初めての同棲をする前に必要な準備や初めてならではの注意点とは?

初めての同棲© iStock.com/AaronAmat

初めての同棲は、期待と不安でいっぱいだと思います。これまで別々の生活をしていた二人が、同じ屋根の下で暮らしていくのは簡単なことではありませんよね。ときには、相手のことを理解できずに、衝突する場面も出てくるでしょう。

同棲を始めるなら、周囲への説明はもちろん、本人同士の心構えが大切です。初めて同棲をスタートさせるカップルへ向けて、同棲に必要な準備や気をつけることについてご紹介します。

初めて同棲すると決めたら?

同棲すると決めたなら、同棲するための準備をしましょう。
同棲することを決めたらやること、部屋が決まってからやることなど、やらなければいけないことはたくさんあります。やることが多すぎて何から手をつけたらいいのか不安に感じてしまう人もいるでしょう。ですが、同棲に向けてやるべきことをしっかり整理しておけば、安心して同棲をスタートさせることができます。同棲の前後でやるべきことをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

初めての同棲までにやるべきこと

同棲の挨拶© iStock.com/JackF

初めて同棲することが決まったら何をすべきでしょう。実際に同棲を始めるまでに必要な準備をご紹介します。

必要な資金を準備

当たり前のことかもしれませんが、新しい場所に住むためにはお金が必要です。
必要な資金の大部分を占めるのは賃貸物件の初期費用ですが、家具や家電などを揃えるのにもお金は必要ですよね。どちらかが既にひとり暮らしをしているのであれば、その家具や家電を使用することもできますが、お互いに実家暮らしの場合は、一から揃えなければなりません。
そのため、同棲をすると決めたら、まず同棲に必要な金額を算出して準備をしておくようにしましょう。

お互いの親に挨拶

同棲することを決めたら、お互いの親に挨拶をしましょう。「同棲するのに挨拶は必要?」と思う人がいるかもしれませんが、親を心配させないように配慮するのも大切なことです。また、同棲を始めるということは、少なからず「結婚」を意識しているはずなので、真剣に交際していることを表す手段の一つでもあります。

ルール決めをする

一緒に生活をするにあたり、生活のルールを決めることは大事です。今まで別々に暮らしてきたのですから、一緒に住み始めて衝突することもあるでしょう。しかし、そのときどきで喧嘩をしていては、穏やかな気持ちで生活することはできなくなってしまいますよね。どのようなことについてルールを決めればいいかをみていきましょう。

お金の管理方法を決める

家賃、光熱費、食費など、生活に関わる費用をどのように支払っていくかを話し合いましょう。お金の問題は話しにくい部分ですが、曖昧になると後々苦労することになります。

家事の分担について

炊事、洗濯、掃除など、生活に欠かせない家事についても役割を決めておきましょう。お互いに仕事をしているのであればなおさら、どちらか一方に負担がかからないように分担するのが同棲のコツです。

連絡や報告について

帰宅時間が遅くなるときや不在にするときは、必ず連絡を入れましょう。何時頃になるのか、外でご飯を食べるのかなど、連絡のルールを決めておくことが重要です。相手を心配させないために配慮することが大切ですね。

初めての同棲に向けた部屋の準備

物件探し© iStock.com/kzenon

同棲をするために、何をどう進めていけばいいのでしょう。同棲に向けた行動についてご紹介します。

物件探し

入居希望日の1〜2ヶ月前から物件を探し出すと、様々な準備に余裕が持てるでしょう。同棲の物件選びは、二人入居可能の物件を探さなければなりません。また、どちらかの家に住む場合には、大家さんや管理会社に許可をもらう必要があります。トラブル回避のためにも、事前に許可をとっておくことが大切です。

引越し準備

入居する日が決まったら、引越し準備を開始します。引越し業者に依頼する場合は、入居日の1ヶ月前くらいには見積を依頼するといいでしょう。自分たちで引越し作業をする場合は、エレベーターの有無や入口や家具の大きさをしっかりと把握しておく必要があります。

各種手続き

引越しに伴う作業には、各種手続も必須です。転居や転入届のほか、ガスや電気、水道の停止や開始手続き、郵便物の転送手続きなど、細々したものがたくさんあります。初めにしっかりと手続きしておけば後が楽なので、できるときにまとめてやっておくといいでしょう。

住所変更

引越し後にやるべきことは、住所の変更です。役所への届け出を済ませたら、身分証の住所変更と会社への報告を行いましょう。また、引越し後のタイミングで、インターネットの開通手続きをしておけば、後で連絡する手間が省けます。

初めての同棲生活がスタートしたら

同棲スタート© iStock.com/Domepitipat

引越し手続きが終わり同棲が始まると、どんな生活が待っているのでしょうか。同棲のスタート時にやっておきたいことについてご紹介します。

必要なものを揃える

いよいよ同棲生活が始まったら、まずは生活に必要なものを揃えましょう。家具や家電のほか、タオルや洗剤などの日用品も用意しなければなりません。二人分の用品を揃えていくと、同棲が始まったことを実感できるでしょう。何が必要で、どんなデザインにするかなど、一緒に選ぶことを楽しんで買い物ができるといいですね。

節約を意識する

もしも、結婚を見据えて同棲を始めたのなら、節約について意識してみましょう。結婚にはお金が必要で、将来のことを考えれば貯蓄をすることも大切です。お金がなければできないこともたくさんありますよね。心に余裕を持つためにも、二人で協力して「節約」に取り組んでみてはいかがでしょうか。結婚生活で苦労しないために、同棲の初めに習慣化させてしまうのも一つの方法です。

喧嘩のルール

同棲は楽しいことばかりではありません。できれば喧嘩はしたくありませんが、生活を共にしていると、少しの違いから言い争いになってしまうこともあります。
そんなとき、喧嘩を長引かせていても何もいいことはありませんよね。最悪の場合、同棲を解消することにもなりかねません。

同棲生活を無駄なものにしないためにも、喧嘩したらリセットの時間を設ける、喧嘩をしても一緒に寝るなど、仲直りのルールを決めておくといいでしょう。

初めての同棲の注意点

生活リズムを合わせる© iStock.com/fizkes

同棲で注意することはたくさんありますが、初めての同棲で特に気をつけておきたい点についてみていきましょう。

同棲の目的を明確に

同棲は、好きな相手と一緒に過ごす時間が増え、楽しいことがたくさんあるでしょう。しかし、今までは分からなかった相手のことを知り、戸惑うこともあるはずです。そんなとき、大切なのが、「同棲に何を求めるか」ということ。節約や結婚など、二人が何のために同棲したのかを明確にしておきましょう。そうすれば、たとえぶつかり合っても、目的を見失わなければ、解決方法を見つけやすくなります。

妥協案をみつける

初めての同棲は、どこか相手に遠慮がちで、思うように意見を言えないことがあるかもしれません。せっかく二人で生活をするのに、一方が我慢することになっては苦しいだけですよね。何か不満に思うことがあったら、無理に理解しようとしたり、相手を変えようとしたりせず、二人が納得できる妥協案をみつけるようにしましょう。

相手に求めるばかりではなく、お互いが「歩み寄る」心がけが大事なのです。

生活リズムを合わせる

仕事の都合上生活リズムが合わない場合は仕方ありませんが、同棲を始めたらできるだけ生活リズムを合わせるようにしましょう。この部分を最初に合わせておかないと、後から改善しようと思っても難しいものです。

食事やお風呂、就寝の時間などを合わせることで、生活にすれ違いが起こることは少なくなり、節約にもつながります。

ただし、全てを一緒にしては窮屈さを感じてしまうので、たまには「ひとりの時間」を作るなどの工夫も大切です。

同棲が初めてでも目的を意識しよう

目的ある同棲© iStock.com/Sergey-Peterman

同棲をすると決めたなら、同棲に必要な準備や心構えを確認しておくことが重要です。挨拶やルール決めなどの事前準備や、物件探しのような同棲に向けた行動など、必要な準備がたくさんあります。

また、準備だけではなく、目的の共有や生活リズムを合わせるなど、二人が協力して生活することがとても重要です。初めての同棲でしっかりと意識をしておけば、安心して生活を送ることができますよ。

「同棲して失敗した!」ということにならないよう、やるべきことをきちんと整理して、初めての同棲生活を成功させましょう。

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