30代・40代・50代の女性ゲスト1.5次会お呼ばれコーディネート

1.5次会お呼ばれコーディネート©Paul Bradbury – shutterstock.com

自由でカジュアルなスタイルが多い1.5次会の結婚式に招待された、30代・40代・50代の「大人の女性」ゲストにとって、パーティの服装・ファッションは今まで培ってきた経験と腕の見せ所です。その年代だから提案できる服装・注意すべきマナー・着こなしの注意点をまとめました。

増えている30代・40代・50代の1.5次会お呼ばれ

1.5次会お呼ばれ©sirtravelalot – shutterstock.com

30代・40代・50代の「大人婚」パーティに招待されるケースが今、急増しているようです。アラフォー・アラフィフ女性の婚姻数(初婚)は、2005年から比べ2015年には、なんと2倍以上に。(出典元:厚労省の『人口動態統計』の時系列統計
そして、今までお世話になった友人達や深い関係のお世話になった人達に「結婚を報告したい」という考えで、お礼とおもてなし重視のラフな1.5次会を企画する大人婚カップルが増えているのです。40代で結婚を決めたカップルの結婚式計画率は高い、という調査結果もあります。(データ参照:リクルート ブライダル総研 結婚トレンド調査2017
今までのフォーマルな結婚式と違う、ラフでアットホームな大人の魅力が詰まったパーティスタイル。それが「大人婚」1.5次会婚式です。
そんな結婚式にお呼ばれした女性ゲストのために、年代別のお呼ばれファッションの提案ポイントと注意点をまとめました。パーティに華を添えるために、堅苦しくなく自分らしいのびやかなファッションとドレスアップを楽しみましょう。

30代だからできる内容・魅力的な1.5次会大人婚のすすめ

1.5次会のお呼ばれ服装のドレスコード

ドレスコード©NataVilman – shutterstock.com

ドレスコードの目安

1.5次会結婚式では、ゲストが参加しやすく負担にならないよう、ご祝儀ではなく会費が設定されていることがほとんどです。そして、お料理の質と味にこだわるパーティが多いのが特徴。アットホームでリラックスした、落ち着いた時間でのおもてなしを選択するケースが多いため、会場はレストラン・カフェ・ゲストハウスのような場所が70%ほどを占めます。
一般的には普段着よりワンランクかしこまった、「インフォーマル」や「スマートエレガンス」な装いが、ドレスコードの目安です。

会場の雰囲気とゲストの顔ぶれを調べる

まずは会場の雰囲気をインターネットで調べてみましょう。会場のブログを閲覧したりSNSで検索すると、その会場でどんな雰囲気のパーティが実際に開かれているか見ることができますし、ゲストの装いも参考になります。
また、自分以外にどんなゲストが招待されているか、新郎新婦に年齢層や関係性を聞いてみましょう。1.5次会結婚式を選択するカップルは、仕事関係のような社会的なつながりより、友人や趣味のつながりを多く招待しているケースが多いのです。
ゲストの顔ぶれを聞いておくと、トレンド性や遊び心をスタイリングにどのぐらい取り入れていいかの目安になります。

新郎新婦に直接ドレスコードを聞く

新郎新婦にどんなパーティのイメージなのか、直接聞いてみることをお勧めします。
1.5次会スタイルのラフなパーティを計画する新郎新婦は、ゲストに対しても、形式にあまりとらわれない自分らしいおしゃれを楽しんでほしい…と望んでいる人が多いようです。
新郎新婦がイメージする範囲内で、女性ゲストが装いを華やかにすることはパーティでとても大切なこと。会場に彩りを加え、お祝いムードがより一層高まります。フォトブームの現在は写真映えを意識することも、お祝いな気持ちを表す重要な要素の一つです。

50代の1.5次会結婚式の服装とファッション

50代の服装とマナーの注意点

新郎新婦との関係性を考慮に

50代ゲストが服装を決める際に注意したいのは、新郎新婦との関係性。50代ですと、親族として・仕事の上司として・趣味の仲間…など、社会的なつながりと関係性で招待されることも多いと思います。
親族・仕事関係といった社会的なつながりが深いようであれば、少し落ち着いた装いを意識しましょう。パーティの内容もフォーマル寄りである可能性が高いです。
新郎新婦と自分が友人や同級生・趣味の仲間といったフランクな間柄であれば、装いに華やかさを意識しましょう。友人が明るくオシャレしてきてくれることは、新郎新婦にとってとても嬉しいものです。

保守的な色と体形カバーのやりすぎ注意

50代のスタイリングで注意したいのは、色・シルエットに保守的になりすぎること。
顔周りは華やかな色やアクセサリーをつける工夫をしましょう。暗い色は顔色をくすませます。ビビッドな色やぱきっとした色調・ゴールドのアクセサリーなどが、自然に嫌味なく着こなせるのは、50代ならではといった見方もあります。
また、体形をカバーしたいために、ゆったりしたもシルエットを選ぶことにも注意が必要です。ゆったりしているシルエットは、パーティでどうしても印象がくすみがちに。アクセサリーを大き目で華やかにしたり、ドレッシーで透け感や動きがある素材を選んだり、デザインにトレンド性や遊び心があったり…と、全体のバランスを「しめる」エッジのある要素を取り入れると、メリハリが利いたファッションになります。

50代の女性におすすめの「上質さ」と「遊び心」

トレンドを一部取り入れ上質に見える着こなしを

トレンド©spaxiax – shutterstock.com

トレンドは明るめのカラーや、デザインの一部使いで取り入れると余裕が見えます。特に顔周りにはっきりした明るい色を持ってくる着こなしがおすすめです。

着物の選択肢

着物©Yagi-Studio – iStock.com

若い人には着こなせない訪問着をしっとり着こなすと、新郎新婦にもゲストにも大好評です。カジュアルなパーティなら、遊び心のある訪問着も素敵。

アクセサリーの使い方

アクセサリー©Olezzo – iStock.com

ネックレスやバッグは肌色に映え、明るく見えるカラーのものを。一目で上質と分かる物も、服装をランクアップさせます。

40代の1.5次会結婚式の服装とファッション

40代の服装とマナーの注意点

ゲストの年齢構成を考慮に

40代の女性ゲストが服装を選ぶ際に注意したいのが、自分以外のゲストの年齢構成。自分と同世代が多いのか、年下が多いのか、年上が多いのかで、求められる服装の立ち位置が変わります。年下が多いようなら20~30代にはないエレガンスさや遊び心を入れたスタイリングが喜ばれそうです。同世代~年上が多いなら、少し華やかなよそおいを意識したほうがいいでしょう。会場での自分の立ち位置・バランスを見極めましょう。

過去のお呼ばれドレスの見直しと検討

40代のお呼ばれファッションで気を付けてほしいのが、過去の手持ちのお呼ばれドレスを活用しようとすること。ドレスのデザインやテイストにもよりますが、「まだ着れる」「高かったからもったいない」という意識で服装探しをしておらず、いざパーティの直前に着てみたら全然似合わなかった…と慌てて探し始めることが。また、1.5次会で多く選ばれる会場の雰囲気にそぐわない場合もあります。
パーティの出席を決めたら、なるべく早めに着ていく服装を探し始めましょう。久しぶりのパーティで今後また呼ばれるかどうかわからない…という方には、インターネット通販のパーティドレスサイトの活用もおすすめ。手ごろな値段で、デイリーシーンにも活用できそうなパーティファッションの提案が、びっくりするほど豊富です。

40代の女性におすすめのエレガンスな着こなし

エレガンスなドレスのすすめ

エレガンスなデザインのものが美しく着こなせるのは40代の強み。特にロングワンピースをカジュアルな会場で選ぶと、非常に会場映えします。アクセサリーにも手を抜かないで。

デイリーシーンにも活用できる単品コーディネート

40代のお呼ばれコーディネートで支持率が高い、単品アイテム同士を組み合わせたスタイル。通販サイトで気軽に選ぶこともできます。

清楚さを意識したファッションは好評

大人の清楚さをテーマに露出を少なめにした、明るいカラーのスタイリングは好感度が高い着こなしです。

30代の1.5次会結婚式の服装とファッション

30代の服装マナーの注意点

マナー面での行き過ぎに注意

結婚式ラッシュを一通り経験してきたばかりの30代が陥りやすいのが、マナーや会場の雰囲気の見極めの甘さ。
「この感じならこれで大丈夫だろう」と、会場の様子やゲストの顔ぶれをよく調べず、コーディネートしていったファッションが、フォーマルorカジュアルに寄り過ぎていた…という失敗をよく聞きます。
パーティでゲストの装いはお祝いの気持ちを表すもの。30代ならではの経験と余裕を生かし、常に新しい装いを意識しましょう。

黒に偏らないコーディネートを

経験豊かな30代だからこそ、陥りがちな「黒の便利さ」。黒のファッションは失敗が少ないうえ、コーディネートとデザインによってモダンにもエレガンスにもなる、とても優秀なカラーです。そのため、カジュアル寄りな1.5次会の会場をのぞいてみると、女性も男性もコーディネートで間違いのない黒をチョイスして、ゲストがほぼ真っ黒にになってしまった…というパーティを非常によく見かけます。
新郎新婦にどんな装いがいいか聞いてみることを強くおすすめします。30代の多忙な時間を割いてパーティにきてくれる友人に対して、華やかにしてほしい…という気持ちを隠している新郎新婦は大勢いるはずです。

30代の女性に求められる華やかな着こなし

トレンドの取り入れは敏感に

デザインにトレンドの要素が入ったドレスはそれだけでスタイリングが決まりやすいため、小物使いで個性を出しましょう。

20代と差をつけたコーディネートを

20代にはなかなかできない、攻めたカラーやスタイリングを取り入れられるのは30代ならではの余裕です。

経験を生かした遊び心はアクセサリーで

Dressy_HOLICさん(@dressy_holic)がシェアした投稿

今までのドレスショップのファッションアドバイザーやマナー本で得た知識からではなく、経験値豊かな30代がこだわる重要パーティアイテムは靴とバッグ。アクセサリーの統一感やクラス感は大切です。

30代・40代・50代女性ゲストの1.5次会服装コーディネートまとめ

1.5次会スタイルの結婚式に招待されたら、30代・40代・50代のそれぞれの年齢で求められるパーティでの服装の華やかさの立ち位置に注意しましょう。「大人だから」と保守的になりがちなパーティファッションですが、「大人だから」経験で知っているマナーへの意外な解釈やファッションへの遊び心は、若い人たちにとっても勉強になるはず。1.5次会のカジュアルな結婚式で、のびのびとお呼ばれファッションを楽しんでくださいね。