再婚は不安が多い!子連れ再婚などケース別でみる再婚の不安の原因とは?

手を引かれる女性© iStock.com/Jelena-Danilovic

何気ない日々の日常を取り戻し、自分らしく過ごせる余裕が出てきたとき、ふと思い浮かぶのは「再婚」の二文字ではないでしょうか?

しかし、再婚へ向けて不安を抱え一歩踏み出せない、といった方々も沢山いるかと思います。再婚の不安は、さまざまな理由が挙げられます。子供を連れての再婚や、再婚してもまた同じことになるのでは……といった不安など多様にあります。

再婚へ向けておきたい不安別の注意点や乗り越え方を紹介しますので、それらを参考に不安を解消して、新しいステップを踏み出しましょう!

再婚の不安は離婚の理由で変わる?

向き合えないカップル© iStock.com/PeopleImages

再婚に対する不安は、自分が経験した離婚理由が影響していると言って良いでしょう。離婚を選択した夫婦の数だけ、理由はあります。

  • 相手との性格の不一致
  • 生活費不十分や浪費などの金銭的問題
  • どちらかの家族や親族との折り合いが合わなかった
  • 異性関係の問題

など、これ以外も沢山挙げることができるでしょう。離婚の数だけそれぞれの理由があり、再婚への不安も同様にあることが言えます。

では、具体的に再婚にむけてどういった不安があるのか見ていきましょう。

再婚への不安:再婚してもまた同じことになるのでは?

離婚に限らず、一度失敗してしまったことへの不安は付き物です。離婚の理由によって、その不安の大きさも変わってくるでしょう。相手が変われば、前とは違った問題が出るかもしれない……など、その問題に自分は対処できるかといった不安もありますよね。

相手が変わっても同じ問題に直面してしまったら、乗り越えることができるのだろうか。また同じ過ちを繰り返すのでは……。

そういった不安は、トラウマのように何度も自分自身を追い詰めてしまうものですよね。

再婚への不安:自分、または相手に子供がいての子連れでの再婚

子供と夫婦© iStock.com/fizkes

自分、または相手に前の結婚相手との子供がいる場合の不安もあります。近年、子を連れての再婚は増えてきており、子連れでの再婚は珍しくありません。

しかし、自分だけの問題とはいかない子連れでの再婚もまた様々な不安があります。

  • 再婚相手と子供との関係
  • 再婚相手との間に子供ができた場合
  • 子供自身への負担

新しい家族を作ることへの不安だけではなく、子供の気持ちを考えた時や相手との関係性など複雑な事情が絡み合ってきます。自分だけの問題ではないことが、更に不安な気持ちへ拍車をかけ、再婚へ踏み切ることができない場合があります。

再婚への不安:どちらかが初婚または再婚同士

離婚する夫婦がいるということは、どちらかが再婚である可能性も少なくありません。または、再婚同士であるケースもあります。

自分は再婚だが、相手が初婚である場合、気が引けてしまうといった気持ち的な問題もあるでしょう。また、お互い再婚である場合は、双方の家族や友人、職場への説明など、初婚の時には必要のなかったことでの不安もありますよね。

再婚への不安:相手側の家族と上手に付き合えるのか

結婚というのは、相手の両親や兄弟、親戚との繋がりも生まれます。育ってきた環境により、考え方や趣味嗜好に大きな違いが生じることがあります。生活環境の違いは、普段の生活において、あれ違うな?……と知らず知らずに積み重ねられ、感じることがあります。

また、自分が過ごしてきた環境からは到底考えられないことを、平気でしてきたりすることで感じることもあるでしょう。

そのことで、結婚相手だけではなく、家族や兄弟とも上手く付き合えず離婚に至るケースもあります。合わないと感じる要因は、各家庭それぞれの環境によって変わるでしょう。

再婚への不安:再婚できるのか不安

離婚してからの生活も落ち着き、自分のことを振り返る余裕が生まれないと、次のステージへ向かうことも想像しがたいもの。そもそも、また結婚を意識できる相手に出会えるのか……そういった不安を抱えている方もいるでしょう。

一度、結婚生活を経験したからこそ誰しもが最初にぶつかる壁なのかもしれません。

再婚への不安:金銭的な理由や子育てへの考え方の相違

お金の価値観や子育ての方針が合わず、離婚に至ったケースもあるでしょう。金銭的な問題は、生活自体に関わる問題であり、離婚後の生活にも影響し悩まされる場合も。

また、子供が産まれてからの関わり方や、子育ての方針の方向性も、結婚生活に置いて重要なことです。子供の育て方や学習面、進路の方向性など、子育てに関する考え方の相違や、金銭面での衝突は日々の生活に密接に関わっています。

これらのことは、再婚に向けて抱える不安の中でも非常にデリケートな原因の一つでしょう。

再婚の不安が影響することとは?

カップルが向き合う© iStock.com/kupicoo

ここまで、再婚に対して不安になる要因をいくつか見てきましたが、この不安は再婚へどのように影響するのでしょうか?

再婚に向けて抱える不安は、離婚の数だけあることが分かりました。その為、再婚へ影響する部分もさまざまですが、いずれも次のステージへ進めない要因となります。

不安を抱えていることで、これまでは気にとめなかったことで負い目を感じトライできなくなったり、自分自身への可能性を狭めることとなります。

もう一度家庭を持ちたい……と感じた場合でも、さまざまな不安が邪魔をして「自分にはやっぱり再婚は無理ではないか?」といったネガティブな方向にしか向かいません。

再婚の不安を無くすことは、前向きに新しい人生を歩む今後の自分自身にとって、とても大切な作業なのです。

再婚へ向けて気をつけておきたい不安別:注意点

家族との団らん© iStock.com/Yagi-Studio

再婚への不安を、離婚理由を元にそれぞれ挙げてきましたが、皆さんのお気持ちに近いケースはありましたか?

再婚への不安は、離婚の数だけあることは述べましたが、今抱えている不安に当てはまらない場合もあるかと思います。ですが、1つの原因だけで離婚に至ることは少ないのではないでしょうか?

離婚を決断した時のお気持ちに1つでも近いものがあれば、ぜひチェックして再婚への不安を少しでも無くして次のステップへ向かいましょう!

相手の両親や兄弟・親戚に対する不安:注意点

お互いの生活環境の違いにより、考え方や嗜好の相違は必ずあるものです。また、そもそも再婚であることを受け入れてもらえるのか、といった不安もあるでしょう。

再婚に向けて準備する期間は、相手やご家族が大切にしていることが何かを見極める大切な時間でもあります。

  • 相手の家族の習慣や考え方
  • 兄弟や親戚との関わり方

などに注意して、お付き合いしている期間で見極めていきましょう。相手と自分の環境の違いがどういったところにあるのか、前もって知っておきましょう。再婚後の生活への影響を減らし、知っておくことで不安要素を消し対処することができますよね

子連れ再婚への不安:注意点

子供を連れての再婚は様々な不安要素が挙げられますが、何よりお子さん自身に対する影響が気になるところではないでしょうか。

小さなお子さんを連れて再婚の場合は、お相手との対話や子供との関わりをしっかりと設けましょう。

大きなお子さんがいらっしゃる方は、正直に話し伝えることが大切です。子供が今置かれている環境や、心の動きにしっかりと目と耳を傾けてあげましょう。

再婚にスポットを当てすぎず、向き合って話しをするいい機会だと捉え、子供の目線を忘れずゆっくりと進めてくださいね。

また、再婚するお相手への配慮も必要です。子供との関わりだけに重点を置いて、相手の気持ちを置き去りにすることのないように注意しましょう。
家族となる心がまえを持つ相手もまた、大きな決断であるということを忘れないことが大切です。

金銭的なことが不安:注意点

「結婚=生活を共にする」ということです。生活に必要不可欠であるお金に対する問題は、結婚において重要な事となります。

しかし、金銭的な問題は夫婦であってもデリケートな部分となります。その為、なかなか思い切った話し合いに踏み込めない場合も。以前、金銭的なトラブルがあった場合であれば尚更、聞き出せないこともあるでしょう。

何にお金をかけ、どんな物を好んで購入するかなど、お金に対する日頃の扱いや考え方を見ておくことをおすすめします。お金の価値観などは、日常から垣間見ることはできるので、自分の考えが相手の価値観に近いのか見極めることが大切です。

家事や育児など日常面での不安:注意点

最近では共働きの家庭も増え、家事や育児を分担する夫婦も増えました。そういった一方で、家事や育児はどちらか一方の負担が多い家庭もまだまだ沢山あるでしょう。

日常面での考え方は、これまでの生活環境が影響していることが多くあります。相手の家庭環境や、職場や友人を含む環境なども影響する場合があります。

相手を取り巻く環境に目を向けたり、家事や育児に対する考え方を普段から話し合っておくことが重要です。日常的な生活に対する考え方は、実際に生活をしないと見えてこない部分もあるでしょう。

そういった場合は、一緒に過ごす時間を増やしたり旅行に行くことで、相手の考えに対して理解を深めましょう。

再婚の不安に対する乗り越え方

子供と家族の団らん© iStock.com/Vasyl-Dolmatov

再婚への不安は、抱えた悩みや問題によっていくつもあることがわかりました。子連れでの再婚への不安や、さまざまな再婚への不安に対する乗り越え方を見ていきましょう。

相手の両親や兄弟・親戚に対する不安の乗り越え方

血の繋がった兄弟でも、喧嘩したり意見の食い違いで喧嘩することはありますよね?違った家庭環境で育ち、まして異性であれば当然考え方や価値化の相違は発生します。

必ずしも価値観が同じではないと考えることで、上手に付き合う方法はゼロではありません。社会や家族間であっても全ての人と、意見が合い上手くやれることばかりではありませんよね。

一度経験しているからこそ「価値観の違うひともいる」といった視点で見る力があなたには備わっています。経験値を味方にして、不安を打ち消しましょう。

子連れ再婚への不安の乗り越え方

子供は、自分の子供である前に個の心を持つ人間です。自分の子供であっても、全てを理解することは出来ないのが子育ての難しさでもあり、楽しさでもありますよね。

自分が選んだ再婚相手を必ずしも子供が受け入れてくれるのか……それを理解することもまた、難しいでしょう。

それらを踏まえて、普段からの対話を大事にしたり、何気ない子供の声を拾う努力をしましょう。同時に再婚相手の不安を受け入れる気配りも大切です。1人で抱えこまず、いずれ家族となるのですから、皆で話し合い乗り越えましょうね。

離婚原因に伴う不安の乗り越え方

離婚原因は、人それぞれ多様にあります。まずは、自分自身の離婚原因とは一体なんだったのかをじっくりと見極めることが大切です。

離婚を決意するまで、嫌というほど自分自身を見つめてきたのかもしれません。ですが、意外とその時は相手との不一致にばかり焦点が合っていて、自分自身にどんな原因があったのかを気付けないものです。

時間が経ち、振り返る余裕が出てきたら、次は自分自身を改めて振り返ることも大切です。経験し、乗り越えたからこそ、前とは違った自分で新たな問題点を見つけることができるかもしれません。

自分自身を振り返り、冷静に分析することは、同じことを繰り返さない心がまえを持つことができます。前向きな気持ちで不安を打ち消しましょうね。

パートナーに出会えるかの不安の乗り越え方

一度結婚を経験したことで、そもそも結婚は自分に必要なことなのだろうか……必ずしもパートナーが必要なのか、結婚そのものに対して疑問を抱くこともありますよね。

離婚をしたばかりの頃は、再婚する気持ちなんてすぐに湧く訳でもなく、ましてや次の相手のことなど考える余裕もない時期もあるでしょう。そんな日々を過ごしふと気付くと、数年も経っていた……ということも。

自分にとってまた結婚を意識できる人と出会えるのか……次のステップへ消極的になる理由は、様々ですよね。

この不安の乗り越え方は、これまでの生活からまずは一歩違う世界へ踏み出してみることです。

  • いつもと違う場所へ顔を出してみる
  • 新しいことにチャレンジする

これまでの自分がやらなかったことを取り入れてみることをおすすめします。出会いのきっかけを増やすことができるのは、あなた自身の行動あるのみです。これまでとは、違った場所や新しい事を始めることで、確実に視野は広がります。

新しい場所に出向き、新しい人と出会うことは、抱えていた不安を消し去ってくれます。いつしか「あの不安は何だったのだろう?」と思う時がやってきます。どんな小さなことでもいいので、チャレンジすることをおすすめします。

再婚への不安解消の一番の鍵は自分自身!

家族三人の後ろ姿© iStock.com/Liderina

結婚とは、自分と相手が家族として繋がる大きなきっかけです。それに伴って起こることは、人生の中で、避けては通れない出来事で作られています。

人は誰もが離婚をしようと思い、結婚を選ぶわけではありません。夫婦だからこそ起きるトラブルや苦難を受けて、二人で乗り越えることができずに離婚という道を選びます。

どんなことにも不安は付きもので、不安があるからこそ人は同じ過ちを繰り返さないようにできています。

再婚への不安は、これまでの自分と向き合っている証拠です。人は不安を抱えることで、石橋を叩き、同じ過ちを繰り返したくないと心に防御をします。

結婚で得た経験は、あなたにしかない特別なものです。同じことにならないようにと反省し、教訓にすることができます。これまでの経験を活かすことで、再婚は不安とあきらめずに幸せを掴んでくださいね!

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