ガーデンウエディングとは?演出・魅力・衣装・費用を大調査

ガーデンウエディングとは©Erman Erikoglu – shutterstock.com

結婚式を計画する上で、今もっとも人気のあるガーデンウエディング。グリーンがたっぷりの庭で、まるで海外のようにフォトジェニックな空間と装飾・ゲストと距離が近い温かい演出は、さまざまなウエディングスタイルの中でも心が躍るシチュエーションです。具体的な内容や、演出・魅力・衣装・費用を簡潔にまとめました。

屋外を楽しむ結婚式「ガーデンウエディングとは」

ガーデンウエディングとは

ガーデンウエディングとは、結婚式の会場にある庭園(ガーデン)を利用して屋外で挙式・パーティを行う開放的な結婚式のこと。欧米の結婚式では多く見られるスタイルで、日本のガーデンウエディングのセレモニー・演出・装飾も、海外の結婚式をお手本にしたスタイルが主流です。屋内の披露宴との大きな違いはふんだんなグリーンを生かした演出を楽しむことができ、解放感のある空間の中で、ゲストとの距離をグッと近くして、アットホームなパーティが実現できます。

雨が降った場合のガーデンウエディング対策

ガーデンウエディングで真っ先に心配になるのが雨の日の対策。現在ガーデンウエディングのプランを用意している会場の多くが雨の日の対策をしており、室内に挙式のための別会場を用意しているか、または簡易テントや全天候型ガーデンで多少の雨なら屋外挙式・パーティができるようになっています。また、雨の日をプラスにとらえた演出・イベントを用意するなど、フォロー対応の準備もあります。会場側のプランナーとしっかり話し合うことで、雨の日でも最良の結婚式を計画することが可能です。

ガーデンウエディングで屋外を生かした演出メリット

ガーデンウエディングの演出メリット©Aleksandr Demianiv – shutterstock.com

屋外を生かした自由な装飾

ガーデンウエディングの魅力は、なんといっても建物内ではできないガーデンのグリーンに映える美しく自由な装飾です。海外の結婚式のようにフォトジェニックで魅力的な装飾演出が楽しめるため、ゲストと一緒に目いっぱい素敵な思い出を残せます。

屋外でしかできないイベント

ガーデンウエディングで人気のイベント例として、ガーデンでの人前挙式・バルーンリリース・バブルシャワー・デザートビュッフェなど、屋外だから映える魅力的なイベントが盛りだくさんです。ゲストも参加で盛り上がる企画が、屋内よりスムーズに計画できるため、距離感が近いアットホームなパーティが実現できます。

季節・時間帯を生かした演出

ガーデンの魅力は明るい昼だけでなく、夕方から夜にかけてのライトアップも一押しです。キャンドルやライトで照らされた幻想的なガーデンでのナイトウエディングが今、大人気。パーティの開始時間によっては昼から夜にまたいで、明るい開放的なガーデンと夜のムーディなガーデンの2つの顔を楽しめます。

ガーデンウエディング季節ごとの魅力とメリット

ガーデンウエディングの季節のメリット©Oksana Shufrych – shutterstock.com

大人気の春・秋

屋外で過ごすのに気温がちょうどよく、ガーデンウエディングではもっとも人気のある季節です。春の花や新緑・秋の紅葉など、ガーデンを生かした自然の魅力を思う存分楽しめます。大人気のシーズンだけに、会場予約は激戦のため、この時期の挙式を考えているなら早めから下見を計画しまょう。

暑い夏

ガーデンウエディングの穴場シーズンの夏。陽が落ちて涼しくなる夕方から、キャンドルなどでライトアップしてムーディで幻想的な空間を作るナイトウエディングはゲストにも大好評です。ガーデンウエディングのオフシーズンである夏・冬は会場側が割引特典を用意していることも多く、費用を抑えての結婚式が可能です。

寒い冬

太平洋側では年間通して一番晴れ日が多い冬。最近ではパラソルヒーターなど暖をとれる器具を備えている会場もあるので、冬のガーデンウエディングの計画がより可能に。防寒対策をしっかりとった上で、冬ならではのクリスマス・正月などの演出を楽しめます。沢山着こむ新郎新婦の和装は、冬のウエディングにぴったりです。

ガーデンウエディングに適した会場

ゲストハウス

一軒家を丸ごと貸し切りにできるため、時間も空間も自由に使えるゲストハウス。一軒家のガーデンやプールなどをフルに利用して、まるで海外の結婚式のような自由でフォトジェニックな演出が楽しめます。その分、費用は自由度に応じて上昇傾向です。

ホテル・専門式場

大小さまざまなバンケットルーム・ガーデンの用意があるため、ゲスト数に合わせ身の丈にあったガーデンウエディングが企画できます。何組も同時に結婚式を挙げるため、時間の自由やガーデンの使用に制約があることが多いです。

一軒家レストラン

美味しい料理を楽しみながら、アットホームなガーデンウエディングが計画できます。演出内容や企画のオリジナリティも他の会場に比べ自由度が高く、費用も若干低く抑えられることが多いのですが、ガーデンが多少手狭になり、収容人数が限られるケースがあります。

美術館や公園など

ガーデンが美しい美術館や公園では、結婚式が行えるサービスを提供している施設があります。内容は各会場に問い合わせるか、プロデュース会社などにお願いして計画できます。

ガーデンウエディングの新郎新婦の服装

新婦のウエディングドレス

ガーデンウエディングでの花嫁のドレス選びの注意点は、基本的には屋外を歩くことになるので、動きやすい裾周り&シルエットであることです。屋内のフォーマルな披露宴で大人気のボリュームたっぷりのプリンセスラインやAライン、トレーンの長さが魅力的なマーメイドラインは、ボリュームが少ないものを選ぶ注意が必要です。ボリュームが少なくナチュラルなテイストに合うスレンダーラインやエンパイアラインがガーデンウエディング向きで、人気の衣装です。

新郎のスーツ・タキシード

花嫁のドレスとは対照的に、比較的どんなテイストでも選べるのが新郎の衣装。フォーマルなタキシードからカジュアルなスーツまで、ウエディングのコンセプトに合わせて自由に選べます。新婦の選んだウエディングドレスとテイストを合わせると統一感がでるでしょう。

ガーデンウエディングの費用と相場

ガーデンウエディングの費用相場

ガーデンウエディングの費用は会場とゲスト数によって変わりますが、その会場が用意している通常の結婚式プランの費用より、相場的に1割~3割ほど高くなることが予想されます。費用が高くなる理由として、会場使用料以外にガーデンの使用料金・ガーデンの装飾費・ガーデンでの演出費用が加算される可能性があるためです。

ガーデン使用料

会場にあるガーデンは通常の会場使用料に含まれている場合と、別途使用料を払って借りる場合があります。ガーデンウエディングはずっと外でパーティを行うわけではないため、屋内のバンケットルーム(披露宴会場)も使用するのですが、その両方の使用料がかかることがありますので、契約する前に下見の見積りで料金体系を確認しましょう。

ガーデンでの装飾料・演出料・飲食料

ガーデン挙式料がプラン内に入っていたとしても、ガーデンでイベントを行う場合、その料金がオプションになって追加で費用を払う可能性があります。装飾費用も会場内以外に別途ガーデンの装飾費用が、また、ガーデンでウエルカムドリンク・ビュッフェ・アミューズなどを提供する場合は、その分もオプションとして費用がかかるため、やりたい演出・装飾内容を冷静に見極める必要があります。

時間帯によっての演出・装飾料

ゲストハウスやレストランでは貸切りで長時間のガーデン使用が可能ですが、夜のキャンドルなどでのライトアップをしたい場合、昼との装飾変更には別途費用が必要になる場合があります。昼と夜で装飾は使いまわすことができるかなど、細かい装飾変更やイベントごとに増えていく追加料金は細かく確認し、チェックしていきましょう。

ガーデンウエディングとは?演出・魅力・衣装・費用のまとめ

ガーデンウエディングとは、その名の通りガーデン(庭園)で行う結婚式の意味です。挙式やパーティをガーデンで行えるプランを用意している会場や、素敵な庭を持っていて結婚式を行うサービスを提供している施設などを探して計画します。ガーデンウエディングは季節や雨などの天候によってプラン内容が左右されますが、季節の特性を生かして前向きにとらえて計画すれば、自然の中で素晴らしいパーティが実現できます。まずは、気になったガーデンがある会場に下見に行って、プランナーとやりたいことや費用面をしっかり相談してみましょう。