結婚式はいらない?結婚式をいらないと思う理由と解決策を紹介!

ブーケを持つ花嫁© iStock.com/Andrii-Medvediuk

近年、結婚式をしない「ナシ婚」が増えてきています。

結婚をしたら結婚式を挙げることが当たり前だった時代から、人々の価値観が変化してきていることが「ナシ婚」増加の要因ではないでしょうか。

では、世のカップルはどのような理由で結婚式はいらないと考えるのでしょうか?

結婚式はいらないという考えから「ナシ婚」が増えている

現代では、結婚式を挙げない「ナシ婚」が増えてきているそう。

「ブライダル総研 結婚総合意識調査2018」でも、結婚を機としたセレモニー実施状況について、以下のような結果が出ていますよ。

グラフ

2018年の最新データを見ると、結婚を機としたセレモニーが「全くの非実施」の割合が14.4%だということがわかります。

この調査結果から、主流とまでは行かないにせよ「結婚式をしない」という選択は一般常識から大きく外れたものではなくなった、ということが伺えますね。

結婚式をするのが当たり前という時代から、結婚式を挙げるかは新郎新婦次第というように、人々の意識も移り変わっているようです。

では、結婚式はいらないと思う理由には、どのようなものがあるのでしょうか。

データ参照:「結婚総合意識調査2018(リクルートブライダル総研調べ)」

結婚式はいらないと思う理由:予算が足りない・お金がもったいない

  • 予算が足りないので無理してまで結婚式を挙げる必要はない
  • 結婚式に使うなら新婚旅行や新居の購入費用に充てたい

というような金銭的理由から、結婚式はいらないと考える方がかなり多いのだとか。

結婚式にかかる費用の全国平均額は354.9万円ですので、確かに結婚式への思い入れが特にないという方にとっては、なぜそのような大金を使わなければいけないのかと感じても仕方がないでしょう。

今後の生活の事を考えても、かなり妥当な意見ではないでしょうか。

データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019

結婚式はいらないと思う理由:自分の結婚観と合わないセレモニーだから

ケーキカット© iStock.com/MDVisuals

例えば、ファーストバイトには「新郎は新婦に対し一生食べさせるのに困らせないと誓い、新婦は新郎に美味しいご飯を作り続けることを約束する」という意味があります。

ですが、現代では共働きの家庭も多く、こういった意味合いに違和感を抱いてしまうという方もいらっしゃるそうです。

また、招待状の名前や主賓挨拶の順番など、すべてにおいて新郎側が先に立つことについても、時代遅れに感じてしまって嫌だという意見もありました。

しかし、たとえ考えがあって上記のような暗黙のルールを覆したとしても、「マナー違反だ」と非難されてしまう可能性もあることでしょう。

そのため、自分たちの結婚観にそぐわない儀式を無理に行うぐらいなら、別に結婚式はいらないなと考えてしまうとのことでした。

結婚式はいらないと思う理由:人前に立ちたくない

とにかく人前に立つのが嫌!という方にとっては、わざわざ時間とお金と労力をかけて嫌なことをしなければならないのか、と感じてしまうのだそう。

結婚式のゲストのうち半分はどうしても関わりの浅い相手になってしまいますので、「顔もよく知らない相手が大勢いる空間で楽しめる気がしない……」と気落ちしてしまうのも頷けます。

結婚式はいらないと思う理由:準備が面倒

個人差はありますが、結婚式の準備にはおよそ1年ほどの時間が掛かります。

その間ずっと忙しいわけではありませんが、それでもラスト4ヵ月程ほどは日常との両立にかなり苦労してしまうのだとか。

慌ただしい日々を送るうち喧嘩もかなり増えたという声も多く、だったらわざわざ挙げなくても……と考えてしまうそうです。

結婚式はいらないと思う理由:挙げづらい事情がある

妊婦© iStock.com/west

「再婚だから世間体があまり良くない」「妊娠していて体調に不安がある」など、結婚式を挙げるには少し支障があるというケースも考えられるでしょう。

結婚式とそれに伴うリスクを天秤に掛けた時、リスクの方が大きく感じる場合、結婚式は別にやらなくてもいいかな……と思ってしまうようです。

「結婚式はいらない」と思う理由によっては解決策もあるかも

結婚式はいらないと思う原因をご紹介してきましたが、理由によっては解決策があるかもしれません。

もちろん、無理矢理結婚式を挙げる必要はありませんが、したい気持ちが少しでもあるのならぜひご検討してみてくださいね。

理由 解決策
予算が足りない・お金がもったいない ・小物やペーパーアイテムなど節約できるポイントを探してみる
・リーズナブルなスタイルを探してみる
・十分な予算を貯めてから挙げる
・小規模結婚式を検討する
自分の結婚観と合わない ・人前式やレストランウエディングなど、従来の価値観とは違った方法で挙げる
・食事会やお披露目パーティのみを開き、結婚の区切りとする
人前に立ちたくない ・小規模結婚式や二人だけの挙式など、参加人数を減らした式を検討する
準備が面倒 ・結婚式ではなく食事会の開催を検討する
・小規模結婚式を検討する
挙げづらい事情がある ・ごく親しい相手だけを招いた結婚式を検討する
・結婚式ではなく食事会の開催を検討する

このように、型通りではない、お二人だけの結婚式にする方法はいくらでもあります。

もしどのように準備を進めればいいのか分からない時は、結婚式の相談カウンターを利用してみるのもいいですね。

結婚式がいらないか否かはパートナーとしっかり話し合って決めよう

上機嫌の花嫁© iStock.com/LightFieldStudios

結婚式を挙げるか否かの判断は、最終的に新郎新婦のお二人に委ねられます。なので、外部の声ではなく、新郎新婦の意思で開催を決めるのが当然でしょう。

結婚式がいらないという考えは、決して間違ってはいません。ただし、結婚式をしたくないと思う理由によってはいくらでも解決策はあります。

中には「最初は乗り気じゃなかったけど、実際に挙げたら楽しかった」という意見もありますので、パートナーとよく話し合って決めるのがいいでしょう。

結婚式はいらないと決めつけないで、お二人や家族、友人などとも話し合ってみてください。

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