結婚は早い方がいい?早婚のメリットやデメリットを解説

若い新郎新婦© iStock.com/aldomurillo

同世代に比べて早めの結婚を考えているけど、このまま決めてしまって大丈夫かな……。とお困りではありませんか?結婚は早い方がいいという声もありますが、もちろんリスクも伴います。

それらをしっかりと把握したうえで、結婚に踏み切るかを改めて決断する必要がありますよ。

日本の平均結婚年齢は何歳?

「早婚」「晩婚」という言葉がありますが、それらは大体どのぐらいの年齢を指すのでしょうか?

厚生労働省の調査によると、平成30年の平均初婚年齢は、男性が31.1歳女性が29.4歳とのことでした。

何歳からが早婚・晩婚という定義は無いようですが、この結果から考えると25歳以下での結婚が早いと言え、35歳以上の結婚が遅いという印象を受けます。

では、早い段階での結婚にはどのような理由やメリットがあるのでしょうか?

データ参照:平成 30 年(2018) 人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省

早く結婚したい!と思う理由

まずは、早く結婚をしたいと考える理由の中でも多数派の意見をご紹介していきます。

家庭を持ちたい

家庭を持つことに強い憧れを持つ人は、結婚するなら早い方がいいと考える傾向にあるようです。

遠距離恋愛がイヤ

もうこれ以上離れて生活したくない!という理由で早めの結婚に踏み切るカップルも。恋人と暮らすために遠方へ引っ越すと言っても理解を得難いかもしれませんが、結婚ともなれば納得してもらいやすいのでは?

子どもがたくさん欲しい

子どもをたくさん欲しいと考えている方は、出産のリスクや子育ての期間などを考えて早めの結婚を希望するようです。確かに、3人以上欲しいと計画を立てるのなら、早いに越したことはないのかもしれません。

結婚は早い方がいい?早婚のメリット

若い母と娘© iStock.com/skynesher

それでは、早く結婚した際のメリットをご紹介していきましょう。主に子どもに関する利点が大きいようですよ。

社会復帰後の就職先を見つけやすい

仮に23歳で妊娠し、その後出産や育児で2、3年ほど仕事から離れようと考えたとしても、社会復帰をする頃の年齢はまだ20代半ばです。日本での就職ではまだまだ年齢が重要視されますので、社会復帰後の就職先も見つけやすくなることでしょう。

出産のリスクが比較的低い

出産のリスクは年齢を重ねるごとに上がっていきますので、その点で考えると若い年齢での出産は比較的リスクが低いと言えるでしょう。

また、産後の回復も年齢が若い方がより早くなります。

子育てが早く終わる

20代前半で子どもを産んだとすると、その子が成人してもあなたはまだ40代前半です。まだまだ体力があるうちに子育てが終わるので、旅行に行ったり趣味に打ち込んだりすることも可能です。

結婚は早い方がいい?早婚のデメリット

続いて、早婚のデメリットをご紹介します。

お金に余裕がない

早い段階の結婚、加えて同級生同士だったとすると、まだまだ収入は不十分なケースが多いです。特に、子どもが生まれた時などはやりくりが大変になってしまうかもしれません。

同世代の友達と遊びにくくなる

周りの友達が自由に遊びまわっていたとしても、結婚している身で同じように遊ぶことは難しく、時には疎遠になってしまうことも。遊びたい盛りの方にとってはなかなかに辛いのではないでしょうか。

キャリア形成が不十分のまま社会を離れる可能性

これからキャリアを積み上げて行こう!という段階で、妊娠や出産、育児により社会を離れなければならなくなってしまうこともあるようです。

早めの結婚に向いているのはこんなカップル

未来予想図© iStock.com/evgenyatamanenko

ご紹介してきたメリット・デメリットを踏まえ、早めの結婚に向いているカップルはどのような方々かご解説していきましょう!

将来設計をしっかりと立てられる

無計画に勢いで結婚してしまうと、後から後から後悔が湧き出てしまう……ということに繋がりかねません。ですが、将来のイメージがある程度明確で、目的意識もはっきりしている結婚でしたら、早い段階での結婚だとしても大きな問題は無いでしょう。

信頼関係が十分に築けている

結婚してから「こんな人だと思わなかった!」となっても後の祭り。学生からの付き合いや幼馴染など、付き合いが長く信頼関係が十分に築けているカップルなら、そういったことも起こりにくいでしょう。

独身時代にやりたいことはすべてやり切った

結婚すると独身時代のように身軽には動けなくなってしまいますが、この先特に「絶対にこれがやりたい!」ということが無いのなら、結婚に踏み切ってしまってもいいかもしれませんね。

結婚が「早すぎない?」と周りに心配されてしまったら

結婚のタイミングはお二人が決める事ではありますが、親族や友人など、自分たちを心配して声をかけてくれる相手の忠告はきちんと聞いておきましょう。

「生活の基盤が整う目途が立ったし、子どもも早く欲しいから」など、早い結婚がいいと考える根拠をいくつか用意しておけば、無鉄砲な結婚ではないということの証明にもなり、周囲を安心させられるのではないでしょうか。

必ずしも結婚は早い方がいいとは限らない

結婚をするタイミングは、それこそ人それぞれです。なので、早い方がいい、遅い方がいいと思うことはあるでしょうが、どちらの結婚が良いかということは一概には言えないでしょう。

大切なのは、お二人が今「結婚したい」と思っているかどうかです。よく話し合い、時には周囲の意見も取り入れながら、結婚するかを考えてくださいね。

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