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結婚の挨拶の時の男性の服装はスーツがほとんどでした。が、最近はスーツ以外の服装で出向くケースが増えています。スーツを普段着用しない仕事に就いている人は増加していますし、ジャケットを着用したスマートなスタイルが日本に浸透しつつあるからです。スーツ以外やカジュアルな結婚の挨拶の服装を画像で紹介します。
※結婚の挨拶定番の服装スーツのマナーについてはこちらから
目次
結婚の挨拶の男性の服装は「スーツ以外」が急増中
結婚の挨拶の服装のスーツ以外の選択肢
ここ数年、ジャケットをきれい目にスマートに着こなす「ジャケパンスタイル」が日本での認知度が高くなってきました。スーツよりスマートに個性的な着こなしが工夫でき、着心地が楽なため、ビジネスシーンでも定着しつつあります。そして結婚の挨拶の場で、スーツ以外の選択肢としてジャケパンスタイルを選ぶケースが増えています。
ジャケット着用が大前提
結婚の挨拶では、服装を選ぶ前提として、ご両親が安心して娘を任せられると信じてもらえる服装であることが大切です。結婚の挨拶の場でパートナーの両親と初対面という人も多いでしょう。2~3時間ほどの短時間で自分の人間性や良い部分をすべて分かってもらうのはとても難しく、両親側は最初の見た目や立ち居振る舞いで人間性を判断します。
そのために一番分かりやすくきちんとした服装はスーツです。が、スーツ以外を選ぶなら、男性がオフィシャルな場に着用が必須とされるジャケット(トラッドなテーラードジャケット)を中心としたコーディネートが基本になります。
カジュアル・普段着と言われた場合の見極め
彼女の両親から「堅苦しい服装ではなくカジュアルで」「緊張するからスーツ以外で」と指定されるケースが増えているようです。現在は結婚で家と家のつながりを昔ほど重視しない傾向なので、実家での挨拶はくつろいだアットホームな雰囲気にしたいという考えの親も多いでしょう。
そういった場合、どこまで服装をカジュアルに崩すか見極めが大切です。言葉をそのまま受け取り、本当にラフでスポーティな服装では、度を超すと彼女側の両親に不快な印象を与えることがあります。カジュアルアイテムはフォーマルアイテムと組み合わせ、コーディネートのバランスを取りましょう。
スーツ以外の服装で気を付けたいNGコーデ
Tシャツやカットソーを1枚で着るスタイル
挨拶の場でジャケットを着用せず、Tシャツやカットソー1枚で挨拶に伺うのは基本的なマナーとして先方に失礼です。必ずジャケットの着用を。
デニムアイテムの着用
先方からのカジュアル指定がない場合、一般的にこういった場でのGパン・デニムジャケットやデニム風のアイテム(シャツなど)の着用はNGです。
サンダル・ブーツ・スニーカーの着用
訪問の際のマナーとして素足は厳禁です。サンダルや素足にローファーといった靴・スタイルを選ぶことはやめましょう。また、ブーツやスニーカーはカジュアルなテイストととられますし、着脱に時間がかかり玄関で先方をお待たせしてしまいます。たとえカジュアル指定があっても、避けるのが無難です。
髭のスタイル
男性の髭のスタイルはここ最近は認知度が上がってきたものの、きちんとした対応を求められる場では厳しい目で見る両親世代はまだまだ多いでしょう。当日はきちんと髭を剃って、爽やかに対応しましょう。
結婚の挨拶で好ましいジャケパンスタイルの服装
ジャケットは落ち着いたカラーのテーラードを
ジャケパンスタイルで一番大切なのは、ジャケットのデザインとテイストです。素材はウール(春・秋・冬)やきれい目のコットン・麻(春・夏)が多く選ばれ、上質な仕立てでサイズがあったものを選びましょう。カラーは落ち着いたトーンのブラック・ネイビー・グレー・ブラウンがマスト。チェックやストライプ・へリンボンなど柄入りも控え目であれば問題ありませんが、無地のほうが無難です。
シューズはきれい目な革靴で
結婚の挨拶の場では定番の黒・茶のストレートチップやプレーントゥあたりがおすすめです。ウィングチップはメダリオンのデザインが控えめか、ないものを選びましょう。ファッションとしてのジャケパンスタイルであれば、ローファーやショートブーツ、スニーカーを合わせるのをお勧めしたいのですが、この場では避けてください。
夏以外はネクタイはしたほうがよい
ジャケパンスタイルはノーネクタイのコーディネート例が多いのですが、結婚の挨拶ではネクタイはしていったほうが良いでしょう。パートナーの父親が自宅でもきちんとネクタイをして出迎えるケースが考えられます。真夏以外はノーネクタイは控えましょう。
結婚の挨拶のカジュアルな服装
彼女側の両親から挨拶の際の服装でカジュアル指定があった場合でも、本当にカジュアルな服装はNGです。何度か会ったことがあり、両親が心からカジュアルでと言っているのがわかっていたとしても、結婚の挨拶はけじめの場です。カジュアルに寄りつつ、服装のどこかできちんと一線を引いた姿勢を見せることで、両親に誠意と決意の気持ちを感じてもらうことができるはずです。
カジュアルでもジャケット着用を
「カジュアルで」と言われても、テーラードジャケットの着用をおすすめします。ただ、素材をカジュアル風に仕立てたコットンやデニム、ツイードにするなど、少しラフなテイストを取り入れるのはOKです。
カジュアル+きちんとアイテムでバランスをとる
シャツなど襟付きのトップスにデニムやチノパン
真夏でジャケットなしの場合は、必ず襟付きの服(スポーティすぎるテイストのポロシャツは不可)を着用し、ボトムにはチノパンやきれい目のデニムなどにしてバランスを取りましょう。
カットソーやGパンにはジャケットを着用
無地のカットソーやGパンのように、一目見てカジュアルな雰囲気のアイテムには、ジャケットを必ず羽織ってきちんと感をプラスしましょう。
気を付けたいスーツ以外のカジュアルな夏の服装
ノーネクタイスタイル
真夏などに「ジャケットなしでいいですよ」と提案されたり、または「ラフにノーネクタイでいいですよ」と言われた場合は、襟元がだらしなく見えることが多いので、立ち感のいいドレスシャツを選んでください。
デニムスタイル
夏の服装でデニム素材を取り入れたい時は、テーラードジャケット、またはノーダメージのきれい目のデニムパンツの、どちらか一方で取り入れるのが無難です。「きちんと」と「カジュアル」のバランスを大切に。
結婚の挨拶でスーツ以外の男性の服装とコーデまとめ
結婚の挨拶にうかがう際の男性の服装で、スーツ以外を選ぶ場合は、トラッドなテーラードジャケットを必ず着用してください。 彼女の親から「カジュアルな服装で」と言われてもそのままうのみにはせず、カジュアル寄りの中にジャケットやきれい目なパンツなど「かっちりした」部分を取り入れ、挨拶のために改まった姿勢で訪問したという気持ちを伝えましょう。パートナーの両親に真摯な気持ちが伝わるよう、コーディネートで準備してください。