日本の結婚式でブライズメイドを取り入れる方法

ブライズメイド©Valery Petrushkov – shutterstock.com

日本でも人気がでてきているブライズメイドの演出。仲の良い友達にお願いしてやってみたいけど、どんなことをするかわからない。そんなプレ花嫁さまに、日本の結婚式でブライズメイドを取り入れる方法をご紹介します。

ブライズメイドとは

©Yuriy Maksymiv – shutterstock.com

「ブライズメイド(braide’maid)」とは、欧米発の花嫁介添え人・立会人のこと。もともとの由来は、花嫁を邪悪な悪魔から守るため、介添え人をたてりことで目をくらますという意味合いがありました。欧米では花嫁の結婚が決まると、花嫁の衣装選びや、結婚式の準備の様々なサポートを行い、精神面でも当日までケアする役割があります。ブライズメイドは、親しい友人や姉妹などにお願いする場合が多いようです。既婚・未婚は関係なく、2人~5人ほどに依頼します。
ブライズメイドと同じように、新郎側のサポート役を「グルームズマン」や「アッシャー」と言います。
花婿と同じタキシードで決めて、ブライズメイドドレスとお揃いのカラータイをします。

ブライズメイドがやること

ブライズメイド©Nikolay Mint – shutterstock.com

日本のブライズメイドの役目は、お揃いのドレスを着たり同じアクセサリーをつけて統一感を出し、花嫁を引き立て、華やかに結婚式を盛り上げることです。特に、花嫁とのフォト撮影は海外ウエディングのようなかわいい写真が撮れることでとても人気があり、前撮りフォトにも参加してもらいお気に入りの一枚を撮影する事もあるそう。当日も式場スタッフが担当してくれるので、特にやらなくてはいけないことはありません。ブライズメイドが完全に定着しているわけではなく、統一された衣装でいるだけでめずらしく充分華やかで目を引く演出になるでしょう。

ブライズメイドを取り入れた当日の演出

せっかく、同じ衣装で華やかに盛り上げてくれているブライズメイドがいるのなら、当日の演出でもっとスポットライトを浴びてもらいましょう。そこで、ブライズメイドを取り入れた演出を紹介します。

受付をお願いする

お揃いのドレスで受付に並んでもらうだけで華やかに見えます。ゲストも驚きと感動に包まれ、これからはじまる素敵な結婚式に胸を躍らせることでしょう。

フラワーシャワー用の花びらをゲストに配る

一番取り入れやすい演出です。通常、式場のスタッフが渡すフラワーシャワーをブライズメイドに渡してもらいます。渡されるフラワーシャワーもなんだか特別なものに感じそうです。

バージンロード歩いて入場

日本の厳粛な雰囲気の中でおこなう挙式では、なかなかハードルが高く見える演出ですが、1.5次会などのカジュアルな結婚式や、宗教にこだわらない人前式を希望しているお二人ならおすすめです。同じ衣装のブライズメイドが一人ずつ入場し、最後に花嫁が入場します。堅苦しくない雰囲気で、参加するゲストも和やかな空気につつまれるでしょう。

お色直しの退場を一緒に

結婚式も中盤に差し掛かってきた頃のタイミングで、ブライズメイド達もリラックスして参加できます。メインテーブルから入場口まで、花嫁とともに歩くブライズメイドの姿は華やかで美しく、友情を感じる演出です。

ブライズメイドをお願いする準備

ブライズメイドをお願いする場合、衣装をこちらで用意するか、ブライズメイド側で用意するかが重要になってきます。前撮りフォトや結婚式当日のお手伝い、演出に参加してもらう場合は、依頼する新婦側がドレスを用意するのがベター。大切な結婚式のサポート役になりますから、挙式の3か月前には正式に依頼をして、当日の役割や進行などをしっかりと把握できるよう、お願いをするのがベストです。
仲の良いお友達だけで同じ衣装で合わせてきてほしいという場合は、ドレスカラーの統一をお願いし、衣装はブライズメイド側で用意してもらいます。
お手伝いをしてもらったら、お礼も必要になります。受付や演出をお願いする場合は、謝礼を用意するのがマナーです。1.5次会や二次会などの簡単なお手伝いの場合は、お揃いの化粧品や人気ブランドのアメニティグッズなどのギフトをお渡ししましょう。

ブライズメイドの演出の注意点

人気が出てきたとはいえ、実際には何をしたらいいのかわからないことが多いブライズメイド。頼まれた方が不安にならないように、何をするか全て決めてからお願いしましょう。ブライズメイドが着用する衣装やアクセサリーも、きちんとこちらで用意することを伝え、前撮りに参加してほしい場合は、日時などもあらかじめ伝えておくことが大事です。友人たちの大切な時間を二人のために使ってもらうので、なるべく依頼する側に負担をかけることなく、来てもらえればよいくらいの準備は新郎新婦側でやっておくことが重要です。
また年配の方の認知度が低いことを考え、家族や親族にブライズメイドの演出を取り入れるということを説明しておくとよいでしょう。その際、どういったものなのか、写真や動画で説明して詳細を理解してもらいましょう。

日本の結婚式でブライズメイドを取り入れる方法まとめ

日本でブライズメイドの演出をするのは、まだまだハードルが高い印象があります。しかし、一緒に撮った写真はとてもキュートでかわいらしく、その時にしか撮れない一生の思い出になります。結婚式が二人だけのものではなく、友人にとっても特別な一日になるでしょう。ぜひ取り入れてみてください。