家事だけじゃない!花嫁修業の新しいカタチ

[公開日]2019.11.28 [最終更新日]2020.07.03

着物で正座する女性© iStock.com/mokuden-photos

花嫁修業」と聞いて、あなたはなにを思い浮かべますか?「家事なら大体できるし……。」「そもそも今の時代に必要なの?」と思われるかもしれませんが、現代の花嫁修業は昔とは形が変わってきています。では一体、どのように変化してきているのでしょうか?ご紹介していきます!

花嫁修業って?

花嫁修業とは

花嫁修業とは、未婚もしくは婚約済みの女性が、結婚後の生活に備えて家事などを習得しておくことを指します。現代ではあまり一般的ではありませんが、近代、つまり明治・大正・昭和初期ごろまでは普通のこととして扱われていました。

今は男女ともに働くことは普通の世の中ですが、一昔前までは「男性は外で仕事、女性は家で仕事」という考え方が当たり前でしたので、花嫁修業という概念が生まれたのも納得できます。では、昔の花嫁修業ではどのようなことをやっていたのでしょうか?

昔はどんなことをしていたの?

昔の花嫁修業では、以下のようなことを学んでいたようです。

  • 家事(料理、洗濯、和裁・洋裁、掃除など)
  • 茶道
  • 華道
  • 書道
  • 日本舞踊
  • 着付け
  • 礼儀作法

他にも、琴やピアノなどの楽器を習ったり、苦手な食べ物を克服することも修業の一つだったようです。家庭を営んでいくために必要な家事を中心に、いざというときの教養を求められた時の備えもしていたようですね。

現代の花嫁修業

現代は共働きの時代で、男女ともに家事はできて当たり前という認識が浸透してきています。夫婦で働いているのに、女性側に家事の負担が大きくかかるというのはおかしな話ですよね。

ですが、やはり「女性は家事ができて当たり前」という考え方をする人もまだまだ多く存在します。結婚相手がその考えをする人で、さらにあなたも家事がほとんどできないという状態だと、たちまち生活は立ち行かなくなってしまいますよね。

なので、家事は覚えておいて損はないといえるでしょう。仮に相手が何もできなくても教えてあげることができますし、やり方を知っていれば分担もよりスムーズにできそうです。

そして今や、花嫁修業は家事だけにとどまる時代ではなくなってきています。以前は旦那のため、家のための花嫁修業でしたが、現代ではキャリア形成と自分磨きという側面を持ち合わせたものに変わってきているのです。

では、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか?それぞれ、

  • 「家事編」
  • 「スキルアップ編」
  • 「婚活編」

に分けてご解説していきます♪

花嫁修業:家事編

料理をする女性© iStock.com/Deagreez

やはり家事はできるに越したことはありません。ただでさえ結婚によって生活が大きく変わるのに、家事を今までほとんどやったことがない……。という状況では、ますます生活がし辛くなってしまいます。

必ずしもすべてを覚え直す必要はありませんので、苦手だったり不慣れな家事はこの機会に学び直してしまいましょう。

料理

料理は調理そのもの以外に、買い出し・献立を考える・洗い物という要素も付いてきます。この一連の流れを身に着けておけば、結婚後に一から学ぶよりずっと楽です。

また、調理に関しても、心配なうちは軽量器具で量りつつ味付けをすることになりますが、慣れればすべて目分量でなんとかなります。そうすると手間も洗い物もグッと減り、よりスムーズに料理ができますよ。

基本的には母親や料理の得意な友人から学ぶくらいで十分ですが、手の込んだ料理が作れるようになりたい!という方はお料理教室に通いましょう。

掃除

居室の掃除機掛けに始まり、お風呂やトイレなどの水回り、果ては整理整頓など、意外とやることが多いのがお掃除。その上、2~3日サボっただけですぐに部屋は汚くなってしまいますので、なかなか手ごわい家事の一つだといえるでしょう。

ですが、最初からあまり頑張り過ぎるとどんどんやる気がなくなってしまうのもまた事実。なので、無理のない範囲でこまめに綺麗にする術を身につけましょう。

例えば、排水溝やゴミ受けに漂白スプレーを吹き付けたり、トイレ掃除はブラシがいらない薬品を塗布したり、こういうことを数日に一度のペースでするように習慣づければ、部屋を清潔に保つことができます。完璧は目指さなくていいので、毎日続けられる掃除法を習得しましょう。

裁縫

夫婦二人だけで生活しているうちは、ボタン付けやちょっとした破れ・ほつれを繕う程度でしょう。しかし、お子さんが生まれて幼稚園や保育園、小学校へと進学していく過程で、裁縫の技術はどうしても必要になってきます。

最低限まっすぐに波縫いができるぐらいの技術や、ミシンの使用方法を身に着けておけば、将来の苦労がかなり軽減されそうです。

アイロンがけ

アイロン台を使ってのアイロンがけは、簡単そうに見えて意外と難しいもの。練習をして、自分なりに綺麗にかけられる方法を見つけましょう。

どうしても苦手だという方も、今はハンガーにかけたままアイロンがけができるスチームアイロンなども販売しているので大丈夫。むしろ、こっちの方が台もいらないのでお手軽にできそうですね。

洗濯

ほとんどの衣類は洗濯機に入れるだけで済みますが、中には手洗いしか対応していない生地の服も。お気に入りの服なのに一度の洗濯でダメになってしまった……。という悲しい事態を引き起こさないためにも、洗濯表示の見方は覚えておきましょう。

花嫁修業:スキルアップ編

勉強する女性© iStock.com/maroke

今後の生活に必要な知識を身につけたり、出産後のキャリア形成に備えておくのも花嫁修業の一つ。家庭のため、そして何より自分のためにも取り組んでおくのが吉です♪

保険知識

今まではなんとなく会社の保険に言われるがまま加入していたり、実家暮らしなら両親がすべて手配・管理していたという方ももちろんいらっしゃるかと思います。ですが、結婚により、新たに保険を組み直す必要が出てくる場合もあります。

いざというときに焦ってしまわないよう、自分たちに適した保険のプランなどを見分ける程度の知識は、身につけておいて損はありませんよ。

家計管理

なんとなく出費して、なんとなく貯金をして……。というやり方では、家計がうまく立ち行かない可能性大です。細かく記録する必要はありませんが、月々の大まかな収支明細を立て、家計をやりくりする方法を学んでおくのも手です。

今は家計簿アプリなどもありますので、そちらを利用してみてもいいかもしれませんね。

一般常識

冠婚葬祭でのマナーや、正しい敬語の使い方、近所づきあいなど、知らないと恥をかいてしまうような一般常識はあらかじめ身につけておきましょう。

特に敬語に関しては、大人でも妙な使い方をしている人をかなり見かけます。年を重ねれば重ねるほど人から学びにくくなる分野ですので、今のうちに学び直しておくと安心ですね。

資格取得

出産に伴い、現職を休職したり、場合によっては退職する方もいるでしょう。休職なら職場復帰という道があるのでキャリア形成にはさほど大きな影響はない場合がありますが、再就職をしなければならない場合、何らかの資格を持っていた方が、就職活動がスムーズに進む可能性が高くなります。

ですが、たとえ夫婦で協力しながら育児をしたとしても、勉強をする時間を取るのはかなり難しいといえるでしょう。そのため、再就職に有利な資格を今のうちに取得しておくことが大切です。

花嫁修業:婚活編

いくら能力を身につけても、相手がいなければ始まりません!魅力的な人間に見られるよう、自分を磨き上げることも修業のうちです。これからご紹介するものに関しては、セミナーなども開催されていますので、ぜひ活用してみましょう!

婚活市場把握

市場ではどんなタイプの人間が求められているかなど、最新の婚活事情を学ぶことができます。講師は婚活セミナーの専門家や心理学者、弁護士など多岐に渡りますので、講義内容を調べて求めている情報が手に入れられるように動きましょう。

印象アップ

中身を知ってもらう前に、まずは自分に興味を持ってもらわなければ、関係が発展することはありません。表情や所作、会話している時の雰囲気などで印象は決まってしまいますので、まずはここを強化する必要があります。第一印象を良くみせるために、第三者の手を借りて学ぶのもよいでしょう。

コミュニケーション能力アップ

第一印象をクリアしたら、次はコミュニケーション能力です。いくら印象が良くても、話しててあまりにもつまらないと思われてしまったら次はありません。だからといって、面白い話題を提供しようと無理をしなくても大丈夫。重要なのは、会話をなめらかに続ける能力です。

苦手な方が独学で身につけるのは至難の業ですので、ここは専門家に頼りましょう。また、自分ではできているつもりでも、客観的に見たら全然だったというケースも十分に考えられますので、どうにもうまくいかないという方も、セミナーなどに参加してみるといいかもしれません。

花嫁修業は必要?

これまで様々な花嫁修業をご紹介してきましたが、果たして花嫁修業はする必要があるのでしょうか?結論としては「必須ではないが、やっていて損はない」といえます。

かつては旦那のため、家庭のためにしていた花嫁修業は、今や花嫁自身を高めるためのものに変化しつつあります。もし自分の能力が不十分で、この先の生活に不安があるというのなら、花嫁修業はした方がいいかもしれません。しかし絶対に必要不可欠ということではありませんので、自分はいいやという方は無理にする必要はないのです。

結婚生活は夫婦二人で作り上げて行くものですので、変に気負わず気楽にいきましょう!

花嫁修業で結婚生活に備えよう!

日差しがまぶしい女性© iStock.com/AzmanL

花嫁修業は絶対にやらなければいけないというものではないですが、備えあれば憂いなしです。不安要素を克服し、花嫁修業をして結婚生活を楽に送るための手段の一つとして始めてみるのもいいかもしれませんね♪

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