© iStock.com/Nastco
冬の結婚式にお呼ばれされた場合、一番悩むのが「服装選び」。特に女性はパーティドレスを決めるのに結構悩む方が多いみたいです。お洒落と寒さ対策の両立は結構難しいですよね。特に冬の結婚式には服装のNGマナーも多いので、より困ってしまいます。この記事では冬の結婚式の服装マナーから、おすすめのドレス選びまでをご紹介していきます。
目次
冬の結婚式の服装(ドレス)マナー
© iStock.com/Webkatrin001
冬の結婚式では、基本的な結婚式の服装マナーに加え、冬ならではのアイテムマナーにも気を配ってほしいものです。基本的な結婚式の服装マナーをおさらいしつつ、冬の結婚式の服装マナーをみていきましょう。
結婚式の基本服装マナーをおさらい
結婚式の基本的な服装のNGマナーは、下記の通りとなります。再度おさらいをして、注意して服装を選びましょう。
・白NG(ベージュやアイボリーはOK)
・真っ黒な服装
・露出する服装(肩・胸・膝は要注意)
・柄物
・動物柄やファー素材
・カジュアルなニット素材など
・タイツや黒ストッキング
・過度な光物(服装やアクセサリーにおいて)
・カジュアルな靴
結婚式では基本的に、「花嫁と被る色の服装やアイテム」「カジュアルな服装」「品のない服装」がマナー違反となります。基本的に清潔感と、不快な思いを与えない服装を心がければ大丈夫です。服装マナーの中には、こじつけのようなマナーもあり、近年では少し緩くなりつつあるものもあります。実際には自分の参列する結婚式場の雰囲気や、ゲストの年齢層なども考慮して、服装を選ぶと良いでしょう。
冬アイテムのマナー
冬はコートやマフラーなどの服装も増えてきます。その部分のマナーを見ていきましょう。
コート選び
冬の結婚式の必需日である「コート」。結婚式マナーに違反するファー素材やカジュアルなダウンコートを避ければ、基本的には深く考えなくても大丈夫です。会場に入ったらクロークに預けるので、結婚式ではコートで写真を撮ることもありません。しかし神前式など、花嫁行列で外を移動することがある際は、コートを着ることがあります。その際は無地のシンプルなコートを選ぶほうが無難でしょう。おすすめは、冠婚葬祭ともに使えるシンプルなブラックのコートを一つ持っておくことです。
マフラー選び
マフラーもコート同様、結婚式会場のクロークに預けるものに関しては深く考える必要はありません。基本的にはお手持ちのものをご使用できます。
ファーアイテムは△
結婚式のNGマナーの一つである「ファー」。ファーや柄物などは、昔から殺生イメージがあるとしてお祝いの席での使用はマナー違反とされていました。また、「毛が抜け落ちる」ということから、縁起の悪い「抜ける」や「落ちる」という意味にもとらえられる為、縁起を気にする人は好まないアイテムのようです。
ただし、近年では可愛いファー素材のボレロやショールも増えており、防寒対策としても人気のアイテムの一つとなっているのは事実。声を大にして「結婚式でファーはOK」とは言えませんが、会場の雰囲気やゲストの年齢層を考慮すれば、ファーを選んでも問題ない結婚式もあると思います。格式の高い会場での披露宴などでは、避けることがおすすめですが、親族のいない二次会やカジュアルなウエディングでは選んでも良いのではないでしょうか?
冬でも結婚式でのタイツはNG
寒いと着圧タイツを着たくなりますが、フォーマルな場でのタイツはNG。結婚式の服装では「ベージュのストッキング」が基本です。ただし移動時などは寒いと思うので、会場まではタイツで移動し、会場でストッキングに履き替えれば問題ありません。
冬でも結婚式でのブーツはNG
ブーツもカジュアルなイメージがあるのでNGです。時たまカジュアルなレストランでの二次会で、ショートブーツを履いている女性を見ますが、これは会場の雰囲気を考慮してぎりぎりOKでしょう。ただし、ホテルや結婚式場、おしゃれなレストラン会場での披露宴や結婚式ではヒールのあるパンプスがフォーマルマナーとなります。雪などでパンプスでの移動が不安なら、タイツ同様、会場までの移動はブーツで行い、会場でパンプスに履き替えればOKです。
カーディガンはNG
冬の服装でみんなが必ず使うカーディンガンですが、これは結婚式ではNGアイテムなんです。やはり日常生活で気軽に使えるアイテムゆえ、カジュアルなイメージが強くあります。冬の結婚式ではカーディガンを避け、袖のあるボレロやジャケットなどを選ぶようにしましょう。
冬の結婚式におすすめの服装(ドレス)カラー
冬の結婚式には定番のネイビーやブラック、ベージュはもちろんのこと、暖色などのドレスカラーがおすすめです。また、クリスマスイメージでもある赤やグリーンなどのドレスも素敵です。赤は少しインパクトが強いので、ボルドーなどの落ち着いた色味を選ぶのが良いでしょう。また、グレーカラーも季節感があっておすすめ。
ボルドーカラーのドレス
グリーンカラーのドレス
グレーカラーのドレス
冬の結婚式参列!みんなの服装選びの疑問
© iStock.com/Tianika
みんなが色々不安を抱える冬の結婚式。服装に関する疑問に丸っとお答えします。
寒いから長袖が良いの?
会場で一番露出をしているのは、ウエディングドレスを着ている花嫁さんです。なので、冬でも会場は花嫁さんに合わせて、空調が調整されています。ゲストも完全防寒をしなくても温かく過ごせるので、ご安心を。
冬の半袖は寒い?
上記で記載したように、会場は空調設備が整っているので、半袖ドレスでも問題なく過ごせます。ただし、半袖ドレスにコートのみだと、移動時は寒いかもしれん。移動時はさらに何かドレスの上に着ることをおすすめします。
パンツドレスで参列したい
最近の結婚式ではパンツドレスで参列する女性も増えてきています。なので、冬に限らずどの季節でも問題なくパンツスタイルを選べます。ただし、パンツドレスはフォーマル度がドレスには劣りますので、親族や上司の立場なのであれば避けるのが良いでしょう。
冬の神前式の服装選びが知りたい
外の移動も伴う神前式の場合は、「長袖ドレスにコート」もしくは、「半袖ドレスやノースリーブドレス+長袖ジャケット+コート」がおすすめです。あまり荷物を増やしたくない人なら、ドレスにジャケットを羽織って、カイロなどで対策をするのが良いでしょう。
レストランウエディングやカジュアルなウエディングの場合
カジュアルな会場でも、ニットなどのカジュアル過ぎる服装は避けましょう。カジュアルなレストランでの服装選びは下記をご参考ください。
移動時の寒さ対策はどうしてる?
一番おすすめなのがカイロです。沢山厚着をしても、荷物が増えて大変です。取り外しのできる貼れるタイプのカイロを味方につけましょう。
雪の日のパンプスが不安
冬の雪の日はパンプスでの移動が大変です。その際は、ブーツで会場まで移動し、会場でパンプスに履き替えましょう。
冬の結婚式はお洒落と寒さ対策のできる服装を
冬の結婚式と言っても、地域によって寒さはさまざま。東京ならまだ「ドレスにコートを羽織って」といった服装でも大丈夫ですが、雪国だとばっちり寒さ対策が必要だったりします。移動時のことを考えると、大変な地域もありますが、会場に入ればなんの心配もなし!全国共通で、結婚式場は空調が効いていて、どんな服装でも快適に過ごせます。むしろ寒さ対策ばっちりで行ったら、会場が暑すぎて汗だくに……、なんてことにならないようにご注意を。
冬の結婚式の服装選びはついつい「寒さ対策」に重きを置きがちですが、冬とはいえ一番大切なのは「お洒落を楽しむこと」。せっかくのお呼ばれ、お洒落を我慢してはもったいない!自分の着たい服装を選んで、冬でも楽しいドレスアップを楽しんでください♪