恥をかかない!結婚式当日のマナー:挨拶・ご祝儀・テーブルマナーまで

結婚式当日のマナー© iStock.com/Tom Merton

結婚式当日のゲストマナーをご紹介します。結婚式はフォーマルな場だからこそ、注意するべきマナーが沢山。服装、挨拶、受付、テーブルマナーなどなど沢山のマナーが存在していて、全てを覚えるのは正直大変です。この記事では最低限抑えてほしいポイントを紹介していくので、最後まで要チェック。

結婚式当日のゲストマナー【基本の基本】

結婚式当日のゲストマナー© iStock.com/Wavebreakmedia

結婚式当日の基本中の基本である、絶対に押さえてほしいマナーをご紹介します。

遅刻厳禁!30分前に受付を

結婚式当日にゲストが遅刻をするのは絶対にNGです。会場から家が離れている場合は、電車の遅延も想定して早めに家を出て、会場近くのカフェなどで待つのがおすすめです。会場の受付は余裕を持った20~30分前には済ませましょう。

私語はつつしむ

挙式中、披露宴中は私語をつつしみましょう。いつまでも誰かが話していると演出も始められません。また、スピーチや手紙を読んでいる際の私語は禁止です。お祝いのメッセージをしっかり聞きましょう。

マイナスな言葉や話しはNG

結婚式で使ってはいけない、縁起の悪い言葉があります。また、久しぶりに会う友達と話しが盛り上がりがちですが、「最近〇〇ちゃん別れたらしいよ」「今の仕事嫌で転職考えてる」などのマイナスな会話は、結婚式ではNGです。

トイレやドリンク注文のタイミング

ケーキカットや花嫁の手紙など、結婚式の演出中のトイレやドリンクの注文はご法度です。タイミングを見計らって行きましょう。

結婚式当日のゲストマナー【服装編】

結婚式で一番マナーが厳しいのが「服装」。この記事を読んでいる時点でまだ結婚式当日でなければ、自分の選んだ服がマナーに違反していないか今一度確認をしましょう。

服装の基本マナー

結婚式当日の服装選びには細かいマナーも沢山ありますが、基本のマナーのみをご紹介します。

【基本のNG服装】
・花嫁と被る白(ベージュ・アイボリーOK)
・殺生イメージを与えるファーや柄物
・肩、胸、脚の露出
・派手な服装
・黒タイツ

クロークにコートや荷物を預ける際のマナー

冬場は会場に入る前にコートを脱ぎましょう。荷物は受付の前に預けます。ご祝儀を渡すタイミングが挙式の後なら、一旦荷物を全て預けたのち、披露宴の前にご祝儀袋入りの袱紗を出してもらいます。

結婚式当日のゲストマナー【挨拶編】

結婚式の受付や、当日ご両親にお会いした際の挨拶マナーをご紹介します。

受付での挨拶

受付係は両家の代表となります。仲の良い友人が担当していることもありますが、しっかりと会挨拶を行いましょう。

「本日はおめでとうございます」
「(新郎/新婦)の友人として出席の〇〇と申します。」
「心ばかりのお祝いでございます」※ご祝儀を渡す際

なお、事前にご祝儀を渡し済の場合は、その旨を伝えましょう。この時にお車代をもらうことが多いですが、お断りせず「ありがとうございます」ともらうのがマナーです。

新郎新婦のご両親への挨拶

受付や結婚式の途中で、新郎新婦のご両親が挨拶に来てくれます。その際は軽く会釈をして、「本日はおめでとうございます」と言ってあげましょう。軽く新郎新婦との間柄の自己紹介も交えると良いですよ。

着席時のあいさつ

結婚式では同じテーブルの人がみんな仲良しのお友達とは限りません。「失礼します」や「始めまして」と挨拶を交わしてから着席をすると、同じテーブルのみんなで心地よい時間が過ごせます。

結婚式当日のゲストマナー【受付編】

受付© iStock.com/deepblue4you

結婚式当日の受付の流れは「挨拶⇒ご祝儀渡す⇒芳名帳へ記入する」という流れになります。

ご祝儀の渡し方

1)左手で袱紗をもつ(明け口を右に向ける)
2)右手で袱紗を開けて、ご祝儀を出して袱紗の上に載せる
3)右回しで袱紗を相手に向ける
4)言葉を添えてご祝儀を渡す

芳名帳へ記入するやり方

出欠、名前や住所の確認として、結婚式の当日に受付が終わったら芳名帳に記入をします。夫婦で参列の場合だとしても、芳名帳の記入は代筆NGです。必ず綺麗な字で、自分自身で書きます。家族で出席の場合は代表が姓を書き、他の家族は自分の名前だけを書きます。

結婚式当日のゲストマナー【テーブルマナー編】

テーブルマナー© iStock.com/Rawpixel

フォーマルな場では、品よくテーブルマナーを押さえるのがポイント♪

テーブルマナーの基本

ナプキン

ナプキンは乾杯が終わったら膝に広げます。基本的に手や口はナプキンを使って拭きましょう。席を立つ際は、ナプキンを椅子の背もたれにかけるのがマナーです。食事が終わったら、ナプキンはテーブルの上に置きます。

カトラリー

基本的にカトラリー(食器)は外から使います。ナイフは右手、フォークは左手にして持ち、音を立てずに食べます。お食事が終わったら、カトラリーはナイフを奥にして、お皿の右下に揃えましょう。

テーブルマナーのここにも注意

その他に結婚式当日に気を付けたいテーブルマナーをご紹介します。

ドリンクを注文するタイミング

スピーチや演出中は避けて、ドリンクを注文しましょう。

食べるペース

食べるペースが遅いと、あなたの周りに沢山のお皿が並んでしまいます。なるべく周りとペースを合わせて、食べましょう。

ご飯を落としたら

自分で拾わず、スタッフに声をかけて対応してもらうのがマナーです。

結婚式当日のゲストマナー【役割を任された人編】

結婚式での役割© iStock.com/Tero Vesalainen

当日受付や乾杯のあいさつ、余興、友人スピーチなど、役割を任された方に注意してほしい基本マナーです。

身だしなみと立ち振る舞いに注意

役割を任された人は、ゲストの代表という気持ちで、服装や立ち振る舞いに注意をしましょう。挨拶やスピーチのやり方にはある程度決まったやり方があるので、しっかりチェックを。

出番まではお酒の飲み過ぎに注意

お酒は失敗の元。結婚式で役割を任されたら、飲みたい気持ちをぐっと抑えて、酔わないように気を付けてください。

結婚式当日はマナーを押さえた振舞い方を

この記事で紹介した結婚式当日のマナーはあくまでも基本中の基本。ご紹介した点に注意をしていただければ、当日周りに良い印象を与えられますよ。特に結婚式当日で一番マナーがみられるのは「受付」。まだ結婚式がスタートしていない時間帯は、ついついゲストの気も緩みがち。この時に案外ボロがでてしまうもの。身だしなみや立ち振る舞い方にはご注意を。

結婚式では基本的に細かいマナーよりも、いかにフォーマルな場にふさわしい品の良さで振舞えるかが見られます。あまり深く「こうしなきゃ!」と考えず、背筋を伸ばして、言葉遣いと態度に注意をすれば大丈夫ですよ。