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「結婚式の余興は別にいらないかな……」とお考えではありませんか?
確かに、ここ最近の結婚式では余興をやらないという意見が目立ってきました。ですが、すべての結婚式が余興なしの方がいいのかというと、決してそうではありません。
では、どのような結婚式が余興なしだとつまらないと思われてしまうのでしょうか。
目次
余興なしの結婚式が増えている?
ゼクシィトレンド調査2019によると、結婚式の演出にゲストによる余興を取り入れた割合は39.9%とのことでした。つまり、過半数が余興なしの結婚式を挙げたという結果になります。
- 余興をしなかった理由として考えられるのは、
- ゲストに負担をかけたくない
- 余興で式の雰囲気が壊れてしまわないか心配
- 歓談中心の結婚式にしたかった
- 他の演出を優先したらスケジュールがギリギリになってしまったため省いた
といったところでしょうか。
確かに、ゲストに負担をかけることなく、ゆっくりと新郎新婦を祝えるという点において、余興をなくすという判断は間違っていないと言えます。
ですが、ただ闇雲に余興を削るだけだと、かえってつまらない式になってしまう危険性もあります。まずは余興をしないデメリットから見ていきましょう。
データ参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2019
結婚式に余興がないデメリット
余興なしの結婚式はゆったりとした雰囲気を演出できる一方、うまく工夫をしないと寂しい、つまらないという印象を与えてしまうことも。詳しく紹介していきます!
盛り上がりに欠ける
感動させるにも楽しさを演出するにも、余興の力はかなり大きく、ただやらないというだけでは盛り上がりに欠けるという印象をゲストに与えてしまうことになるでしょう。
間延びした印象でメリハリがない
新郎新婦主催の結婚式に、ゲストが最も深く介入できるのが余興です。また、終始新郎新婦からゲストへ向けていた演出が、余興の際には逆転するという面白さもあります。
粛々と進行する式に一石を投じ、雰囲気をガラッと変えることができる余興ですが、それをやらないことにより、間延びしてメリハリがないという印象を与えてしまいます。
ただの食事会のような雰囲気になることも
余興をなくすことにより、スマートで静かな雰囲気にすることができますが、加減を間違えるとただの食事会のようでつまらないと思わせてしまうこともあるようです。
これらのデメリットはすべての結婚式に当てはまるわけではありませんが、余興なしだと相性が悪い結婚式も確かにあります。どのような例があるか見ていきましょう。
余興なしでつまらない結婚式:余興に代わるような演出がない
ただ余興をなしにしただけで、ゲストと新郎新婦が関わることができる他の演出を取り入れていない結婚式は、招待客をつまらない気持ちにさせてしまいます。
ただじっと座って、新郎新婦が行う演出をずっと眺めて……という結婚式を想像すれば、退屈なのは明らかですよね。
余興なしでつまらない結婚式:ゲストが大人数で新郎新婦と話せない
あまり規模の大きくない結婚式はともかく、100人を超えるゲストが参加するような式で余興をなしにしてしまうと、ゲストを飽きさせてしまう可能性があります。
新郎新婦と話せるのはほんの一瞬、お祝いの言葉も満足に伝えられないとなれば、「自分は何のためにこの式に参列したんだろう?」と、ゲストが嘆かわしい気持ちになってしまうかもしれません。
余興なしでつまらない結婚式:終始堅苦しく静かな雰囲気
よく言えば厳かに、悪く言えば淡々と進む結婚式では、特に若いゲストは退屈さにうんざりしてしまうのではないでしょうか。
そんな時、余興があればまだ楽しい気分にもなれるのかもしれませんが、余興もなし、ゲスト参加型の演出もなしとなれば、そのうち時計ばかりが気になってしまうことでしょう。
気をつけて!こんな余興はNG
余興をなくすことでつまらない結婚式になってしまう可能性があるとはいえ、ただやればいいというものではありません。
特に、新郎新婦の親族や上司などが多く参加する式などでは、余興の内容に注意を払う必要がありますよ。
内輪ノリ
部活動やサークルなど、特定の閉じたコミュニティに関する余興をされてしまうと、関わりのないゲストは疎外感を感じるばかりです。
内輪ノリを絶対にするなというわけではありませんが、やるなら万人受けするような工夫を施さすように気をつけましょう。
下品
親しい友人のみの結婚式ならギリギリ許されるかもしれませんが、そのような式はほとんどないでしょう。知人ですらない人も多く参加している結婚式で、下品な内容の余興は最悪だと断言ができます。
新郎新婦の元恋人の話題
下品なネタと同レベルかそれ以上にあり得ません。せっかくのお祝いの席に水を差すどころか泥を塗りたくるような行為ですので、絶対にやめましょう。
長く時間をとってしまうもの
やけに時間のかかる余興をしてしまうと、他のゲストは白けてしまいます。また、式の時間が押してしまうことも考えられますので、新郎新婦はあらかじめ時間を決めてお願いをするのがいいかもしれませんね。
つまらない結婚式にしないために余興はした方がいい
余興がないぶん、他のことで楽しませる工夫ができるならいいかもしれませんが、そうでなければつまらないけっこんしきになってしまうかもしれません。
ただし、他のゲストを不快にさせない余興になるよう最大限に配慮をするのは必須です。
笑いが取れるかなどの自己満足な考えではなく、第一にお祝いの気持ちを伝えることを目的とした余興をすること・依頼することを心がければ、結婚式の雰囲気を上手に盛り上げることができますよ。