結婚式直前で行きたくなくなったらキャンセルは可能?結婚式のドタキャンはできるのか!?

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結婚式の直前や当日に、どうしても行きたくないと感じたことはありませんか?体調や身内の不幸、単に面倒だったりと理由はさまざまだと思いますが、では実際にドタキャンをする場合、どのようなことに気をつければいいのでしょうか?

結婚式直前に行きたくなくなったらどうする?

結婚式の日が迫っているけど、どうにも腰が重い……。直前だということは分かっていても、なんとなく行きたくなくなってしまうことってありますよね。また、結婚式には行きたいけどどうしても行けない事情ができてしまった!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

こうなってしまった場合残された道は2つしかありません。無理やり行くか、ドタキャンするかです。では、結婚式直前に行きたくない、ドタキャンしよう!と思う理由には、一体どのようなものがあるのでしょうか。

結婚式をドタキャンする理由

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結婚式をドタキャンする理由は十人十色ですが、よくある理由は5つになるのではないでしょうか。

  1. 面倒になった
  2. 新郎新婦と不仲だから
  3. 身内の不幸
  4. 体調不良
  5. 仕事/急用が入った

これは大きく二つの性質に分類することができます。まずは1、2番目。これは完全に非常識で自分本位な理由なので、まずはその自覚をしっかりと持ち、本心が絶対にバレないようにうまく立ち回る必要があります。

3、4、5番目はやむを得ない理由ではありますが、新郎新婦にとって迷惑なことには変わりがありません。誠心誠意お詫びをし、礼儀を尽くさなければなりませんね。

結婚式を直前でキャンセルした場合、具体的にはどのように行動すればいいのでしょうか。まずは新郎新婦への連絡方法から見ていきましょう。

結婚式を直前でキャンセルする時はどうやって連絡する?

結婚式をキャンセルする時、欠席の連絡はどのようにして入れればいいのでしょうか?その判断基準はズバリ、キャンセルを決意した時期です。式の1カ月前と当日では緊急性がまったく違いますから、連絡方法が違うのも当たり前のことですね。

共通しているのは、メールやSNSのみの連絡はあまりにも常識から外れているので絶対にやめましょう、という点です。

式当日の2週間以上前

式場にもよりますが、結婚式のキャンセル料は式当日の10~20日前に発生することが多いです。なので、欠席の意思を早めに伝えることができれば、新郎新婦にキャンセル料を払わせてしまうこともありません。

招待状の返信をまだ送っていない場合は、まず電話で連絡を入れてから、改めてハガキでも欠席の旨を伝えましょう。出席のハガキをすでに送ってしまっている場合には、速やかに電話で連絡を入れてください。

キャンセル料発生後

式まで10日を切ってしまった場合、多くの式場ではキャンセル料が発生してしまいます。この時期に欠席の連絡を入れると、まず間違いなく新郎新婦の気持ちを損ねてしまいますので、それなりの覚悟を持って速やかに電話をしてください。間違っても、メールやSNSだけで済ませてはいけません。

結婚式当日

式の当日は新郎新婦も忙しくしているので、直接連絡を取ることは非常に困難になります。この場合は本人たちではなく、式場スタッフに連絡を入れるようにしましょう。仮に式場にもつながらなかった時は、出席が決まっている友人でも構いません。

とにかく、当日自分がいないということが新郎新婦に伝わるように手配する必要があります。ただでさえドタキャンをするのですから、すっぽかしという罪まで重ねてはいけません。

結婚式を直前でキャンセルした際のご祝儀はどうする?

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では、結婚式をドタキャンした際、ご祝儀はどれくらい払えばいいのでしょうか?この金額を判断する基準もまた、「キャンセル料の有無」です。

キャンセル料発生前

キャンセル料が発生する前に欠席の連絡を入れた場合には、当初包む予定だった額の半額を包んで持って行きましょう。結婚式が終わってひと段落した頃に、直接自宅に届けるのが理想です。もし新郎新婦が遠方に住んでいる場合は、やむを得ないので現金書留で送りましょう。

キャンセル料発生後

もしキャンセル料が発生してしまった場合には、予定額を全額払います。発生しなかったパターンと同様、新郎新婦の生活が落ち着いた頃に直接自宅へ持って行きましょう。遠方の場合も同様で、現金書留で送ります。

結婚式をドタキャンしてしまった時はこうやってお詫びしよう

結婚式をドタキャンしてしまった時は、その後の行動でどうにか挽回をするしかありません。やはり一番有効なのは、誠心誠意きちんとお詫びをすることでしょう。先ほどから申し上げている通り、メールやSNSだけの連絡は絶対にNGです。

手紙でお詫びの気持ちを伝えたり、せめてもの気持ちとして祝電やビデオレターを会場に送り、お祝いの気持ちを示すのもいいですね。そして、新郎新婦の生活がひと段落した頃に、可能であればお祝いの言葉を改めて直接伝えましょう。

なお、お祝いの場ですので、身内の不幸や法事などで欠席する場合は理由を濁して伝えましょう。面倒でドタキャンした場合、理由を濁すのは当然のことですが、バレないように気を回す必要があります。結婚式の当日、本当は何をしていたのかなどをSNSに載せてはいけません。アカウントに鍵がかかっている方も、情報はどこから漏れるか分かりませんので用心してください。

本当にドタキャンして大丈夫?直前のキャンセルを避けた方がいい理由

これまで、直前で欠席をする時の立ち回り方をご紹介してきましたが、アフターフォローが大変だということ以外にもドタキャンを避けた方がいい理由があります。新郎新婦と不仲だからドタキャンしてやりたい、という場合はどうしようもありませんが、ただなんとなく面倒と思ってるなら、一度じっくり考え直した方が良いのではないでしょうか。

確実に悲しませる・怒らせる

そもそも、あなたと新郎新婦の間には「結婚式に来ませんか?→YES」というやり取りが成立しています。それを一方的に、しかも直前で反故にするのですから、程度の差こそあれ、悲しませたり怒らせたりしてしまうことは避けられないでしょう。

あなたにとってはたくさんの招待を受けてきたうちの一つでしかありませんが、新郎新婦にとっては一生に一度、唯一無二の結婚式なのです。そのことを忘れないようにしましょう。

今後疎遠になることも

特別な理由がない限り、ドタキャンはかなり非常識で悪質な行為です。うまい言い訳や立ち回りができなかった場合、新郎新婦と距離を置かれても仕方がないということを十分に自覚しましょう。

これに加えて、新郎新婦の友人とも疎遠になるというリスクもあります。あなたがなんの理由もなくドタキャンしたことがバレて周囲に知れ渡れば、あなたは確実に「非常識」のレッテルを貼られます。気がついたら周りに誰もいなかった……。ということも、あり得なくはないのです。

自分が結婚式を挙げた時にドタキャンされる可能性

人を呪わば穴二つ、誰かの結婚式をドタキャンしたら、自分の時も同じようにドタキャンされるかもしれません。他人の結婚式を大切にできないのなら、自分の結婚式をぞんざいに扱われても文句は言えなくなってしまうのです。

直前に結婚式に行きたくないと思ってしまったら

憂鬱な花嫁© iStock.com/ablokhin

身内の不幸や体調不良など、やむを得ない場合以外の結婚式の欠席やドタキャンは非常識だという自覚を持ちましょう。仮に仕方のない理由だとしても、結婚式にはそれなりのお金がかかっています。アフターフォローを間違えれば確実に不快に思われますので、細心の注意を払って行動する必要があります。

もし、結婚式の直前に行きたくないと思ってしまったら、まずは立ち止まってよく考えてみましょう。これほどのリスクを背負ってもなお行きたくないと思うのなら、その時は仕方がありません。慎重にドタキャンをしましょう。

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