© buritora – stock.adobe.com こんなことなら、結婚しなければよかった!という後悔を、一切感じないという人は稀ではないでしょうか。
まったく違う人生を歩んできた二人が一緒に暮らすのですから、多少なりとも摩擦は起きてしまうもの。では、世の夫婦は一体どんな瞬間に「結婚なんてしなければよかった」と感じるのでしょうか?
目次
結婚しない方が良かったと思うことはある?
結婚しないほうがよかったと思う瞬間は、誰にでも訪れるものです。生まれや育ちが違う他人同士が暮らすのですから、むしろまったく不満を感じない方が珍しいのではないでしょうか。
結婚に後悔を抱く理由は千差万別です。また、その程度や深刻さも夫婦によって異なります。その一部を、
- 家庭での役割分担
- 義家族との関わり
- 自由度の低下
- 価値観の不一致
- 愛情の枯渇
という5点に分けてご紹介していきます!
結婚しなければよかったと思う理由:家庭内での役割分担
© takasu – stock.adobe.com 女性であることの不利益が発生しやすいのが、家庭内での役割分担です。現代は共働きの時代ですが、なぜか「家庭内の仕事は妻が担当者」と思い込んでしまう、古い価値観の持ち主が未だに多いのもまた事実。
ましてやそれが自分の伴侶だと思うと、かなりガックリきてしまいますよね。
家事をしてくれない
専業主婦ならいざ知らず、共働きの夫婦でも妻に家事を任せっぱなしにするという、不届きな旦那がいるようです。また、自分は家事を手伝っていると言い張り、簡単で楽な仕事しかしないという人も。
ここで勘違いしてはいけないのは、家事は手伝うものではなく「する」ものだということ。やらないのは言語道断ですが、自分のやりたいことだけやって、手伝っている自分は偉いと豪語するのもお門違いな話しです。
子どものことを任されっぱなし
「イクメン」という言葉が生まれてしまうほど、世間では子育てをするのは母親だというイメージが強いです。妻と夫、両方の子どもなのですから、育児に携わるのは当たり前のことですよね。
それなのに、育児や送り迎え、授業参観など、すべてのことを母親が任されてしまうのは珍しい事ではないようです。これでは、結婚しなければよかったと思ってしまっても仕方がないでしょう。
共働きでも転勤について行かなければならない
夫の収入の方が多い場合は特に、妻が転勤について行かなければいけないという風潮があります。正社員としてバリバリ働きたい人にとっては、たまらなく苦痛なのではないでしょうか。
また、移転先でその都度仕事を探そうとしても、場合によってはなかなか見つからないということも。人間関係も一から作り直しですし、かなりの不利益を被ってしまうことになります。
結婚しなければよかったと思う理由:義家族との関わり
夫ですら他人なのに、義家族はそれ以上に赤の他人です。ですが、戸籍の上で関わりができてしまった以上、まったくの無関係ではいられないことがほとんどではないでしょうか。
義家族が優しい方々なら良いのですが、その逆の場合は……。考えただけで身震いしてしまいそうです。
義両親との同居がイヤ……
たまの挨拶ですら緊張するのに、一緒に暮らすなんて考えられない!と感じるのが多数派なのでは?
義両親の性格が良好ならまだ我慢ができますが、くつろぐべき我が家で一瞬たりとも気が抜けなくなってしまうような人たちが相手では、先が思いやられてしまいます。
実家への帰省に偏りがあるのはなぜ?
お正月は毎年旦那の実家に帰るばかり、私の両親への挨拶は?と違和感を覚えてしまうことも。なんとなく大切にされていないような気がして、不快感を抱いてしまいそうになります。
結婚しなければよかったと思う理由:自由度の低下
奔放に暮らしすぎるのも考えものですが、制限が多すぎても息が詰まってしまいます。あまりにも酷く拘束されてしまうと、こんなことなら結婚なんてしなければ……と後悔してしまいそうです。
自由に遊びに行けなくなった
一緒に暮らすということで、どうしても外出には気を遣わないといけなくなってしまいます。これが両者ならしょうがないと思えますが、なぜか片方ばかりが飲み会に行っているという状況になっては、不公平感が否めません。
使えるお金に制限がある
独身時代は自分のためだけに使えていたお金も、結婚してしまってはそうもいきません。家庭の経済状況によっては、娯楽品のみならず生活必需品の購入すら大変になってしまうことも……。
結婚しなければよかったと思う理由:価値観の不一致
© sunabesyou – stock.adobe.com 違う人生を歩んできたのですから、価値観の相違があるのは仕方のないこと。ですが、あまりにも差があっては大変なのもまた事実です。
折り合いのつけられる範囲で、お互いが譲歩し合おうとする努力が必要ではないでしょうか。
結婚したら変わると思っていた性格が……
結婚して落ち着けば変わるだろうと思っていた悪いところが、一向に改善しないとがっかりしてしまいますよね。
悲しい思いをしないために覚えていていただきたいのは、結婚したところで相手の性格は変わらないということ。きっとなおるはず!という甘い期待は始めから捨てましょう。
金銭感覚が合わない
浪費家すぎても、倹約家すぎても、軋轢が生まれてしまいます。浪費癖があるよりは財布の紐が固い方がいいですが、やりすぎるとケチで貧乏くさいと思われてしまうので、何事もほどほどが一番いいですね。
結婚しなければよかったと思う理由:愛情の枯渇
結婚当初は確かに愛があった二人でも、生活を共にしていくうちに枯渇してしまうことも……。好きじゃなくなったを通り越し、憎くて憎くてたまらないと感じてしまう人もいるみたいですよ。
もう嫌悪感しか抱けない
発言、容姿、体臭、何から何まで全部イヤ!という事態に陥ってしまう夫婦もいるようです。こうなるまでに何かしらの原因があった可能性が大ですが、時すでに遅し……。
帰る場所である家に、居場所が無くなってしまいそうです。
会話が無くなった
特に大嫌いというわけではないけど、特に話すこともないという仲。これといって大きな不満はないけど、そのかわり楽しくもない、という毎日を送ることになってしまいます。
旦那から見た「結婚しなければよかった」と思う瞬間は?
© Andrey-Popov – stock.adobe.com これまで、妻目線中心でのご紹介をしてきましたが、旦那目線で「結婚しなければよかった」と感じることももちろんよくあります。いくつか見ていきましょう!
家事をしない
一緒に暮らす上でかなり重要なポジションを占める家事ですが、やはり偏りが出てしまうと不満がたまるようです。
「結婚したら家事は全部奥さんがやると思ってたのに、半分しかしてくれない」というような主張は一笑に付すべきですが、まったくやらないという場合は100%奥さんが悪いです。
二人で暮らしているのですから、両者が納得できるやり方できちんと分担しましょう。
気が休まらない
どちらかと言えば、女性には話したがりの方が多いように思えます。なんでもない日はいいのですが、仕事などで疲れ切っている時にマシンガントークをされてしまうと、「今は勘弁してくれ……」と思ってしまうようです。
浪費癖が酷い
家計に入れるべきお金を入れず、自分の好きなものばかり買ってしまうという奥さんもいるようです。自分は欲しいものを我慢しているのに、奥さんばかりが好き勝手浪費しているのを見たら、結婚しなければよかったと思ってしまいますよね。
仕事への理解をしてくれない
業務はもちろん、取引先や上司との絶対に外せない飲み会で帰りが遅くなってしまうこともしばしばあるでしょう。そんな時、毎回のように小言をいわれてしまっては、うんざりしてしまうのも無理はありません。
別の人と結婚していれば……なんてたらればが頭に思い浮かんでしまう人もいるのではないでしょうか?
「結婚しなければよかった」という後悔の深刻度はどれくらい?
後悔は誰にだって訪れるものですが、果たしてそれはどの程度の強さでしょうか?
なんだかんだで相手のことは好きだし、一緒に暮らしていて楽しいと思える瞬間もあるというのなら、気に病みすぎることはありません。
ですが、今すぐ離れないと肉体より先に精神が死んでしまう!というレベルでしたら、ぜひ関係を見直すことをおすすめします。
相手との生活はもちろんですが、何よりも大切なのはご自分の心身です。手遅れになってしまう前に、打てる手はすべて打っておきましょう。
結婚しなければよかったという後悔は誰しも一度は感じること
© ohayou – stock.adobe.com 「結婚しなきゃよかった」と一度も感じずに生涯を終える人は、それこそ天文学的な確率でしか存在しないのではないでしょうか。
後悔を感じる=不幸な夫婦というわけでは決してありませんので、一度や二度そう思ってしまったとしても、こういうもんだと割り切ってしまいましょう。
そして、その後悔が日々繰り返されて募っていくようなら、改めて今の関係を見つめ直す必要があるのではないでしょうか。