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結婚を考えている相手と10歳の年の差がある……。最近では珍しくなくなってきたけど、やっぱり10歳も離れているとそれなりに大変なこともあるかも、という不安を抱えてはいませんか?
人を年齢で判断するのはよくないと分かってはいるものの、やっぱり周りからどう思われているかは気になってしまいますよね。結婚となればその意識はなおさら強くなると思いますが、では、10歳という年齢差の結婚にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。周囲に反対された時の対処法も併せてご紹介します!
目次
10歳差の結婚はアリ?ナシ?
お互い社会人とはいえ、10歳という歳の差はそれなりに大きく感じられるもの。片方が成人していた時、もう片方はまだ小学生だったのですから、少し気になってしまう気持ちも分かります。
ですが、相手との性格や価値観に大きな隔たりが無く、お互いを尊重し合える関係だと確信できるのならば、そこまで神経質になることはありません。ただ、メリットだけでなくデメリットも確実に存在しますし、周囲からすんなりと理解をしてもらえない可能性も十分にあります。
10歳という年齢差についてあまり深く悩みすぎる必要はありませんが、どのような弊害があるのかを知っておけば、もし何かトラブルが起こったとしても冷静に対処ができますよ。
10歳差婚のメリット・デメリット:彼が年上の場合
ここからは、10歳差婚のメリットとデメリットをご紹介していきます。まずは彼が年上のケースからですが、世間が「年上」という存在に抱くイメージがそのまま反映されているような印象を受けますね。
メリット
彼が年上の場合のメリットは、どのような点にあるのでしょうか。確認していきましょう!
- 経済力があり安定した収入を得ている可能性が高い
- 精神的に成熟している
- 社会的地位が高いことも
- 人生経験が抱負
- 甘えさせてくれる
- 豊かな知識を持っている
一般的に多いのは、上記のような要素です。特に経済力に関しては、これから子どもを作ることをお考えなら、これほど心強いことはありません。こどもが小さいうちはずっと一緒にいてあげたいと考えた時、ネックになるのはやはり経済状況ですが、彼に十分な収入があるのなら「しばらくは専業主婦をする」という選択も無理なくできそうです。
また、豊富な人生経験や知識を持っている相手ということで、精神面でも大きな安心感があります。素直に頼れる相手がすぐそばにいるということは、あなたが今後生きていく時の重要な支えとなることでしょう。
デメリット
反対に、10歳差の結婚にはどのようなデメリットがあるのでしょうか?以下をご覧ください。
- 老いに対してある程度の寛容さが必要
- 夫婦でいられる長さが同世代カップルよりも短い可能性
- 介護をしなければならない場合あり
- 素直に意見を聞き入れてくれないことも
- 相手の年齢が働き盛りのピークに達すると二人の時間が取りにくい
- 年齢によっては子どもができにくい
歳が離れているということは、自分よりも早い段階で彼に老いや死が近づくということ。10歳差なので深刻な決意をする必要はあまりありませんが、それなりの覚悟は必要です。
また、もし子どもが欲しいとお考えなら、彼の年齢に気を配る必要があります。不妊は女性だけの問題ではないというのは周知の事実ですよね。男性も女性も、年齢を重ねれば重ねるほど子どもができ辛い身体になります。
10歳差婚のメリット・デメリット:彼が年下の場合
彼が年上な時のメリット・デメリットが分かったところで、次は彼が年下の場合のメリット・デメリットを見ていきましょう。
メリット
彼の方が10歳若いケースは、下記のようなメリットがあります。
- 若くてエネルギッシュ
- 子どもができやすい
- 自分には無い新しい価値観を知れることがある
- 甘えてくれる
- 人生に張り合いが出る
- 純粋で素直に話しを聞いてくれる
人は、一緒にいる相手によって気分や性格を大きく左右されます。自分よりも10歳若い相手は、なにかと輝いて見えるもの。そのキラキラに引っ張られて、あなたの人生もより新鮮に感じられるようになる可能性はとても高いです。
また、肉体が若いということで、病気になったり子どもができにくかったりといった心配事も、いくらか軽減されそうですね。
デメリット
では、10歳年下なことにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
- 経済的に不安定な場合も
- 自分の方が先に老いる
- 子どもっぽい・弟のように感じられる
- 頼りなさを感じる
- 世間知らずな可能性
経済的な不安は死活問題ですので、注意深くなる必要があるでしょう。定職に就いているのならこれから収入が上がっていくはずなので大丈夫ですが、20代半ばを超えて正社員になったことが一度もないという相手なら、一度立ち止まって真剣に考え直す必要がありますね。
また、実年齢より精神年齢が上の相手なら問題ありませんが、同等か下の場合、精神的な安心感を与えてくれるという面での期待はしすぎないのが吉です。
10歳差の結婚、周囲はどう思ってる?
お付き合いをしている当人たちにとって、10歳という差はあまり気にならなくなってきます。ですが、周囲の人々、特に両親にとって「10歳」という年齢差はなかなかにインパクトがあるようです。では、具体的にはどのような印象を持たれてしまうのでしょうか?
対等な関係性が築けてる?
年上側から一方的に支配されるような関係になっているのでは?と心配されてしまうことも。事実無根なら無問題ですが、自覚のないまま周囲が危惧しているような関係に陥ってしまっている場合も時にはあります。もしも違和感を覚えるような出来事があったら、第三者にそれとなく相談してみるのもいいかもしれませんね。
年齢だけで付き合っているのでは
その人自身ではなく、「年上」「年下」というステータスのみで選ばれているのではないか、という見方をする人もいるようです。年齢というただ一点のみで結婚まで行ったとしたらむしろ大したものですが、そんなことで本当に結婚生活を続けられるのかと疑問に思われてしまうことも。
お金目的かと疑ってしまう……
10歳差程度なら「遺産目的!?」と感じる人は少ないかもしれませんが、経済的に格差があるのもまた事実。余計なお世話とも思ってしまいますが、そのように考えを巡らせてしまう人も中にはいるようです。
両親や友人に年齢差で結婚を反対されてしまったら
今までの人生に起こり得なかったことをいざ目の前にすると、大抵の人はそれを拒絶し、否定をします。なので、仮に両親や友人に反対されてしまったとしても、それは仕方のない反応なのだとあらかじめ気構えておくことが大切です。こうすることで、まったくのノーガード状態の時よりもスマートに対応することができますよ。
そして、10歳差での結婚を反対されてしまった時は、まず相手に会わせてみることが大切です。「会ったこともない10歳差の男」では信用もなにもありませんが、「人となりをある程度知っている10歳差の恋人」なら、周囲の拒絶もそこまで強くはならないのではないでしょうか。
ただし、恋人に会わせても周囲の反応が変わらない、それどころか悪化してしまった……。という場合、年齢ではなく交際相手自身が何らかの問題を抱えている可能性が高いです。そんな時はまず反対意見に耳を傾け、その主張に正当性があると感じたら、結婚について改めて考え直す必要があると言えるでしょう。
お互いを尊重できていれば10歳差婚でも問題なし!
10歳差の結婚に対して難色を示す人も中にはいるでしょうが、10歳程度の年齢差ならそこまで気にしなくても大丈夫です。あなたが幸せに暮らす姿を見ているうち、周囲の態度も次第に軟化していくことでしょう。
その人自身を見つめ、あなたが良いと思うのなら、結婚することになんの問題もありません。堂々と結婚生活を送りましょう!