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結婚式というおめでたい日には、やっぱりめでたいお日柄を選びたいですよね。でも大安は予約がすぐに埋まってしまうし、料金も高くついてしまう……。なんてお困りではありませんか?
そんな方にぴったりなのが、「友引」の結婚式です。友引は大安の次に縁起が良いとされていて、式場の予約も大安に比べ取りやすいというメリットがあります。
ここでは、結婚式に友引を選ぶメリットやデメリットをご紹介するほか、六曜以外の吉日や凶日などについても解説していきます。
目次
友引ってどんな日?
友引は大安に次ぐ吉日とされ、特に結婚式などのお祝い事に向いているとされています。また、陰陽道では「物事に勝負がつかない日」ともされているようです。終日吉とされている大安に対し、友引は昼ごろだけは凶なので、結婚式をするならその時間帯以外にしましょう。
友引に結婚式をするメリット・デメリット
メリット
大安の挙式は非常に人気が高く、加えて費用が高いことがほとんどです。これに対し、友引は比較的式場の予約が取りやすく、また費用もいくらかおさえられます。
狙っていた月の大安に、式場の予約が取れなかった……。という方、諦めるのはまだ早いです!場合によっては、大安に式を挙げるよりも良い結果になるかもしれませんよ。
デメリット
大安に次ぐ人気、つまり二番手ということで、他の日に比べるとどうしても予約が取りにくくなってしまいます。価格に関しても同様で、高いというよりは、安くなる確率が低いと言うべきでしょうか。
あくまで大安よりは融通がききやすいという日なので、予約は早めに取りかかりましょう。
友引は入籍日にもいい
祝い事に適しているという特徴からわかるように、友引は入籍にも向いています。また、友引で凶とされる時間帯(11~13時)と、官公庁が忙しくなるピークの時間帯が重なるため、大変な混雑に巻き込まれる可能性も低くなります。
現在では六曜を気にする方はかなり減ってしまいましたが、どうせなら縁起の良い日に入籍をしたいですよね!
そもそも六曜って?
六曜とは、日本の暦の上の運勢を表すもので、大安、友引、先勝、先負、赤口、仏滅の順で運気が良いとされます。起源は中国ですが、日本には室町時代に輸入され、民衆へと広がって今日に至ります。現在でも慶事や仏事を行う際に気にする人はたくさんいるようです。
さて、この「六曜」にはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。
大安(たいあん)
万事に良しと言われ、何事にも良い日とされています。結婚式や入籍、開業や祭事など、おめでたいことをするのには最適の日です。
友引(ともびき)
俗説では「友を幸せに引く」と言われ、お祝い事に良い日とされています。しかしその一方で「友を冥土に引く」とも言われているため、お葬式には向きません。
先勝(せんしょう/さきがち)
「先んずれば即ち勝つ」いう日とされていて、大安・友引に続く吉日です。一説では14~18時の時間帯は凶とも言われていますので、祝い事は午前中に行いましょう。
先負(せんぷ/さきまけ)
「先づれば即ち負ける」という日とされているため、午前中や急ぎ事は凶となりますが、午後からは吉となるようです。平静を守るのがよい日とされています。
赤口(しゃっこう/しゃっく)
正午ごろ以外は凶とされるため、縁起を担ぐような催し事、特に祝い事は避けたほうがいいでしょう。「赤」から連想される血や火、そして刃物を扱うことも凶とされるようです。
仏滅(ぶつめつ)
六曜の中で最も縁起の悪い大凶日で、一日を通してずっと凶です。「仏も滅びる最悪の日」とされ、特に結婚式や祝い事は避けられます。
大安以上の吉日、仏滅以上の凶日
暦の上では、大安以上に運勢のいい日があります。反対に、仏滅以上に運勢の悪い日もあります。そのうちのいくつかをご紹介していきましょう。
天赦日
大安吉日を超える大吉日で、暦の上で最大の吉日とされています。一年で6回ほどしかない、貴重な吉日と言えるでしょう。
一粒万倍日
「一粒の籾が万倍になる」ことから名づけられました。この日に行うことはすべて万倍の結果になるとされるため、宝くじや財布を買うのに良いとされています。特に、大安と重なると吉日も万倍になるため、大吉日になると言われています。
三隣亡
読んで字のごとく、「この日に建てられた家は後日大火災を起こし、三つ隣の家までを亡きものにする」という意味です。家を建てることにかかわる物事は大凶日とされているので、この日はぜひ避けることをおすすめします。
友引は結婚式以外も縁起が良い!
友引は、結婚式の招待状や、結婚式に来られなかった方への内祝いを送る日にも適しているとされています。また、親同士の顔合わせや結納、引っ越しをするにも友引は縁起が良いようですよ。
大安に間に合わなかった……。という方も、一週間待たずに行動ができますね♪
お日柄の良い結婚式を!
ご紹介してきたように、友引はお祝い事にぴったりなお日柄です。無理に大安に合わせなくても、時間帯にさえ気をつけていれば、結婚式を挙げるのに縁起が良い日だと言えるでしょう。
ですが、一番大事なのは「参加者全員が楽しく気持ちよく過ごせること」です。日取りに縛られすぎない、素敵な式を挙げられることが一番ですよね!
大安の挙式にこだわりたい!という方はこちらをどうぞ♪