事実婚と内縁の違いとは?事実婚と内縁を分かりやすく解説!

外でデートするカップル© iStock.com/Sushiman

事実婚と聞いて、どのような夫婦のスタイルであるかご存じでしょうか?また、事実婚と等しい扱いとされることが多い内縁関係。自分たちに合った結婚のカタチを考える上で、事実婚と内縁にどんな違いがあるのか気になりますよね。

現在の日本において結婚のスタイルは、夫婦別姓を望み事実婚を選ぶカップルお増えてきていることからも、多様化する現状が伺えます。

そこで、事実婚を検討するうえでも知っておきたい事実婚と内縁の違いや事実婚と内縁の特徴や注意点もご紹介していきます。

事実婚と内縁の違いや定義とは?

事実婚とは、お互いに婚姻の意思があり、尚且つ共同生活し生計を共にするカップルが、婚姻届を提出していない状態のことを指します。

また、事実婚と同様に内縁や内縁関係といった言葉をご存じの方もいらっしゃるかと思います。内縁も事実婚と同様に婚姻届を提出しない状態であることから、大きく意味が異なるわけではありません。しいて挙げるとすると、意図して婚姻届を出さない場合を「事実婚」と呼び、何らかの事情で婚姻届を出せない場合などを「内縁」を用いることがあるようです。

そこでここでは、事実婚と内縁にはどんな違いがあるのか、詳しくご説明していきたいと思います。

事実婚とは?

買い物する夫婦© iStock.com/Koji_Ishii

双方に婚姻する意思を持ち、実質的には夫婦同様の実態を持つことを「事実婚」と呼びます。事実婚と呼ばれるために必要な主な条件は以下の通りです。

  • 双方に婚姻の意思がある
  • 結婚式を挙げた
  • 共同生活をしており生計を共にしている
  • お互いの親族が夫婦と認識している
  • 住民票に記載している
  • 子供を認知している

法律婚とほぼ同等の生活をしていたり、挙式を挙げていたりすることで事実婚とみなされます。また、住民票に「未届の妻(夫)」と表記することで夫婦関係を立証する書類となり、手続き等で提出することもできます。

内縁とは?

事実婚と同様、法律上の婚姻には至っていない関係のことを指します。内縁であるといっても、事実婚と呼ばれるに等しい条件を満たして生活をしているカップルもいます。そのため、事実婚も内縁も法律の上において区別されることがありません。

事実婚と内縁に大きな違いはない

事実婚の定義からも分かるように、婚姻届を提出しない事実婚や内縁は、法律上では夫婦と認められていません。ですが、法律婚とほぼ変わりない実態であることがほとんどです。

事実婚と内縁では、婚姻届を提出するかどうかの理由や原因に多少の違いはありますが、事実婚と内縁は社会的な実態として大きな違いはありません。

ただし、内縁という呼び方にマイナスな印象を感じる方もいらっしゃいますので、事実婚という呼び方を使った方が無難かもしれませんね。

事実婚と内縁どちらも、お互いに婚姻の意思があり生活を共にしている点で共通しています。

つまり、言葉の違いはありますが、お二人が持つ気持ちや夫婦として生活をしている状態であれば、事実婚と内縁はほぼ同じと考えていいでしょう。

事実婚や内縁を選択して良い部分はある?

婚姻届を提出しない事実婚や内縁を選択し得られるメリットとは何かを見ていきましょう。

  • 夫婦それぞれの姓が名乗れる
  • 親戚付き合いなど
  • 戸籍を外れなくて済む
  • 生活のペースを維持しやすい

戸籍の変更がない事実婚は、姓の変更によって伴う免許証やクレジットカード等の名義変更などの手続きが不要となります。

また、どちらか一方の籍に入るわけではないので、双方との親族関係も生まれません。適度な距離を保つことで、親族との衝突を防ぐこともできるでしょう。

また、法律上の縛りを感じない関係性からお互いの生活ペースを尊重しやすい環境も維持しやすいといえます。

事実婚や内縁の場合は法的保護は受けにくい

婚姻届のイメージ© iStock.com/GoodLifeStudio

日本において多くのカップルが選ぶ法律婚。なぜ、ほとんどのカップルが法律婚を選ぶのでしょうか。
現在の日本において、法律婚をした場合と事実婚の場合とではいくつかの違いがあります。

  • 子供の扱いが法律婚と違う
  • 相続関係が発生しない
  • 配偶者控除等が受けられない

事実婚は法的に認められていない夫婦のため、パートナーであることを立証できません。そのため、受けられない制度が出てきます。

子供が産まれた際、子供は母親の戸籍に入るため、父親との親子関係はありません。父親の認知が必要な場合は手続きが多くなり不便に感じるかもしれません。

ですが、続柄が記載された住民票の提出や遺言書の作成などで、法律婚とほぼ同様の扱いを受けれる制度もありますので、事前に事実婚のデメリットについてもしっかり調べておきましょうね。

事実婚と内縁に大きな違いはないが法律婚とは大きく異なる

結婚するカップル© iStock.com/Олег Буянов

事実婚と内縁の違いについて、さまざまな点と併せながらご紹介してきましたが、二つに大きな違いはありません。

姓の変更で生じる手続きがないことでストレスは感じませんし、パートナーとしてお互い尊重しながら生活していける点においても、事実婚と内縁に違いはなく、また扱いも同じであるといえるでしょう。

しかし一方で、共同親権を持てない、相続や配偶者控除を受けれないなどのデメリットもあります。メリットやデメリットを知って、お二人が望む結婚のカタチを探し選んでくださいね。

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