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人はなぜ当然のように「結婚」を人生の選択肢の中に選ぶのでしょうか?そもそも結婚の必要性がわからないといった方もいらっしゃるかもしれません。
結婚自体に迷いや疑問を感じてしまった時、結婚そのものに不信感を抱く人もいるでしょう。そこで、人はなぜ結婚をするのか、結婚はするべきなのかなど、結婚の必要性についても解説していきます。結婚したいと思う6つの理由と併せて見ていきましょう。
目次
なぜ結婚をするのか?
なぜ結婚するのか?人はなぜ結婚をするという選択肢を選ぶのでしょうか?結婚を選ぶ理由を知るため、まずは何をきっかけに結婚を意識するのか挙げていきましょう。
- 結婚適齢期になったから
- 子どもが欲しいから
- 愛情が高まり信頼することができたとき
- 仕事や生活において変化があったとき
- 金銭的に余裕ができたとき
など、これ以外にも人によって理由はさまざまでしょう。仕事の転勤が決まった時や、周りの友人が結婚をしていくなど、人生においての転機をきっかけに結婚を選択肢の一つとして考えることがわかります。
人はなぜ結婚したいのか?結婚する理由
「第15回出生動向基本調査」によると、男性の85.7%、女性の89.3%が「いずれ結婚するつもり」と答えています。男女ともに、「いずれは結婚したい」と考えている人は高い水準にあるといえます。
「結婚に利点あり」と考える割合も半数以上
同データによると、
男性……2010年➡62.4% 2015年➡64.3%
女性……2010年➡75.1% 2015年➡77.8%
2000年代以降、半数以上の割合を保っています。このことから、結婚をしたいと考える大きな理由として、結婚にいくつかの利点があることがわかります。
- 経済的な負担が減る
- 子どもを心配なく産める
- 将来、健康面で安心できる
- 家事・育児を分担できる
男女によって感じるメリットは多少変わってきますが、結婚によって得られるメリットは多くあるといえます。
データ参照:第15回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)
なぜ結婚したいのか?結婚したい6つの理由
結婚をしたいと望む理由は、結婚をすることで得られるメリットがあるからといえます。なぜ結婚したいのか、一般的な6つの理由を見ていきましょう。
家庭を持てる
結婚は、自分以外の家族が増えること。自分の親や兄弟以外の親族が増えていくことが結婚ともいえますよね。
安心感や安定を得られる
家族が増えることは、自分一人ではないといった安心感や、経済面・健康面でも安定を得ることができます。最近では共働き家庭も多いことから、不測の事態が起きても経済的に支え合うことができますよね。生活の安定は、精神的な安心を得られます。
子どもが欲しいから
子どもを望む場合、日本では法律婚以外は、さまざまな手続きが必要となります。自分の子どもを育てる場合は、結婚をした方が有利に進めることができますし、子どもが欲しいと願うことは、結婚したい理由の大きな一つといえます。
両親や親族への安心感を与えるため
自分の両親や、親世代の親族・兄弟の喜ぶ顔が見たいといった気持ちも、結婚を望む一つの理由です。また、独り身でいることを心配する親もいるでしょう。そういった観点からも、結婚をして安心感を与えたいと考えますよね。
社会的な信頼を生む
結婚をして家庭を持つことがステータスと捉える傾向が、日本にはまだ強くあります。結婚することによって一人前と見なされることは、社会的なメリットがあるといっていいでしょう。
老後のことを考えて
二人が一つの家族となる結婚。どちらか一方が体調を崩した場合、相手を支えることができることも、結婚の大きなメリットといえるでしょう。自分の親や親族以外に頼れる人がいる安堵感は、結婚ならではのものといえます。
結婚はするべきなのか?
ここまで挙げてきた内容から、結婚は人生の節目や転機によって意識することが分かりました。結婚をしたいと意識する瞬間は、人それぞれでしょう。
結婚は、大きく「時間・お金・お互いの家・子ども」といったカテゴリーで分けることができます。結婚によってパートナーを得た場合、社会的な信頼を生んだり、精神的な安定を生みます。
結婚をしない選択をする人がいる一方で、結婚をしたいと考える人の割合は過半数を超えていました。結婚はするべきなのか?を考えた場合、結婚をすることで得られる幸せも多くあることから、結婚を人生の選択肢の一つとして捉えてもいいのかもしれません。
結婚の意味そのものがわからなくなるときもある
結婚を意識した時、または長い結婚生活を過ごす内、結婚自体を疑問に感じることもあるでしょう。人生は必ずしも良いことだけで形成されてるわけではなく、結婚の意味を見いだせなくなる時もありますよね。
分からなくなったり、迷うこと自体は悪いことでも何でもありません。疑問に思い、考えて、はっきりと答えが出せなくてもいいのです。考えることに意味があり、その先の行動や思いに繋がっていくと考えましょう。
結婚による変化は精神的な安定や充実に繋がる
結婚することで起こる生活の変化は、精神的な安定や生活の質にも変化をもたらします。結婚は二人が一つの家族になることで、行動や人間関係にも広がりをみせます。独身で過ごしていた時より安定が増し、充実感を感じるでしょう。
結婚後の不自由さや、結婚の必要性にスポットを当てがちですが、結婚の良さとは何かを改めて考えることもおすすめします。結婚のメリットを考えることは、結婚の必要性を感じるきっかけとなるでしょう。
また、結婚は損得勘定だけではない良さもあるものですので、結婚したい気持ちがあるならば、お互いが幸せになれるように結婚後も努力して自分たちで結婚を良いものにするという意識も大切です。
なぜ結婚をするのかを考えることは未来と向き合うこと
「人はなぜ結婚するのか」といった疑問は、いつ訪れても不思議ではないテーマと言えるでしょう。どうして結婚をするべきなのかを考えることは、自分がこれから思い描く未来と向き合うことともいえます。
違った環境で過ごし、育ってきた他人同士が一緒になることが結婚です。意見や価値観の相違を感じることもあるでしょう。必ずしも結婚をすることが人生の喜びではありませんが、夫婦になることで生まれる幸せや、苦難を二人で分かち合えるのは結婚するからこそといえます。
結婚はこうあるべきと思いがちですが、結婚を現実的に捉え整理することで、不安や疑問を少なくすることができます。結婚は二人の価値観を新しく築きあげていくこと。結婚を迷う人も、今の結婚生活に疑問を感じているあなたも、新たな答えを見つけ歩きだしてみてくださいね。