教会でも挙げれる婚約式ってなに?婚約式の服装や流れをご紹介!

結婚を申し込まれる女性 婚約する© iStock.com/GeorgeRudy

婚約式という言葉を聞いたことはありますか?婚約式は、結婚が決まってから大体三か月前までに行う儀式です。最近では、結納に代わり「婚約式」を選ぶカップルも増えてきました。カジュアルな婚約パーティに近いイメージになりますが、結納とは何が違うのでしょうか。婚約式とはどういうものなのか?おこなう場所や婚約式の流れなど詳しくご紹介します。

婚約式とは日本で言えば結納に近いスタイル!

婚約式とは、古くからキリスト教信者の間でとり行われていた、結婚報告の儀式のことを言います。日本の結納にあたるものですが、形式ばった決まり事はなく、もう少しカジュアルに行われる儀式です。

周囲へ結婚の報告をする儀式

本来、婚約式は結婚を決意した2人が、教会で聖職者の立会いのもと、結婚を誓う儀式のことを指します。

最近では、日本でも格式ばった結納に捉われず「婚約式」を選ぶカップルも増えてきました。結婚する二人が、婚約式に出席したゲストの前で結婚の契りを誓うことになります。

婚約式の目的は、結婚することをみんなに報告するカジュアルな結婚報告パーティと考えてよいでしょう。

婚約式と結納の違いとは?

日本の伝統的な儀式である結納は、両家の間で結納品や結納金などの金品を取り交わす形式に沿っておこないます。

結納は、家同士の結びつきを強めるための印象がありますが、婚約式は決まりごとがなく、友人や知人、親族の前で婚約したことを伝えるスタイルになります。

婚約式はキリスト教だけしかできない?

教会の前の新郎新婦© iStock.com/Shtrunts

元々の儀式は、キリスト教徒の間でおこなわれてきた慣習のため、信仰していなくてもできるの?といった疑問もあるのではないでしょうか?現在は、婚約式をカジュアルに行うことがほとんどで、宗教にこだわったスタイルではなく行うことができます。

「婚約式」「婚約パーティー」は結婚式とは何が違う?

婚約式は、結婚誓約書にサインをしたり婚約指輪や時計などの婚約記念品を贈りあったりすることが一般的です。

婚約パーティは、本人たちが祝福してもらいたいと思う大切な人々に直接結婚の報告をするアットホームなパーティになります。婚約式と婚約パーティは、ほぼ同じ内容であると言ってよいでしょう。

結婚式との違いは、必ずしも神様に結婚の誓いを立てることはなく、フォーマルな服装や格式ばった振る舞いのマナーがないことです。婚約パーティや婚約式は、新郎新婦の意向によってアレンジでき、形式は自由であることが特徴です。

婚約式をするのは教会?

婚約式は、どのような場所で行うことができるのでしょうか?キリスト教の慣習ということですから、婚約式は教会というイメージを持つ方も多いでしょう。

最近では、教会やホテルでも婚約式のプランを設けている会場もあるようです。婚約式を行う時期や、行える場所をご紹介します。

婚約式を行う時期

結婚式の半年~3カ月前までに開くのが一般的な時期になります。プロポーズからお二人の結婚の意思が固まり、お互いの両親の同意を得ることができたあとに婚約式をおこないましょう。

婚約式を行える場所

婚約式は、どのような会場でおこなうことができるのでしょうか。教会などそれぞれの会場の特徴と一緒にご紹介します。

  • 教会
    婚約式をセレモニーとして厳かな雰囲気を大切にしたいときは教会を選ぶと良いでしょう。
  • ホテル
    高級感のある空間で婚約式したいときには、ホテルがおすすめです。きちんとした雰囲気の方がよいというときは、上質感のあるホテルを選びましょう。
  • レストラン
    美味しい料理を囲んだセレモニーができます。たくさんのゲストを招待するときは、貸切でおこなうことが出来る会場です。
  • カフェダイニング
    ゲストと思う存分に歓談したいときは、ラフな雰囲気のカフェがおすすめです。リラックスして婚約式が過ごせ、家族や親族だけでなく、友人もたくさん招待したいときに向いている会場です。

婚約式の服装は?

新郎新婦の服装© iStock.com/verve231

特に格式のある決まり事がない婚約式では、どのような服装が好ましいのでしょうか?
婚約式の服装について紹介していきます。

正装でなくてもOK

新婦であればウエディングドレスを着る必要があるのでは?と思うかもしれません。婚約式は新郎新婦、ゲストともに正装をしなくても問題ありません。

自分たちらしい服装で

自分たちらしい服装で婚約式に臨みましょう。とはいえ、思い出に残るセレモニーになるので、準正装といわれる服装の着用が相応しいでしょう。

男性はジャケットを羽織ったり、女性はひざ丈のワンピースなどがそれにあたります。自由度の高い婚約式では、華やかな色合いのものを取り入れてもいいですよね。

会場に合わせた服装で

婚約式に選んだ会場に合わせた服装をすることも大切なマナーです。格式高いホテルを選んで、あまりにカジュアルな装いはNGになりますので気をつけましょう。

婚約式の流れとは?

誓約書にサインする新郎新婦© iStock.com/eksii-Yeremieiev

婚約式の流れや形式に決まりはありません。一番の目的は、お二人が結婚することをみんなに報告し、祝福してもらうことですよね。一般的な婚約式の流れを見ていきましょう。

一般的な婚約式の流れ

結婚契約書へのサインや、婚約指輪や時計などの婚約記念品を贈り合うというのが一般的な婚約式の流れです。

家族や友人の前でおこなう人前式スタイルの一例としては、

  1. 立会人 開会宣言と挨拶
  2. 二人が婚約したことを発表し宣言する
  3. 婚約誓約書を朗読
  4. 婚約記念品の交換
  5. 二人から挨拶のあと、閉会宣言

婚約式のやり方は、特別な流れや決まり事はなく「婚約」したことを家族や友人たちの前で宣誓するスタイルです。自由度の高い婚約式は、自分たちらしくアレンジしておこなうことができます。

婚約式の4つのメリット

婚約式を選んだ際、どういったメリットがあるのか見ていきましょう。

1.費用や準備がかからない

カジュアルなスタイルでおこなわれる婚約式は、結納金の用意などはなく費用や、それにかかる準備の時間も少なくて済みます。

2.ドレスコードが自由

形式ばった結納とは違い、カジュアルで行うことができる婚約式ですので、服装などのスタイルは自由でかまいません。

3.自分たちらしいスタイルでできる

伝統的な結納とは違った魅力として、一番なのは自分たちらしさを出せることでしょう。お金や手間がかからないスタイルは、参列する家族の負担も少なく済みます。

4.「婚約誓約書」が作れる

婚約誓約書とは、婚姻の申し込みや婚約していることを書面で表す誓約書のことを指します自分たちが選んだ文例で、自由なスタイルで用意することもできます。ゲストの前でサインをする際の演出アイテムとして、婚約式をするなら用意するといいですよね。

婚約式でカジュアルな結婚の報告を考えてみよう

婚約式は、元々キリスト教式による婚約の儀式のことを指していましたが、最近では宗教に関係なくおこなわれるようになってきました。

婚約式は、自分たちのイメージしているスタイルが叶う会場を選んで問題ありません。流れも特に形式的な決まりはないので、自分たちらしい婚約の演出を入れることができます。ゲストと共に素敵な婚約式ができるように当日を迎えてくださいね。