスカートよりも低く、女性の第一礼装はあくまでスカート。パンツスタイルは格下とされています。

セパレートは縁起が悪い?

ひと昔前はスーツやセットアップなど、上下別々に別れている服装は縁起が悪いとされ、一枚で着られるドレス・ワンピースが重宝されてきました。現在ではその縁起を気にする人は少なくなってきましたが、上下に分かれた服装をカジュアルだと格下に見る傾向はまだ年配層に根強く残っています。

パンツドレスのドレスコード

パンツスタイルをドレスのように一枚で着こなすことができ、フェミニンなドレッシーさを重視したデザインのアイテムを「パンツドレス」と言います。スッキリしたシルエットで足元の露出も少なく、ドレスよりも気軽にトレンド重視の着こなしができる非常に優れたデザインで、現在では結婚式お呼ばれコーデの人気の主力スタイルです。
ただパンツドレスはあくまでパンツとみる傾向があります。ドレッシーなデザイン・生地感のものをドレスコードでいうと、準礼装(セミフォーマル)・略礼装(インフォーマル)あたりに位置付けられ、正式なフォーマルスタイルと言い切ることはできません。
一般的な見方では「平服」と言われているインフォーマル寄りのスタイルで、ドレッシーさや華やかさに気を配る必要があり、披露宴での着用よりレストランウエディングなどのカジュアルパーティに向いています。

親族としての出席には注意が必要

先述の通り、パンツドレスはマナー的に正式なフォーマルの服装とは言い切れない部分があるため、より強いフォーマルさが求められる親族の結婚式で選ぶ服装としては不向きです。特に新郎新婦が兄弟・姉妹など関係性が深い親族の結婚式では、パンツ以外のドレスや着物を選ぶのがマナーです。

会場とパーティの格式に合わせた着こなしを

現在では、パンツスタイルの認知度が急速に上がっており、親族として参加する結婚式や、上司という立場あるゲストとしての参加以外では、パンツドレスの着用をとがめられることはあまりないでしょう。会場とパーティの格式・ゲストの顔ぶれに応じて、その場にあった華やかさやドレッシーさのあるコーディネートを心がけてください。

結婚式でのパンツスタイルのコーデと種類

結婚式のお呼ばれで選ばれるパンツスタイルは、次のような服装とコーディネートの種類があります。

パンツドレス

オールインワンドレス
一枚のつなぎで着こなせるタイプ。ジャンプスーツとも言います。

セットアップドレス
上下別々になっているが、お揃いの素材や異素材でも同色カラーでそろえた、ワンピースと言っても違和感ない組み合わせで着用できるスタイルです。

パンツスーツ

お揃いの素材・または色で作った、ジャケット(羽織り)とボトムという組み合わせの服装です。羽織がジャケットやボレロなど複数パターン選べたり、上下が同色でも異素材だったりとさまざまな組み合わせから選ぶことが可能な商品もあります。

トップス・ボトム別々でコーデ

お揃いの作りではなく、パンツとは違ったトップスを組み合わせます。華やかさを加えたり、以前着ていた雰囲気とイメージを簡単に変えることができます。披露宴には不向きで、二次会やカジュアルウエディング向けのコーディネートです。

30代女性のお呼ばれ向けパンツコーデの注意点

カラー選び

30代は黒やグレーなど、定番カラーと言われていた色の顔映えが、年齢による肌のくすみで悪くなってきます。黒を着る場合はアクセサリーやヘアメイクに工夫を。思い切った明るいカラーが似合う年代です。

30代お呼ばれの服装カラーの選び方、注意点についてはこちら。

30代女性ゲストの結婚式お呼ばれドレスの色は?おすすめカラー

シルエット

パンツドレスには袖付きのデザインが多く、羽織りなしでも着やすいため、30代に圧倒的な支持を得ています。ただ、スッキリ見せるには縦長のシルエットと女性らしいくびれが分かるラインが大切です。また、足を長く腰の位置を高く見せるために、高めのヒールの着用を心がけてください。

レングス

フルレングスのワイドパンツや、七分丈のクロップドパンツは丈の長さに注意してください。フルレングスはハイヒールを履いた時のヒールの見え方で着こなしの洗練さが決まります。長すぎる場合は丈詰め、短い場合は丈出しなど、買った後は身長に合わせたメンテナンスを。クロップドパンツは足首が見える位置で、頭身バランスやヒップの大きさの見え方に差が出ます。ちょうどいい丈かどうか、ヒールを履いた状態での確認を行いましょう。

アクセサリー

パンツスタイルはフェミニンな要素が強いパンツドレスでも、ドレスと比べて見え方がマニッシュになります。華やかさや女性らしさをプラスする意味合いで、アクセサリーはドレスより華やかなものを選びましょう。縦長シルエットを強調するロングネックレスや、縁起のいい意味合いもある華やかな二連ネックレスなどがおすすめです。

バッグ

アクセサリー同様、パンツスタイルのマニッシュな要素に華やかさを加える意味合いから、輝きのあるものや女性らさーしさが協調されたデザインがおすすめです。パンツスタイルは縦長のバランスのため、バッグはチェーンの長いショルダーや横長のクラッチバッグなど存在感のあるバッグと合わせると会場映えします。

シューズ

パンツスタイルをスッキリ着こなすコツはパンツのレングスに合わせたヒールの高さ。10cm以上のハイヒールを強くおすすめします。着こなし上級者になると、クロップドパンツをフラットシューズで合わせたり、フルレングスでも存在感あるローヒールで組み合わせたりと、粋なコーデも楽しめます。ただ、うまく着こなすためにはパンツの履きなれ度やバランスを意識したレングスの微調整が大切です。

30代のフォーマルな結婚式向けのパンツスタイル

華やかさを意識したスタイリングを心がけましょう。一枚で着られるオールインワンタイプか、セットアップでもつなぎに見えるタイプがおすすめです。

フルレングスパンツドレス

シースルーで重ねたドレッシーなパンツドレス

ドレスのようなシルエットのオールインワンドレス

華やかなカラーのパンツドレス

30代の二次会・カジュアルウエディング向けパンツスタイル

カジュアルウエディングや二次会では、トレンドを意識した重ね着ゃセットアップ、ブラウスとのコーディネートが楽しめます。カラフルなパンツドレスは会場を明るくします。

上下別々のコーディネート

露出を控え重ね着のテクニックアイデア

会場を明るくするカラーのパンツスタイル

30代ママ向けのお呼ばれパンツスタイル

お子さまの行事や家族のことで、フォーマルな場に出ていくことがおおいため、着回しの利くスーツや、子連れでも動きやすいクロップドタイプのセットアップが、30代のママに大人気です。

パンツスーツ

適度な露出と明るいカラーで女性らしいフォーマルスタイル

動きやすいクロップドタイプのセットアップ

結婚式で人気の30代お呼ばれパンツスタイル・マナーとコーデまとめ

結婚式で女性がお呼ばれの服装としてパンツスタイルを選ぶのに気を付けなければいけないマナーは、自分がどの立場でゲストとして招待されているのか、結婚式の会場と格式の高さを見極めることです。30代のお呼ばれコーデとして、パンツスーツやパンツドレスはいろいろなお呼ばれシーン、フォーマルな場に着ていける服装として活躍の場が広がっています。マニッシュなアイテムにフェミニンな要素を取り入れて、華のある着こなしを心がけましょう。

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